地球の反対側から日本を見て-15 (2014年)

安倍政権の政策で経済が復活し元気さを取り戻した日本、本格的な成長過程に移行出来るのでしょうか?
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151・信長協奏曲 (2014年12月27日)
今年のドラマで印象に残っているのは、池井戸作品で女性が主人公の「花咲舞が黙ってない」、久しぶりに登場の「HERO」、バカリズムのコント的な今までに無い感じのタイムスリップドラマ「素敵な選TAX」そして余り期待していなかったが漫画チックに徹していた「Iきょうは会社休みます。」などです。「HERO」はキムタクの出世作と言われているドラマで再演は無いと言われていたのだそうですが、キムタクも人気復活を掛けてこの伝説のドラマに再挑戦したのでしょう。お決まりの「あるよ」など雰囲気は2001年の作品を踏襲していてなかなか面白かったと思います。『素敵な選TAXI』はタクシーで少し前に戻りやり直すというドラマですが、ドラマの仕立てが小さいコントの積み重ねで秀作であったと思います。「犯罪刑事」なる劇中劇があり今まで無かった感じでした。「Iきょうは会社休みます。」は少女マンガチックなドラマで、設定もかなり非現実的なのすが何故か面白く観ました。
この中で今年一番の作品と思うのが「信長協奏曲」です。今年もパート2が放送された「信長のシェフ」なる似たようなドラマがあり、見るまでは今これと同じようなものかと想像していました。「信長のシェフ」は洋食のコックが戦国にタイムスリップして信長の料理人になるという話ですが現実感は全く無く、しらけてしまいました。「信長協奏曲」の設定はもっと漫画的で高校生がタイムスリップしてたまたまそっくりな人物に出会いそれが織田信長で、頼まれて入れ替わり信長として生きて行くという話で設定が奇想天外で「信長のシェフ」と同様にしらけてしまうのではないかと思っていましたがアニメも制作、映画も上映するとえらく気合が入っているのでとにかく見る事にしました。同じ戦国時代を取り扱った「軍師官兵衛」というNHK大河ドラマが放送されている中ですので、よほどの自信作だったのでしょう。
現代から行った青年は信長となり平和を愛し、人殺しを嫌い何とか戦を避けて行こうとします。歴史上の信長は延暦寺の焼き討ちなど非情な人物とされていますが、このような時には入れ替わり本来の信長が行うというなかなか上手い手法を使っているのには感心しました。本来の信長は頭巾をかぶり明智光秀として生きて行く事になり、来年上映される映画では本能寺の変でこの二人が激突するのでしょう。全く奇想天外な設定ですが何故か臨場感があり、本物感を感じます。尾張半国から浅井攻めまでを取り扱っていて撮影の都合もあるのでしょう、本拠地が同じ小城のままであったり、全く子供が出来なかったり、かなりの時間が経過しているのにも関わらず最初の高校生のまま歳を取らなかったり、家来などが現代の言葉と同じものを使っていたるなど勿論おかしな点が多々ありますが何故かそれを超えるものがありました。一つには小栗洵の演技にあるのでしょう、二役を演じ、頭巾をかぶっている時には眼だけで演技をしていたのですが、二役をしっかりと演じ切っていました。向井理などの脇役陣も錚々たる顔ぶれでした。このドラマ、何かに似ているとよく考えてみますと韓国のファンタジー歴史ドラマです。歴史的な事実、時代設定など度外視してファンタジーとしてドラマを作りそれが結構臨場感があり、面白い、これと同じ感じでした。史実に基づいて創る事になっている大河ドラマ、逆に粗が目立ち興醒めになることが多々あるように感じます。このようにファンタジーとして割り切っているがしっかりと作る歴史ドラマの方がこれからは受け入れられるのかも知れませんね。

151・日本の借金で月や太陽に届くか・天文学的な日本の借金 (2014年11月24日)
日本の借金は巨大過ぎてなかなか実感が伴いませんが一万円札を並べて行くと月にまで到達するのでないかと想像するようになりました、本当に天文学的な額なのか検証してみたくなったのです。月に届くか計算してみましょう。月までの長さですがそれぞれの星の中心を結ぶ距離は平均で38.44万キロメートルなのだそうです。これに対して一万円札ですが現在日本で使用されている札は縦が76ミリ、横要するに長さは160ミリなのだそうです。日本の借金は約1200兆円と言われていますのでこれを1,200億枚ずらっと月まで届くか計算してみます。

