はしる!パークトレイン

生涯青春の湯 つるつる温泉(東京都日の出町)
青春号・ひので号

つるつる温泉前にて「ひので号」

僕は今どしゃぶりのなか温泉前にいます。それはなにゆえ?
場所は東京都の山奥、日の出町、つるつる温泉。そこには今では日本で唯一の連結トレーラーバスが2台も運行されています。しかも蒸気機関車の形をしているというではありませんか。
それが、この「青春号」と「ひので号」。それはずえったい(絶対)に行かなければ。というわけでパークトレインではないのですが無軌道の遊覧車としては外せないのが、このつるつる温泉行きバスなのです。
交通アクセス
まずは断っておかなければなりません。それは車で来る場合と列車で来る場合とで、2つのバスを乗車する事は困難です
列車で来る場合、JR五日市線武蔵五日市駅から、つるつる温泉行きに「青春号」が毎時1本間隔で運行されています。このバス、いちおう西東京バスの路線バスなので通しで乗ると390円なり。またツワモノはJR青梅線御獄駅で下車し、御岳登山鉄道 滝本駅から御岳山駅まで乗車し、そこからつるつる温泉までハイキングするコース(徒歩60分)もあるようですよ。ケーブルカーファンならば挑戦しないといけないですよねえ。

車で来るのであればです八王子からは八王子ICから五日市街道経由40分、圏央道からは圏央道日の出ICから約20分、青梅からは秋川街道を使用して約20分となっています。途中、肝要の里で車を駐車し、そこから毎時4本「ひので」が土日祝日のみ運行されています(運行距離は約2km)。なお、駐車場が満車でなければ、直接つるつる温泉まで車を乗り入れる事もできます。
プロフィール
つるつる温泉は、日の出町を流れる平井川上流の静かな谷間に位置し、泉質はアルカリ性単純温泉で、肌がツルツルになるということから名がきている天然温泉。山歩きやハイキング客にも人気の場所です。たしか山口県錦町のそうづ峡温泉も同じようにヌルヌルしたお湯でした。

営業は10:00〜20:00(受付は19:00まで)、
休日は毎週火曜日(当日が祝日の場合は翌日)と年末年始です。

入館料は3時間で大人800円、小学生と障害者が400円、幼児は無料となっております。
 あ、タオルは持参してくださいね。ここで買うとタオル100円、バスタオル500円となっておりまする。
 左側の円形の建物はパノラマ食堂となってます。
 非常にお客も多く、僕が来た時も入場制限していたほどでした。



ところで、どんなに土砂降りってこんなくらい。
大雨で窓ガラスも濡れまくりです。
えーっと。
すごい大雨だったので体も冷えてる事だしってお風呂に入って食事してたらいつの間にか太陽の陽射しも眩しいよい天気になってました。

 そんな雨上がりの坂道を蒸気機関車サウンドを響かせながら軽快に駈け上がって来たこの赤いトレーラーバスは「ひので号」。白ナンバーからも分かるとおり、つるつる温泉の自家用として、土日祝日のみ運行されています。
トレーラーベッド、トレーラーバス部分とも日野自動車製。改造は日野ポンチョでもおなじみのトヨタテクノクラフト、通称「TTC」です。
同機種はあと八丈島に現存する模様(路線運行は終了しているとのこと)
車内に入ってみましょう。トレーラーバスには車掌さんが乗りこんでお客さんの対応プラス運転手さんとの連絡をされています。
車内の前方にはテレビが置いてありました。車内は重厚な板貼りです。窓ガラスも微妙な曲線美ですね。網棚の網は紐の編み上げとなっておりレトロな雰囲気を盛り上げてます(学生時代、国鉄宇部線のクモハがこんなんだったので懐かしかった。あ、歳がバレるな)。

 トレーラーバスのため、乗降口から前のトレーラベッドの真上にあたる部分は2段の段差がありますね。サークラインの照明もよい感じです。


ひので号を後ろから見た図。
トレーラーなので、前とはナンバーが違うことに注目。しかも非牽引車は「1」ですね。ボディは赤と木目のツートンに白色パーツがアクセント。
 リアデッキは一応人が出られるようになっています。でも非常時以外には室内から出てはいけませんよ。

 SLを模したボンネット部分は全てダミー。1メートル強のオーバハングがあり、かつ角があるデザインですので取り回しは大変でしょうねえ。
 煙突の前のライトは実は前方確認のカメラとなっています。

あれ?色違い?
これが西東京バスの路線バスでもある「青春号」です。水色とグレーのツートンに金色パーツがアクセントとなっています。

こちらも非牽引車はナンバー「1」ですねえ。こだわりを感じます。
 リアデッキ上部に後方確認用カメラが見えます。現在ブレーキを踏んでいるため、上部にハイマウントブレーキランプがあるのが分かりますね。

こちらも女性の車掌さんがいらっしゃいます。

こちらは路線バスのため入り口に料金箱が設置されています。
 入り口には「バス共通カード取扱車」と書いてあります。


青春号を前方から。
この角度ではトレーラーベッドの形がよく分かります。
トレーラーベッド自体は、隣の路線バスと比べても低い車高であることからかなり車高および視点が下げられているようです。



下:
トレーラーバスの影にうっすらナンバーが見えています。この動輪の形を模したホイールカバーの中に本当のタイヤがあります。
横から見た青春号。

ひので号には女性の顔が、青春号には温泉マークがかかれていますねえ。
トレーラーの裏側はハーネスやら、交換タイヤやらが置かれており、結構広いスペースがありました。
 こんなところにいると絵にはなりますが、危ないのでやめましょう。



「トレーラーベースだと乗り心地悪いんじゃないの?」と思われるでしょう。
 さすがにトレーラーバスは重量が軽いのか段差で跳ねるような感はありますが、でも案外乗り心地はいいんですよ。
 そこで足元を見てみたところ、エアサスが実装されていました。
 う〜ん、意外にハイテク。

 つるつる温泉への道は山の中のわりに整備されており、これほどの大きなバスも乗り入れできるんですね。こんなところで東京都であることを実感するのでした。

せっかく晴れてよい天気になったことだし温泉で体も心もスベスベとなったところで、ではでは。