はしる!パークトレイン

岩日北線記念公園(山口県錦町)
とことこトレイン

おいでませ山口 イベントガイドブックより

上の写真を見て。
 今回の物件は、ジョイフルトレイン?新交通システム?いやいやこれもパークトレインなんです。
 しかしパークトレインと呼ぶにはあまりにも長い路線(片道6kmは東急世田谷線より長い営業距離)、超高規格な路盤、運行は第三セクター鉄道。
なんだかすっかりアヤシイ乗り物ではないですか。
 なお本家、錦川鉄道の列車も実にカラフルでアヤシイんですが、それは実際に見て乗ってくださいってことで。

ちなみにこの日は明け方まで大雨洪水警報が発令されてまして、第一便目はさすがのお客さんも…ほぼ満席でした。みなさんツウですか?

訪問日:2003年7月
交通アクセス
第三セクター錦川鉄道利用が一番です。JR在来線ならばJR岩国駅かJR岩徳線なら川西駅で乗り換え。新幹線ならば新岩国駅(こだましか止まりません)で下車し、錦川鉄道御庄駅で連絡できます。

車で来るのであれば中国縦貫道を六日市ICで下りて錦町方面に下るのがいいですね。六日市から錦町へは道もあまり広くありませんし急な坂で下ってますのでご注意を。錦町駅に錦川鉄道利用者のための無料駐車場があります。遊覧線目的だけならあまりおすすめはしませんけど。

 車でありながら清流線予約で乗ってくる場合は山陽自動車道を岩国ICで下りて錦帯橋付近の河川敷が無料駐車場として開放されていますので、そこから観光しながら川西駅まで20分程度歩くのがよいでしょう。ここに限らず錦川の河川敷には多くの駐車できる場所が開放されています。さすがキャンプとカヌーのメッカだけのことはありますね。

 なお岩国駅周辺は慢性渋滞なので車で通るのはやめたほうがよいと助言しておきます。
プロフィール
岩日北線(がんにちきたせん)記念公園はかつての国鉄の未成線。山口県錦町(にしきちょう)に無償譲渡された12kmのうちの約6kmを整備して、遊覧線が2002年7月より土日祝日と春休み、夏休みに3往復しています。12月〜2月は休止期間です。なにしろこの辺は山口県とは言えども雪に埋まるので。

遊覧車の名称は「とことこトレイン」。運営は山口県錦町、運行は錦川鉄道が行っています。もとは「きららトレイン」でしたが商標の関係で名称変更されました。

遊覧車はこの広瀬トンネルからスタートです。
このトンネルは遊覧線の車庫も兼ねてます。トンネルが車庫とはグッドアイデアですね。また、このトンネルの先の出市地区への送電管にもなっているんですよ。
乗車券は錦町駅のなかにある錦川トラベルサービスで購入できます。
本物の錦川鉄道の軟券でした。裏に錦川鉄道の規約が書いてあります。

大人350円(往復700円)、子供が200円(往復400円)ナリ。
 2002年度は大人片道500円、子供250円でしたから大胆な値下げっぷり。
 左側は2003年7月12日にリニューアルオープンした美川ムーバレーのアトラクションのプレートです。
 おみやげに持ち帰りできるんですよ。こっちは入場料1200円。HPから値引き券をプリントアウトして持っていけば100円お安くなります。ウチでは表紙にある「おいでませ山口 イベントガイドブック」の100円割引券を使いました。
 なおムーバレー構内には鉱山で使用された当時のトロッコ線がそのまま残っています。
暗くてよく分かんないかも
とことこトレインご到着。

この水色車両は「ガタくん」。
牽引車はトヨタ トーイングトラクター2TGがベース、見た目そのままですね。LPGエンジン改造のため、ボンネット上には通常はないパワーバルジ(ボンネットのふくらみ)があります。またLPG高圧タンク格納のためなのかリアが若干ストレッチされています。非牽引車(客車)はトモエ電機工業製。最終的な架装は竹内ボデー工場担当となってます。

 LPG車というのは、とことこトレインにとっては重要でして。つまりトンネル内をゆっくり走っても排ガスのことをそんなに心配をしなくていいんですねえ〜。ほら、ガスコンロと同じです。
 ところでここまでトーイングトラクターの姿をとどめた遊覧車は逆に珍しいです。ふつう蒸気機関車スタイルなんかが主流ですから。
 写真右側のうっすら映っている建物は奥の木の入り口も含めて2003年に新設された駅舎です(その奥は錦川鉄道の錦町駅)。錦町駅舎には光るトンネル製作に従事された芸大生や幼稚園児の名前が記されています。
非牽引車側に後尾灯がつけられたため(左)、通常は牽引車にある後尾灯(中央)が廃止されてます(右)。
連結器も固定式。可動式ドローバーのままでは2トンくらいしか牽けないので。能力的には30トンは牽いてもオッケ〜なんですが。