(写真:一万円の長さは16センチ)

(写真:一万円の長さは16センチ)
| メートル | キロ | 万キロ | ||
| 万円 | 1 | 0.16 | ||
| 10 | 1.6 | |||
| 100 | 16 | |||
| 1,000 | 160 | |||
| 億円 | 10,000 | 1600 | 1.6 | |
| 1 | 1600 | 1.6 | ||
| 10 | 16 | |||
| 100 | 160 | |||
| 1,000 | 1600 | |||
| 10,000 | 16,000 | 1.6 | ||
| 兆円 | 1 | 1.6 | 1.6 | |
| 10 | 16 | |||
| 100 | 160 | |||
| 1,000 | 1,600 | |||
| 1,200 | 1,920 |
(表:金額に応じた長さの計算)
一万円は16センチ、一億円は1.6キロ、一兆円は1.6万キロそして1000兆円は1600万キロ、1200兆円、借金総額を並べると1,920万キロであると分かります。月までの距離は38.44万キロですので借金を並べて行った方が遥に長い事が分かります。割り算をしますと49.9回、要するに25往復出来る計算になります。要するにトリビア的に言いますと「日本の借金を一万札で並べると月まで25往復出来る」という事になります。今度は千円札を日本の借金総額並べると太陽に届くか計算してみます。千円札というのは一万円札と比較すると多少短く15センチなのだそうです。従いまして借金総額を並べると1億8千万キロとなります。地球と太陽の距離は1億4960万kmで充分に届く事が分かります。日本の借金の巨大さが分かります、まさに天文学的な数字ですね。
150・大阪 (2014年07月20日)
東京で生まれ育つとどうしても「東京」=「日本」と思い込んでしまいがちになります。確かに東京は日本の縮図であり、大都市圏には日本全体の1/4以上が住んでいる世界的な超巨大都市であり、日本を体表する都市であることは間違いありません。世界の都市の域内総生産(GRP、Gross
Regional Product)の順位を見ますと東京は堂々の世界一ですが、大阪も世界7位と世界的な都市であることが分かります。中学に時に初めて大阪に行った時に「これが同じ日本なのか」思いました。東京駅から新幹線に乗れば直ぐに行く事が出来るのですが、今でも相当違う世界が広がっているように感じます。個人的には大阪らしい景色というのは一番が道頓堀の看板が並んでいる景色、特にグリコの看板は印象的ですね、そして次に通天閣が見える風景です。商店街も雰囲気が異なりますがこちらの方が日本の原型に近いのかも知れません。
東京の一極集中の弊害が叫ばれ地方に分散させて行く必要があると言われており、橋下市長は大阪の復権を第一目標に掲げて政治活動をされています。一気に道州制を導入するのが難しいのであれば副都として大阪を見直して行く必要があるのかも知れません。江戸時代以降は現在在る大都市がほとんど城下町であったのに対して商人が住む街として発展して来た大阪、東京と比較して明るい自由な雰囲気があるように見えます。大阪を改めて世界的な都市に育て上げて行く事が日本の将来には大切なのかも知れませんね。

(写真:道頓堀)

(写真:通天閣)
149・歴史的建造物 (2014年07月20日)
江戸時代のドラマ要するに時代劇を目にする機会が少なっていますが水戸黄門、暴れん坊将軍など昔は好きでよく見ていました。出て来る建物は古く、江戸時代は古い時代で旧式の古い建物が並んでいると無意識の内に思い込んでいました。ロケなどに利用出来る建物は少なくとも百年は経過しているので古いのは当然でしょうが、最初から古かった訳ではないはずです。中学生の時に東京から修学旅行の定番は京都でした。京都に行きますと古い神社仏閣を巡りますがその中で一番印象に残っているのは金閣寺です。現在見る事が出来るのは昔からの建物は焼失し新しく忠実に再建された建物です。室町時代には今のような綺麗で新しい建物であったのだと気が付きました。江戸時代の江戸の町は新しい当時としては最先端の建物が建ち並んでいたという訳です。殿様も綺麗な新築の建物で過ごされていた事でしょう。
現在、名古屋城では本丸御殿が再建されています。以前お城の再建と言いますと外見だけはそれなりに建てて実は鉄筋コンクリート製というケースが多かったように思いますが今は出来るだけ創建当初の状況を忠実に復元するよう努めているように見えます。名古屋城は一部が完成して公開されていますが、その美しさは格別のものがあります。昔見ていた時代劇に出て来る古ぼけた部屋とは大違いですね。戦乱や火災で多くの歴史的な建造物が焼失して城跡などが各地に残されていますが出来る事ならば復元して欲しいものです。資料などの研究が進み例えば安土城などもかなり正確に当時の様子を伺い知る事が出来るようになって来ています。出来る事ならば安土に信長当時の天守閣を再建して欲しいものですね。日本の文化は鎖国した影響もあり、近隣諸国ともかなり異なっています、多くの文化遺産を現代に甦らせる事が出来れば日本に日本文化を再認識するチャンスになりますし、外国からの観光客にアピールしてより多くの人を呼び込む事が出来ると思います。

