地球の反対側から日本を見て-19 (2018年 






地球の反対側から日本を見て-19 (2018年)




2018年は世界政治の大転換期、リベラル派が退潮、プーチン、習近平、トランプのパワーゲームはこの先どうなるのでしょう。

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170・大久保利通 (2018年 3月31日)
現在NHK大河ドラマは「西郷どん」、明治150年の記念の年と言う事で薩摩・西郷隆盛(隆永)が主人公となっています。西郷さんは非常に人気があり、大河ドラマでも2度目の主人公作品となっています。明治維新に対しては以前はポジティブな評価が多かったのですが最近は薩長をテロ集団として否定的な意見が多く見られるようになっていますが、やはり明治以降日本が発展した事は事実でもあると思っています。

天皇制の復活、東京奠都、廃藩置県、四民平等、廃刀令、学制の導入、徴兵制などの政策を矢継ぎ早に出して実行しています。鎌倉時代以来の武士の時代を終わらせて近代国家に向かった明治新政府はものすごいパワフルな政権であったと思います。これらの政策を実行する為に何人かの重要な人物が活躍していますが、その中で常に政権の中心に居て多くの政策決定を行ったのが大久保利通です。特に内務省を設立し産業振興に努め日本の近代化に大きく貢献しています。勿論、薩摩藩下級武士出身で、幕末の時点では薩長テロ集団の一員であり、武力討伐を画策し戊辰戦争という無益な戦争を起こした首謀者の一人ではありますが、王政復古以降の大久保は日本の近代化に多大な功績を遺したのは事実です。

明治の中期以降、日本は軍事国家として好ましくない方向に向かって行きますが、もし大久保が生きていれば、山縣有朋などの長州の血の気の多い人を抑える事が出来、日本が違った国家戦略を取っていたかも知れませんね。この大久保利通、明治の最大功労者なのですが、地元の鹿児島では人気がありません。明治10年、不満を募らせる士族と共に戦い敗れた西郷の人気は高く、薩摩軍を討伐した大久保は鹿児島の人に嫌われているようです。

市内鹿児島中央駅の近くに大久保利通の銅像がありますが、没後100年の時にようやく完成したものなのだそうです。鹿児島を観光に訪れても「西郷さん」は人気があり、その銅像は観光のメインスポットですが、大久保の銅像はほぼ無視されています。大久保ファンとして見物に行きましたが、センスが良くスタイルの良い大久保の銅像は確かに鹿児島の雰囲気には余り合わないのかも知れませんね。



(写真:西郷隆盛:鹿児島市)



(写真:大久保利通:鹿児島市)



169・新元号の予想 「永開」「上永」 (2018年 3月31日)
新天皇のご即位が来年5月1日に行われ、即日改元されると言います。生前ご退位は初めてなのであらかじめ元号が決められ公布されるのも初めての事となります。いまだに公文書などは元号で記されているので我々の生活にも大きな影響があります。平成は31年で終わりという事が決まっている訳ですが、次が決まっていないので色々と影響が出ています。先月運転免許書を期日前更新したのですが、ゴールドなので4年間余り有効、期日がどのようになるのか注目していましたが何と「平成34年まで有効」と記されていました。次の年号が公表されていないので仕方が無いのかも知れません。何でもカレンダー業界はかなり困っているそうで、来年のカレンダーを準備出来ない状況のようです。

大正天皇が崩御された際に内定していた「光文」という元号を毎日新聞が事前にスクープし、急遽「昭和」に変更された事例があり、公表には慎重になっているのでしょう。新元号を制定するには幾つかのルールがあるようで、今までの天皇のおくり名を使用しない、明治、大正、昭和、平成の頭文字となるMTSHから始まるものは使用しないというものです。また一文字は今まで元号として使用していないものを使うようです。ただし初めてでも今まで候補に挙げられていたものを使用する事が多いようで、現在の平成も慶應の時に候補に挙げられていたそうです。『永 文 延 建 応 安 仁 』などが候補ですが、文は文人親王殿下(秋篠宮)のお名前で、延と建は難しい、

個人的には一文字目は「あ行」になるのではと思っています。「あ行」で上の候補は安と永で、このどちらかが一文字目になると推測しています。インターネットでは「安久」とか「安始」など安から始まる可能性が高いとの意見が多いのですが、現在の首相は安倍さん、安から始まる元号は避けるのではないかと思っています。結論として、個人的には最初の文字は永になると見ています。二文字目は、昭和であれば「昭」平成であれば「成」の字のように今まで使用されていない文字が使われると思います。平易な文字で今まで使用されていない文字の候補としては「上、開、定、礼、常」等が挙げられます。この内またしても礼は礼宮(秋篠宮)様で使用されているので「永上」「永開」「永常」などが考えられると思います、本命は「永開」と思っています。対抗は永と上との組み合わせ、この場合には「上永」という案が良いのかも知れません。






