フランス・ルアーブル-01 概論・世界遺産・駅・大通り :パラグアイに行こう・南米人のフランス紀行


ル・アーブル-01 概論・世界遺産・駅・大通り (フランス・オート=ノルマンディー地域圏セーヌ=マリティーム県)
クロード・モネが1873年にル・アーブル港の朝を描いた『印象・日の出』という作品が印象派と呼ばれる名前の由来になっているそうです。この街はセーヌ河口に在りパリの外港で対岸は英国です。人口は約19万人で日本で同規模の都市と言いますと弘前市、山口市などがあります。ルーアンを首都とするオート=ノルマンディー地域圏セーヌ=マリティーム県に属していて県庁ではありません。

(絵画:『印象・日の出』)
世界遺産・ルアーブル (2015年05月04日)
世界遺産と言いますと人類全体が大切に保存して行かなければならない場所というイメージがあり、大体は有名な観光地になっています。フランスの場合ですとパリだけでは無く全国各地にこのような場所があります。ベルサイユ宮殿、モンサンミシェル、アヴィニョンなど有名な場所が直ぐに浮かびます。文化遺産すなわち歴史的な観光地と考えてしまいますが、2005年に文化遺産として登録されたルアーブルは少々趣が異なります、遺産の名称は「オーギュスト・ペレによって再建された都市ル・アーヴル」で、20世紀における都市計画の優れた例証として評価されたとあります。第二次世界大戦当時英国の対岸に在るこの都市はドイツの対英戦の最前線となり英国により苛烈な爆撃に遭い市街地のほとんどは廃墟となったそうです。都市を再建する際に都市計画を行い、碁盤目状に区画整理を行い、コンクリートで等質的な建物を建設するという方法で都市を造り上げたのだそうです。街の規模からしますと道路がしっかりと整備されており、トラムと呼ばれる路面電車が市内をカバーしており、交通渋滞はほとんど無いように見えます。
世界遺産が大好きな日本人は市街地が世界遺産に指定されていると聞いて観光目的で訪問する事もあるようですが、ブログや旅行記等を見ても大体が「うーん」という感想が書かれています。コンクリートで均質的な建物が並んでいる場所は日本各地にあり、余り魅力的な場所では無く何故このような場所が世界遺産に選ばれているのか分からない、面白くないというのが多くの皆さんの感想です。フランス各地には世界遺産以外でも古い中世からの素敵な街並みが残っている場所が多くありますのでこのようなご意見はもっともだと思います。日本人から見ますとフランスの都市の中で一番面白くない、フランスらしくない都市と思われる事でしょう。しかしながら考えてみますとフランスらしくないので世界遺産なのでしょう。我々外国から来た者が訪問して素敵だと感じるフランスの街は全国どこにでもあり、ごくありふれた陳腐なものなのに対してこの街は国内では異彩を放ち特殊なので世界遺産なのでしょうね。個人的には余りフランスらしくないすっきりとしたこの街を散策するも魅力的であると思っています。

フランス観光局のサイト
「コンクリートの詩人」によって息を吹き返した町。第二次世界大戦中ノルマンディ上陸作戦を契機に砲撃と空爆によって、街の8割が破壊され8万人の市民が住居を失ったル・アーブルは町として完全な機能を取り戻すまでに20年の歳月を要しました。復興・再建の中心的役割を担ったのは、建築家オーギュスト・ペレです。すでに20世紀初頭に、シャン・ゼリゼ劇場の改築にコンクリートという前衛的な素材を使用して議論を醸したペレは「コンクリートの詩人」と呼ばれていました。ル・アーヴルの133ヘクタールに上る再開発地域を、コンクリートで斬新かつ機能的な街並みに蘇らせました。現在、町の中心に燦然と110メートル高さでそびえたつサン・ジョセフ教会の八角形の塔は、いわば町の復興の象徴です。1951年に建築がはじまり1957年に竣工したサン・ジョセフ教会は、20世紀建築の傑作のひとつです。中に入ると、12,768枚もの色鮮やかなステンドグラスが、コンクリートを明るく照らしています。2005年、ユネスコは「オーギュスト・ペレによって再建された都市ル・アーヴル」として市の中心部を世界遺産リストに登録しました。ル・アーブルは、ユネスコの世界遺産であるだけでなく、印象派発祥の地であり、クルージング港であり、海水浴場でもあり、ノルマンディー地方の中心という理想的な立地条件と相まって、新たな観光地として人々の注目を浴びています。ル・アーブルに滞在すれば、活気あふれる野心的な町を見学できると同時に、オンフルールやエトルタ、ルーアン、ジベルニーなどの周辺の観光地にも簡単にアクセスできます。ル・アーブルは、パリ大都市圏の膝元にある海辺の近代的な大都会です。二―メイヤーやヌーヴェルなどの建築家がペレの後をつぎ、そのリアリズムは目を見張るほどです。海辺の文化都市ル・アーブルは、その魅力で、訪れる者を虜にします。
ル・アーブル駅 (2015年05月08日)
パリのサン=ラザール駅から電車に乗りパリ=サン=ラザール - ル・アーブル線の終点がこのル・アーブル駅です1847年に開業したのだそうです。路線延長は228キロで東海道線であれば東京-掛川に当たります。パリからは日中1時間に1本電車があり、大体2時間くらいで到着します。パリ都市圏とは言えませんが十分日帰りが可能な場所ですね。ル・アーブル駅は天井が高く広々とした駅です。

