Ireland

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教会跡
Mellifont Abbey

アイルランド人は元々クリスチャンではなかった。其処へ入り込んできた生臭坊主がキリスト教宣教師の名を使って人々を騙し始めた。それを押さえる為に、ローマカトリック教会の権威・象徴として建てられたのがこの教会。
アイルランド最古の教会・石造りの建築物。1142年。

(注:当時キリスト教といえばカトリック。プロテスタントはまだ発生していなかった。)
聖人像
Hill of Tara

次ページに出てくるタラの丘の入り口。
立っているのはパトリック聖人像。
石
Fourknocks

5000年以上前に作られた横穴式の建物。
ここは神殿として使われていたようで、この様に模様が彫られた石が数個残っている。石は、ここから80キロ離れた所でしか取れないものらしい。
当時、道具と言えば石と骨。何日も何年もかけて誰かがこの模様を彫った。
ガイドのポール君は、一箇所掘り間違えた所を見つけて自慢していた。
アイリッシュクロス
Monasterboice
Ireland's High Cross

最古のアイリッシュクロス。8世紀から12世紀にかけて作られた。模様は、誰にでも(アイルランド人にも)分かる絵本式聖書になっている。
一番下の4人は、左がアダムとイブで、右がケインとアベル。
その上には、ごリアスの首を取るダビデの絵が描かれている。
十字架の中央は最後の審判で、その右が地獄、左が天国。
アイリッシュクロス
Monasterboice
Ireland's High Cross

上の十字架の反対側。(見えるかな)一番下には、バイキングに連れ去られるキリストが描かれている。外国に疎いアイルランド人にとって「悪者」と言えばバイキングだった。だから、何処の国の誰が・・・という説明を省いて、兎に角悪者に捕まってしまったキリストのイメージを伝えたというわけ。


アイリッシュクロスの由来については、下記をご参照ください。
アイリッシュクロスには、なぜ大輪が付いているのか。。。

キリスト教が入り込む前のアイルランドにも、ちゃんと宗教はあった。彼等は太陽を崇拝し、海には海の、山には山の、野には野の神がいると信じていた。(ギリシャ神話や古事記に似てるね。)

ある日、ローマカソリック教の宣教師がやってきて「神はキリスト教の神のみである」と言った。これを聞いたアイルランド人達は驚いて、「えぇ!では、誰が川に魚を入れていたのですか?」と聞き返した。幾ら説明しても、アイルランド人達には理解できない。宣教師達は一旦引き返した。

後日、ローマで作戦を練った宣教師が、またアイルランドにやってきた。「皆さん、先日の話は忘れてください。私の言い方が悪かった。実は、貴方達の神々と私達の神が競争をしたのです。その結果、私の神が勝ち、貴方達の神々は私の神に従う事になりました。ですから、これからは貴方達も私の神を信じなければならないのです。」(ペテンもいいとこ!)

これを聞いたアイルランド人達は、「おぉ!そうだったのですか。分かりました。仕方ありません。これからはキリスト教の神を拝む事にしましょう。」

そして、この詐欺、じゃなくって話を正当化する意味を含めて、アイルランドの神々を象徴する太陽の輪を、キリスト教の十字架に加えたのが、アイリッシュクロスの始まりでした。