外国産・クワガタ飼育大図鑑モニターとして

2005年07月31日

外国産クワガタ・カブトムシ飼育大図鑑 
 「日本で初めて出版された外国産昆虫の本格飼育図鑑」と銘打たれた、この書籍について、まず最初に感じた感想は、良くこれだけの種類の昆虫飼育を、基本と例外の整理して、巨大化飼育等ブリーダーのニーズに対応するよう、様々な情報を加味しながら綺麗に纏めきった、この本に賛辞を惜しまずにはいられませんでした。
 正直期待以上の本です。
 この手の図鑑に良くある手法で、無意味な画像をふんだんに使って、書いてある中身の薄い本がありますが、この本に関しては、言葉だけでは伝わりにくい、産卵セットや亜種の違いを並べて比較したり、読んでいる人が判断に迷う、必要な所を重視した画像ガイドとして使用しています。
 ですので、昆虫写真の補足説明的な物とは異なり、読み物として非常に面白く、私自身は1時間半位読みふけってしまいました。
 特に驚いたのは、殆どの図鑑が避けて通る、タランドゥスオオツヤクワガタや、オウゴンオニクワガタの産卵・飼育法が図解付きで詳しく解説しているほか、普通の発酵マットばかりでなく、ネブトマット作成法にまで言及しているなど、今更聞けない事・知りたかった事を、きっちり幅広く網羅しているという点に好感を持ちました。
 索引を見てみると、参考文献に一般書籍の他に、昆虫フィールドやBekuwaといった月刊誌からも情報を積極的に引き出しており、それが読む側のニーズを的確に把握する結果となったのかも知れませんが、作り手側の熱意を非常に感じさせる制作スタンスであることに、異論を挟む余地が無い事は確かだと思います。
 唯一の難点は値段で、図鑑としては非常に高価な税込み7,350円。
 それでも半端な写真だけ図鑑よりも、比較にならない程読み物として充実している本品なら、充分に価値は感じられます。
 只、この点は実際に手を取った方の、それまでの経験が大きなファクターとなり、感じ方は様々でしょうが、過半の人にとっては1冊手元に有れば、非常に心強いと思います。

 以上、モニターとして、読後の感想を素直に書かせて頂きました。
 本来は、ブログサイトでの掲載を目的とされていたようですので、機会を近日中に作って、ブログによる内容検証等を行おうと思います。
 ご意見の有る方は、是非BBSにお持ち込み下さい。
 この様な機会を与えて頂いた、世界文化社の担当の方々に改めて御礼を申し上げます。
 
 外国産クワガタ・カブトムシ飼育大図鑑 詳しい中身の確認は下記まで。
 http://book.sekaibunka.com/2005/06/post_cc1a.html


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