(写真:ル・アーブル駅外観)

(写真:ル・アーブル駅前)

(写真:ル・アーブル駅構内-01)

(写真:ル・アーブル駅構内-02)

(写真:ル・アーブル駅構内-03)

(写真:ル・アーブル駅構内-04)

(写真:ル・アーブル駅構内-05)

(写真:ル・アーブル駅構内-切符販売)

(写真:ル・アーブル駅プラットフォーム-01)

(写真:ル・アーブル駅プラットフォーム-02)

(写真:ル・アーブルまでの車両内の様子)
共和国通り cours de la republique le havre
(2015年05月08日)
駅前の大通りの様子です。近代的なビルが整然と建ち並んでおり、路面電車が走っており賑わっています。
c
(写真:駅近く-01)

(写真:駅近く-02)

(写真:駅近く-03)

(写真:駅近く-04)

(写真:駅近く-05)
小学生が整然と歩いていました。アフリカ系などマイノリティーの方はパリなどの大都市と比較して少ないように思います。

(写真:子供達)

(写真:通りの様子-01)

(写真:通りの様子-02)

(写真:通りの様子-03)

(写真:通りの様子-04)

(写真:通りの様子-05)

(写真:通りの様子-06)
大通りの途中にルアーブル大学がありました。1984年設立と新しい大学で学生数は約7千人と都市の規模を考えますと大きな大学です。

(写真:ルアーブル大学)

(写真:通りの様子-07)

(写真:通りの様子-08)

(写真:通りの様子-09)

(写真:通りの様子-10)

(写真:通りの様子-11)

(写真:通りの様子-12)

(写真:通りの様子-13)

(写真:通りの様子-14)

(写真:通りの様子-15)

(写真:通りの様子-16)

(写真:通りの様子-17)
しばらく行きますとトンネルになっています。反対側にも都市が広がっています。

(写真:通りの終点付近-01)

(写真:通りの終点付近-02)

(写真:通りの終点付近-03)
ストラスブール通り boulevard de strasbourg le havre (2015年05月08日)
路面電車は駅前で大きくカーブしてストラスブール通りという大通りに入ります。廃墟となった市街地の中央部を通る道です。この通り沿いに裁判所、市役所があります。

(写真:共和国通りとの角)

(写真:通りの様子-01)

(写真:通りの様子-02)

(写真:通りの様子-03)

(写真:通りの様子-04)

(写真:通りの様子-05)

(写真:通りの様子-06)

(写真:通りの様子-07)

(写真:通りの様子-08)

(写真:通りの様子-09)

(写真:通りの様子-10)

(写真:裁判所)

(写真:トルコ風レストラン)

(写真:カフェの前)
世界遺産の街並み (2015年05月08日)
整然とした街並みが世界遺産となっている市街地を紹介します。確かに計画された都市という雰囲気があります。

(写真:市役所-01)

(写真:市役所-02)

(写真:市役所前・路面電車駅)

(写真:市役所付近-01)

(写真:市役所付近-02)
フォッシュ通り(Foch)は整然としています。

(写真:フォッシュ通り-01)

(写真:フォッシュ通り-02)

(写真:フォッシュ通り-03)

(写真:フォッシュ通り-04)

(写真:フォッシュ通りから-01)

(写真:フォッシュ通りから-02)

(写真:フォッシュ通りから-03)

(写真:フォッシュ通りから-04)

(写真:整然とした市街地)