168・工学部の不人気、技術立国崩壊の危機  (2018年 3月25日)
工学部の不人気は以前から語られる事が多かったのですが多少は回復しているのかも知れませんがエンジニア志望が少ない現状は変わっていないように思います。日本は戦後経済大国として君臨していましたが、それを支えていたのが高い技術力でした。戦後の高度成長期には「理工ブーム」というような時代があり、優秀な学生は理工学部に進学していました。不人気になった原因は色々とあると思いますが、社会が会社が技術者を大切にしなかた事が一番の要因のように思います。

欧米の多くの国では今もエンジニアは尊敬され、給与も良く、社会的なステータスも高く、工学部はどこも人気学部のようです。日本は技術者が多く就職するメーカーやゼネコンなどでは工学部出身者は工場や現場で作業着を着て奮闘するのが一般的です。会社の経営者となるのは多くの場合、総務人事などの部署もしくは営業出身の経済学部出身者が多く、エンジニアは工場長等が精一杯という事が」多かったように思います。

工学部に入学しますと勉強は忙しく必修だらけ、経済学部や商学部の学生がゆったりと過ごしているのに対して大変忙しい毎日となります。経済学部の学生は商社、銀行、保険などの選択肢があり、そこを漏れた学生がメーカーに行きます。一方の工学部の学生は専門があるので最初から選択肢は狭く、文科系の学生よりも小さな会社に行くことになります。

仕事はハードで大体は品質、納期、予算の3つに追われ身を削っての仕事となります。給与面で優遇される事もなく、地方の工場や工事現場などで働き、技術革新に付いて行く為に勉強も欠かせません。このように何もメリットが無いので学生が工学部に行かないのは当然だと思います。土木工学科等は余りにも人気が無いので閉鎖するか名前を変えています。工学部不人気の結果、企業に十分に人材が供給されず、日本製品が世界で負けるようになり、先人が築いた信用が無くなりそうになっています。

大学入試に関してもAO入試という名前のアホ入試、科目を減らしての不勉強入試が増えています。以前の日本は高校までの教育がしっかりしており、基礎学力がしっかりと身についてから大学に進学していましたが、現在は基礎教養も怪しくなっているものと想像します。理工学部の学生の質は相当低下している事でしょう。日本社会は再度世界で戦える国造りを目指すべきであると思います。食料と原材料、エネルギーをほぼんど輸入に頼っている現状では日本製品が売れなくなり、貿易赤字が続くような状況となりますと、とたちまち国が立ち行かなくなるでしょう。エンジニアをなりたい職業に変え、学生が工学部を目指すように対策を取るべきであるように思います。







167・将棋ブーム-02  (2018年 3月25日)
羽生竜王が国民栄誉賞を取るなど話題の多い将棋、その中でもやはり藤井六段の活躍が抜きに出ています。デビューから負け無しの29連勝と新記録を打ち立て大きな話題となっていましたが、今度は全棋士参加のトーナメント・朝日杯で佐藤名人、羽生竜王等に勝利して優勝、再び大きな話題となりました。ただ持ち時間の短い、若手に有利と言われる「早指し戦」であったので一番若い藤井六段に有利だったのだろうとの意見もありました。デビュー当時は序盤、中盤では相手有利になっていても詰将棋で鍛えた終盤力で逆転する対局が多く、何とか勝った将棋も多かったように思います。佐々木勇気六段に負けて連勝は途絶え、そこからは何となく迷っているような対局が続き、連敗もあり、勝ったり負けたりの状況となり、「藤井さんも壁にぶつかった」と見ていました。

最初の内は実力下位者との対戦であったのが中、上位者との対戦が増えて来たので負けて来るのも当然と見ていました。今年に入り、高校への進学を決め、気持ちがすっきりしたのか、将棋が一段と強くなったように見えます。特に序盤、中盤の差し回しが素晴らしく、序盤からリードし、圧倒する将棋が増えて来ました。この中で特に注目していたのが糸谷八段との王座戦予選の一局、相手の糸谷八段は早見え、早指しで有名、元竜王であり、来期はA級昇格も決めている関西若手の実力者です。持ち時間が長い将棋でどのように指すのか注目していましたが、踏み込みが鋭く中盤が無くいきなり終盤、踏み込み相手の玉に迫り、長手順の難解な詰めを読み切り、テレビ解説をしていた若手棋士等は全く理解出来ない中、糸谷八段のお株を奪う早指して全く反撃させないまま、短手数で勝利を決めてしまいました。糸谷八段を完全封じ込めた完勝でした。勝負師として相手を叩き潰すというような形の勝ち方で迫力を感じました、これには驚きました。

昨年の途中頃までは、対戦相手は中学生に負けたら恥ずかしい、良く頑張っている・・等少々上から目線でしたが、現在は17連勝となり、この最強の棋士を誰が破るのかという感じに変わって来ています。この日曜日には詰将棋選手権が開催され全問正解で圧勝、3年前から続けている連続優勝を4に伸ばしました。藤井六段は詰将棋が得意で自信を持っていたのかと思いましたが「今年はまったく自信がなかった」とのこと、多分以前は詰将棋をゲームのように捉えていたのでしょうが、棋士となり詰む詰まないという対局を多く経験した事によりこのような発言となったのでしょう。とにかく現在17連勝の藤井六段、いったい誰がこの連勝を止めるのか注目しています。



(写真:藤井六段と糸谷八段)




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