フォルモサ市(フォルモサ州)川岸・展望台・湖沼など水辺の風景


フォルモサ市-01:川岸・展望台・湖沼など水辺の風景 (フォルモサ州・州都)
フォルモサ市-02 市街地・大聖堂・住宅地など街の風景(フォルモサ州・州都)
フォルモサ市-03 スーパー・市場・レストラン・ホテル等の商業施設(フォルモサ州・州都)
フォルモサ市(2008年 9月29日)(2009年 4月19日)(2011年 4月25日)
フォルモサ市(FORMOSA)はアルゼンチン東北部に位置するフォルモサ州の州都です。首都ブエノス・アイレスからは千キロ以上離れていますがパラグアイは近く対岸のアルベルディは目の前に見えます。またパラグアイの首都であるアスンシオン市までは直線距離で約100キロほど、陸路で2時間程のところにあります。アスンシオン市から一番近い都会はこのフォルモサ市という事になります。アスンシオンから直線距離ですとコロネル・オビエドやビジャリカより近い位置にあります。人口は20万人を少し超える程度ですが、なかなか賑やかな都市らしい街です。ただ、広々とした平地にあり、拡大する余地が幾らでもある為に市街地は人口の割には広く、またほとんど高い建物もありません。日本から離れており、旅行するにも情報も無い、特に目立つ名所も無いので訪問する人も少ないようです。実際に訪問しますと活気があり、安全で面白い都市でです、長期に南米を旅行する際にはアスンシオンからもしくはアスンシオンへ向かう際に立ち寄ると良いでしょう。パラグアイ特にアスンシオン市に住んでいる方、アスンシオンを訪問する方には1泊2日で行けますので是非訪問して欲しいものですね。
クロリンダ市を抜けますとフォルモサに向かう国道を走ります。クロリンダから100キロ強なのですが、この間には何もありません。よく「何もない」という表現を使いますがそれでも民家とか牧場などがありますが、ここの場合には本当になりもありません。あるのか警察の検問所と送電基地くらいで、後は民家もガソリンスタンドもありません、ただひたすらにヤシなどの灌木が続く平地が広がっており、山もありません、道路はほとんどが直線でスピードの出し過ぎに注意する必要があります。交通量は少な交差する道路も無いので信号は全く無く警察の検問以外止まる必要もありません。高速道路ではありませんが、クロリンダを出てフォルモサ近郊まで100キロは一時間で着く事が出来ます。ただ何も無いのでガソリンは十分に入れ店もありませんので、飲料水、軽食などを用意する必要があるように思います。またバスも多くあり、アスンシオンからもしくはコリエンテスからこの都市を訪問する事が出来ます。風景はパラグアイのチャコと同じです、チャコにはまだ道路際に民家や小さい集落がありますが、こちらは全く無くちょっと寂しい印象です。

(タイル:フォルモサ州の位置)

(タイル:1939年のフォルモサ港)
フォルモサ市に関して
フォルモサ市は1879年に創設された都市で比較的新しい都市です。まだ130年くらいなのですね。フォルモサ市は綺麗に碁盤の目状に都市が広がっています。明治維新の頃に三国戦争を戦い1870年に敗戦となりパラグアイはこの地を失いアルゼンチン領となりました。多分新たに得たこの辺りの領土の中心都市として最初から獲得したこの地域の統治を目的に建設されたのでしょう。元々はパラグアイの領土ですがこの都市は当初からアルゼンチンの都市という事になります。この為に三国戦争前に建設された近くのコリエンテスやポサーダスとは異なった雰囲気があります。しっかりとした都市計画の元に街が出来ており、すっきりとした雰囲気、碁盤目などは同じ時期に建設が始まった札幌市(1869年)と共通するように感じます。初期にはスペイン、イタリア、オーストリア等欧州からの移民がこの地に入ったと言います。
都市部は西側、航空写真の左側へ延びて拡大しています。またここでパラグアイ川が急カーブの蛇行をし、対岸のパラグアイのアルベルディ市が目の前に迫っています。特に突端の部分は非常に近く、アスンシオン付近などで川幅が広い場所ばかり見ていますと驚きます。ここに町を作ったのはこの狭さに要因があったのでしょう。三国戦争が終結し最も狭く突出しているこの地からパラグアイ人が侵攻して来る事を防御する目的で砦でも築いたのがこの都市の始まりであったのかも知れません。
元々はタンニンそして綿が主要産業であったそうですが、現在は農産加工業が中心とされています。なお、コカコーラの大きな工場があり、近隣の州にも出荷しているそうです。近郊まで入れた人口を見ますと現在は21万人となっていますが、1960年には5万人にも満たない状況にあり、現在人口は急速に増えている事が分かります。それでも過疎である事は間違いありません、「地の果て」という人もいますが確かにそのような雰囲気もあります。それだからこそ可能性を求めて他の州から移って来る人が多いのでしょう。現在は大型スーパー、ショッピング、ホテル等はありませんが、人口が20万を超えており市街地は拡張されており、大型スーパー・カレルーフそしてカジノが開店し、今後はますます変化して行く事でしょう。。
市内に名所というような場所は無く、歴史も浅いので歴史的な建造物もありません。観光と言いますとインパクトに欠けており、首都のブエノスアイレスから遠い事もあり、観光客はほぼパラグアイそれもアスンシオンからに限られているように見えます。
| 年 | 人口(人) |
| 1947 | 31328 |
| 1960 | 47801 |
| 1970 | 70534 |
| 1980 | 104741 |
| 1991 | 159545 |
| 2008 | 210071 |
アスンシオン中心部から直線で114.2キロでこれはアスンシオンからコロネル・オビエドよりも近い距離です。