ちなみに中央は山口宇部空港で撮ったトヨタトーイングトラクター2TGとコンテナドーリー。
終点の雙津峡温泉駅。こちらも2003年に新設された正八角形の駅舎です。この駅の周りを遊覧車がくるりと転回する姿はなかなかのもの。
 去年までは駅名票にペタペタ貼ってあった時刻表などが駅舎に移動して見た目もすっきり。

時速7キロから10キロの速度で、ここまで約40分の旅です。

とことこトレイン乗り心地ですが、鉄橋のところはコンクリート舗装だったりするので、繋ぎ目の段差がそれなりに気になったりもします。もっとも乗り物酔いになったりお尻が痛くなるようなことはありませんよ、ご安心を。

宇佐川の向こう川にある国道434号線に渡るには真っ赤な鉄製の吊り橋を渡ります。夏場には山歩きや川遊びができるようですが今日は濁流の宇佐川…。

国道434号線から見た雙津峡温泉駅。
左側に見える高架路盤が錦町方面です。遊覧車の下の道路に車がとまっているのがわかるでしょうか。実は遊覧車は見た目よりかなり大きくてしっかりしてるんです。
下は、おかしなウチの家族。(^_^;)
非牽引車は両側から乗降できる中床タイプとなっています。最後尾車輌は車椅子対応になっており、後ろに扉とスロープがあります(上の写真参照)。
 ところで牽引車には回転灯がついているんです。客車には非常ボタンがあるので連動しているのかな?お世話にはなりたくないけど…
これが「きらら夢トンネル」。広瀬トンネル(1796メートル)のうち300メートル強につくられた光のトンネルです。ブラックライトで光る石(蛍光石)で描かれた絵は日本一の長さだとか。床も光るので文字どおり360度パノラマで楽しめます。
 下り列車ではトンネルの中で一時降車することもできますので、撮影も楽しめるんですよ。屋根は透明なので乗ったままでももちろん楽しめます。
 トンネルはゆるやかなカーブになっています。
第一山根トンネルのコウモリは今年も健在です。
そういえば同乗した地元の幼稚園児達ご一行は「コウモリなんてこわくない(「オオカミなんてこわくない」の替え歌)」なんて唄っていましたなあ。
記念かもめ〜る。
1枚50円です。ちょっとは儲けてもいいのに、と思うけどそこが錦川鉄道のよいところなのだ。
光るトンネルの撮影にはフラッシュは厳禁。フラッシュを焚くと蛍光石の発光が台無しになってしまうのでお気をつけて。
実はフラッシュ焚いてミスりました。こんなんになってしまいます。あわわ…。
 ところで、この写真から分かるとおり、光るトンネルの蛍光石はトンネルに直接貼られているのではなくて、一度パネルに蛍光石を貼ってそのパネルをトンネルに固定しているようですね〜。

だからといって遊覧線の速度をな〜んにも考えないでシャッター切ると、こんなんにもなってしまいます。
 時速7キロとはいえかなり暗闇では高速なわけで、、、暗闇の移動撮影はムズいっす。
今日はおやすみ中のオレンジ車両「ゴトくん」横を通りすぎる「ガタくん」。この回転場で方向を変え、ふたたび乗車客の待つ錦町駅へと向っていきました。
右手奥に停留中の錦川鉄道の車両が見えます。遊覧車もカラフルですが錦川鉄道の車両もカラフルなんです。白い建物は列車の車庫。
岩日北線記念公園の車両はこの2編成ですが、もともと山口県阿知須町で行われた地方博「きらら博」では3編成のパークトレインが活躍していました。購入されなかったパークトレインは「ふく号」というふぐの顔をしたタイプだったのですが、さすがにインパクトありすぎだったかなと。
停留所で客待ち中の在りし日のふく号
(きらら博より)


淡路花博のゆめハッチ号にも似てますが(そりゃ竹内ボデーだし)ツノはありません。
せっかくなので岩国観光。
写真は岩国城です。山の上に城があり、そこまでロープウェイがあります。
ツワモノは山道を歩くようですが雨ではさすがにいないようですねえ。
 頂上にはカラクリ時計もありました。
上がったときにちょうど動いていたんですが時間は15:36だったんだよなあ。動く時間に
意味があるのかなあ。素朴な疑問。
左:岩国城
中:岩国ロープウェイ
右:
件のカラクリ時計。
  カラクリが動くにはなんとも微妙な時間に注目
!!
岩国城天守閣からみた岩国流域。錦帯橋が真ん中に見えてます。山の反対側からは新岩国駅が見えます。この山を半周?するように錦川鉄道が走っています。
 白ヘビも見ましたがさすがに写真撮影は恐れ多くて。いやはや。
ありがたくなったところで、ではでは〜。
錦町商店街は赤色のカラー舗装がされ、水の音が聞こえる風情のある風景です。
町ぐるみ博物館で見かけた映写機。今でも使えるそうです。
また錦川のほとりでは大サンショウウオが何故か飼われてました。
サンショウウオ君の名前を書いてあったけど失念…(ぉぃ)