(写真:名古屋城本丸御殿-01)

(写真:名古屋城本丸御殿-02)
148・日本は大学もガラパゴス (2014年02月16日)
インターネットの発達は社会の在り方を大きく変えて来ましたが教育の世界にも大きな影響を与えているように思います。日本において数十年前に留学と言いますと大学院で優秀な成績を収めた人が国費で将来研究者となった時の箔を付ける為に遊学に行くという感覚であったと思います。教授になった時に欧米の大学に在籍したという経歴を誇示するのが目的でしっかりとした研究をする為ではなかったように思います。日本が米国と並ぶ経済大国で日本企業が羨望の的であった時代では日本の有名企業に就職する事を考えれば敢えて若い時代に自ら外国の大学に進学する理由は無かったのでしょう。
21世紀に入りインターネットの利用が進み、ますますグローバル化が進行しているように感じます。世界中の優秀な高校生は自国の大学だけでは無く世界の大学の中でどこに進学するのかインターネットで調べ絞り込んで選んでいるように思います。現在世界で人気が高いのが英米の一流大学のようです。日本の大学は今まで日本の高校生向けのもので日本の企業・役所に就職する事を前提に成り立っています。また世界標準が9月入学の中、4月入学という世界でもほとんど例の無い制度となっています。携帯電話の世界の中で孤立し独自の進化を遂げたので「ガラパゴス系」、ガラ系と呼ばれていましたが大学に関しても同じようなガラパゴス系が進行しているように見えます。一部の私立大学では例えば立命館では九州に立命館アジア太平洋大学という専門の大学を設立し国際経営と観光の専門家を育成するという明確な方針を立て多くの学生を集めています。国際基督教大学、上智大学ではかなり以前から英語での教育に取り組んでおり、実績を積み上げています。日本の大学の国際化が必要だとしてその後様々な国際何とか学部が誕生しています。国際関係学部、国際教養学部、国際文化学部、国際観光学部、国際経済学部、国際情報学部、国際経営学部そのほかそのほか色々な名称の学部があります。少子高齢化で学生が減る中で国際と付けば学生が集まる時代があったのでしょう。中には一年間の留学を義務付けている学校もあるようです。内容は多くの大学では英語を中心とする外国語教育と一般教養で「第二外国語学部」と揶揄されている学校もあるようです。
政府としても日本の大学の国際化が進んで居ないとして留学生を呼び込もうと真剣に取り組むようになり、英語で大学を卒業出来るようなプログラムを奨励し条件を満たした大学には支援を行っているようです。リーダーシップを育てる等の文言が並んでいるコースもありますが外国人から見て「何が日本の魅力」なのか理解していないように見えます。多分日本に関心を持つ高校生が居るとすれば大別して二通りでマンガ等から日本文化に憧れる人か経済大国として成功した日本のノーハウを実務を学びたいと人でしょう。日本式経営の真髄に迫りますというようなカリキュラムを組めばもっと学生を集められるのではないかと思っています。入学時期、英語教育、日本人の高校生対象で日本企業の予備校となっている現在の大学の模索は続いています。明確な方向性が無い中、多くの大学は危機感を持って臨んでいますが、国際大学ランキング等を見ていますとむしろ下落の一途で成果が出ていないように見えます。大学をどうするのか教育の骨幹ですし日本の大学に活気か在る事は日本の将来に非常に重要な事であると思います、国民的な議論が必要なのかも知れませんね。

(写真:慶應義塾大学)

(写真:早稲田大学)