(地図:アスンシオンから直線で100キロ強)

(写真:市は碁盤目状に広がり目の前にパラグアイ・アルベルディが迫る:グーグルアース)

(写真:コスタネラ延長後の様子:グーグルアース)

(写真:橋の建設計画もあるようです:グーグルアース)
実際に現地で見ますと確かにこの地点は特に狭くなっているのがよく分かります。

(写真:特に突端の部分は狭くなっている)

(写真:展望台の周囲)
この一番狭くなっている場所に展望台があります。展望台は何かの再利用なのでしょう、円筒状の大きな金属8本で出来ています。エレベーターもありますが運転されておらず、歩いて上がるようになっています。火曜日は閉鎖されており、他の日は午前と夕方に登る事が出来るようになっています。上まで登りますと市街地、パラグアイ側がよく見えます。

(写真:展望台-01)

(写真:展望台-02)

(写真:展望台-03)
展望台までは階段で登ります。119段20.5メートルの高さがあります。

(写真:展望台の階段)

(写真:展望台の上-01)

(写真:展望台の上-02)

(写真:展望台の上-03)
見晴らしの良い場所から市内を見ますと広々とした市街地を見る事が出来ます。平地がどこまでも広がっており土地が制約要因になっておらず、パラグアイ河を水運そして水源として利用出来る利点があり、今後市が拡大する可能性があると感じました。

(写真:市街地-01)

(写真:市街地-02)

(写真:市街地-03)

(写真:市街地-04:夕日が沈む-01)

(写真:市街地-04:夕日が沈む-02)

(写真:市街地-05)

(写真:市街地-06)

(写真:市街地-07)

(写真:市街地-08)

(写真:湖沼)

(写真:タンニン精製工場-01)

(写真:タンニン精製工場-02)

(写真:夜景)
河岸(コスタネラ)
対岸がパラグアイでその向こうにまた陸地が見えますが、これはアルゼンチン領です。要するにパラグアイ領の半島が付き出ている感じになっています。一番狭い場所は大きな声であれば届くほどであり、実際にパラグアイ側の音楽がよく聞こえました。航行する船を見ていましたがスピンカーブなので操作が大変そうでした。アスンシオンの方がかなり上流ですが、川幅はかなり広くゆったりと流れておりパラグアイ川の下流にこれほど狭い場所があるとは知りませんでした。ここであれば簡単に架橋出来るように見えます。今までは経済効果が無く、また他にも理由があり、実現しなかったのでしょうが、今後ここに橋が出来れば双方とも変わる事でしょう。

(写真:対岸の半島はパラグアイ領-01:その向こうはアルゼンチン領)

(写真:対岸の半島はパラグアイ領-02:その向こうはアルゼンチン領)

(写真:対岸の半島はパラグアイ領-03:その向こうはアルゼンチン領)
2012年に同じ場所で撮影した写真を見ますとパラグアイ領アルベルディの向こう側に在るアルゼンチン領にコスタネラが続いていて大きな国旗や噴水が在る広場が見えますが随分遠いです。この展望台からずっとコスタネラが続いていてパラグアイ・アルベルディを取り囲むようになっています。

(写真:対岸の半島はパラグアイ領-02:その向こうはアルゼンチン領・2012年)

(写真:対岸の半島はパラグアイ領-03:その向こうはアルゼンチン領)

(写真:パラグアイの船が行く)
ただスピンカーブで狭くなっているので水の流れも非常に速く操船するのも大変でしょう。一隻通過しているのを見ていましたが上手に急ブレーキを掛けて方向転換していました。

(写真:航行中の船舶)

(写真:下流方を観る)

(写真:釣りをする人-01)

(写真:釣りをする人-02)

(写真:多くの人が柵を乗り越えて川岸に)
向かいはパラグアイ・ニェエンブク県の町であるアルベルディで人口は7500人です。まばらに人家が見えます。

(写真:対岸のパラグアイ・ニェエンブク県アルベルディの様子)
川岸はコスタネラと呼ばれ公園となっており、夜は飲食店が多く多くの人で非常に混雑します。特に週末は大渋滞になります。現在上流側に大幅に延長が進められています。

(写真:コスタネラ-01)

(写真:コスタネラ-02)

(写真:コスタネラ-03)

(写真:コスタネラ-04)

(写真:コスタネラ-05)

(写真:コスタネラ-06)

(写真:コスタネラ-07)

(写真:コスタネラ-08)

(写真:コスタネラ-09)

(写真:コスタネラ-10)

(写真:コスタネラ-11)

(写真:コスタネラ-12)

(写真:コスタネラ-13)

(写真:コスタネラ-14)

(写真:コスタネラ-15)

(写真:コスタネラ-16)

(写真:コスタネラ-17)

(写真:コスタネラにあるレストラン)
夜は涼を求めて家族連れ等で賑わいます。

(写真:夜のコスタネラ-01)

(写真:夜のコスタネラ-02)

(写真:夜のコスタネラ-03)

(写真:夜のコスタネラ-04)

(写真:夜のコスタネラ-05)

(写真:夜のコスタネラ-06)
またコスタネラは延長されており、完成しますと現在の倍以上の長さになります。

(写真:延長されるコスタネラ:2009)
2011年に訪問した際には上の写真の部分は完成し更に延長の工事が行われていました。

(写真:延長されたコスタネラ-01)

(写真:延長されたコスタネラ-02)

(写真:延長されたコスタネラ-03)

(写真:絵の在る家)
河岸(コスタネラ)の延長 2012年04月18日
フォルモサのコスタネラがかなり長く延長されしっかりと照明を付けベンチやゴミ箱等も整然と設置されています。人が少ないように感じますが余りに長いので人がまばらになっており、閑散とした印象ですが実際にはトータルではかなりの人が居ます。

(写真:延長されたコスタネラ・2012年-01)

(写真:延長されたコスタネラ・2012年-02)

(写真:延長されたコスタネラ・2012年-03)

(写真:延長されたコスタネラ・2012年-04)

(写真:延長されたコスタネラ・2012年-05)

(写真:延長されたコスタネラ・2012年-06)

(写真:延長されたコスタネラ・2012年-07)

(写真:延長されたコスタネラ・2012年-08)

(写真:延長されたコスタネラ・2012年-09)

(写真:大きな国旗・2012年)

(写真:対岸はパラグアイ・アルベルディ・2012年-01)

(写真:対岸はパラグアイ・アルベルディ・2012年-02)

(写真:延長されたコスタネラ夜の様子・2012年-01)

(写真:延長されたコスタネラ夜の様子・2012年-02)

(写真:延長されたコスタネラ夜の様子・2012年-03)

(写真:延長されたコスタネラ夜の様子・2012年-04)

(写真:延長されたコスタネラ夜の様子・2012年-05)

(写真:延長されたコスタネラ夜の様子・2012年-06)

(写真:延長されたコスタネラ夜の様子・2012年-07)

(写真:延長されたコスタネラ夜の様子・2012年-08)
一番奥に在る広場の噴水では噴水ショーが行われます。音楽に合わせて光に照らされた噴水がまるで花火のように吹き出します。見ごたえのあるショーです。

(写真:噴水ショー・2012年-01)

(写真:噴水ショー・2012年-02)

(写真:噴水ショー・2012年-03)
港
フォルモサには港湾設備があります。行ってみますと多くの人が並んでいました。尋ねますと対岸のアルベルディに行くのだそうです。国境を越えるので税関もあります。何時出港するのか尋ねますと「分からない」との返事、人が一杯になると出発するのでしょうね。

(写真:港湾設備)

(写真:長い行列が出来ている-01)

(写真:長い行列が出来ている-02)

(写真:港湾設備)

(写真:港への入口)

(写真:港への入口:夜)
オカ湖
街の周りには幾つかの湖があります。グーグルアースで見るとこれは河の蛇行の跡であることが分かります。現在でも蛇行していますが、蛇行が進むと直線化し、残された部分が湖として残されているという訳です。

(写真:市街地の周りには湖が多い)
中でも市民に人気があるのがオカ湖です。非常に水が澄んでおり淡水という事もあり、水着姿の多くの市民で賑わっています。パラグアイ河は濁りもあり、流れも速い上に国境という事もあり、レジャーでは釣りが主で泳ぐのには使用されていないようです。

(写真:中央に在るのがオカ湖:グーグルアース)

(写真:オカ湖-01)

(写真:オカ湖-02)

(写真:オカ湖-03)

(写真:オカ湖-04)

(写真:オカ湖-05)

(写真:オカ湖-06)

(写真:オカ湖-07)
ボードや水上スキーを楽しんでいる人達も居ました。

(写真:オカ湖-08)

(写真:オカ湖-09)

(写真:オカ湖-10)

(写真:オカ湖-11)

(写真:馬が草を食べている)