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ROME
書くことが多すぎて、なが〜い旅日記になってしまったよー。(^^;)
| 2月17日(日) | 朝RexをKennelに連れて行き、NJの空港へ向かう。家を出た頃に降り始めた雪は30分程で止んだ。空港に着くとチェックインの列は既にかなりの長さだったけど、秋にロンドンへ行った時のような大変さではなかった。セキュリティチェックも待たずに通れた。私が履いていたハイキングブーツには底にメタルプレートが入っているらしく、金属探知機に必ずひっかかってしまう。今回はブーツを脱がされる羽目に。次から、ブーツは荷物に詰める事にしよう。飛行機は殆ど遅れなく離陸。初めて乗るAlitaliaは全員スチュワートという(嬉しい)フライト。ワインとハムとチーズがメインの食事の後、映画を無視して小説を少し読み、仮眠を取る。ローマ到着は、現地時間の明日早朝だ。 |
| 2月18日(月) | 現地時間の朝6時過ぎにローマに到着。外は雨だった。(予報に出ていたので傘は持ってきた。)何時もはフライトもホテルも全て自分でアレンジする私達だが、今回は珍しく激安ツアーを購入。どうしてもローマに行きたくてあちこち探したのに安いフライトが見つからず、ItaliaTourが提供していた飛行機・ホテル(朝食つき)・送迎・半日ツアーのパッケージを買った。
空港内のItaliaTourオフィスへ向かい、そこからホテルまで車で送ってもらう。この運転手のおじさんが特別乱暴なのか、それともローマの人は運転が乱暴なのか、ホテルまで早朝ラッシュをクラクションを鳴らしながら車とスクーターの間を縫って走る走る。時には車線から路面電車の線路に乗り上げたり、半分歩道に乗り上げながら走る走る。極めつけはホテル前の駐車。道路わきにスペースが無かったので、歩道に駐車させたおじさんが平気な顔でドアを開けてくれた。センターホテルは市の中心から少し離れた三ツ星の古ホテル。泊まったセンター3号館の部屋数はたったの45。私の趣味にぴったり。(^^)早すぎて部屋の用意ができてないので、荷物を預けて街に繰り出す。フロントのおじさんが、地図にあちこち印を付けてくれた。 ホテルはメトロManzoni駅の近く。コロッセオまで約1.5キロ。まず、ATMを探しがてらテルミニ駅まで散歩。途中、ホテル近くにスーパーを発見。早速入って品物と値段をチェック。駅に着いた頃雨足が激しくなってきた。駅構内のダンキンドーナツでドーナツとカフェラテを買って雨がおさまるのを待つが、その気配が無いのでメトロでスペイン広場へ移動。ローマのメトロはA線とB線の2本。Termini駅で乗り換える。 メトロ駅を出て左に曲がると直ぐに階段。いきなり日本人観光客の多さに驚く。何段あるんだろうスパニッシュステップを息を切らせながら上がって、ローマの街を眺める。 側にある骸骨寺(Santa Maria della Concezione)に入る。堂内には4000体を超える修道士達の骨が壁から天井から模様を作って飾られている。シャンデリアも骨で出来ていた! 坂を下りて近くのモンティ教会(Trinita del Monti)へ。ここにはミケランジェロの弟子Volterraの作品が展示されている。 直ぐ近くにあるHard Rock Cafeで昼食。ローマまで来てなぜHRCなんだと思われるかも知れないが、私はHRCのピンを未だに集めているのですよ。(笑)ハンバーガーを食べ、ショップでピンを4つ購入。 メトロでトレビの泉(Fontana di Trevi)へ。後ろ向きに噴水の中へコインを投げる。アイスクリームを買いに泉横のお店に入ると、一つ日本語で書かれたメニューが。「スペシャルメニュー”中田”」。何だ?と思ってお兄ちゃんに尋ねると、「これはバニラストロベリー味です。まずあっちのレジで支払いを済ませてください。」と流暢な日本語で答えてくれた。この「中田味」、なかなか美味しかったよ。 次に徒歩でパンテオン(Pantheon)へ。正面に並ぶ16本の円柱からギリシャのパンテオンと同じく長方形だと思っていたら、ここは円形だった。屋根のドーム中央は円形に穴が空いていて、そこから雨が落ちてきていた。円柱上にある壁には多くの穴が空いているが、そこにあった彫刻がごっそり盗まれた痕なのだそうだ。 近くのミネルバ教会(Basilica di Santa Maria Sopra Minerva)を訪ねる。教会前に立っている象の像(笑)の写真を撮って中へ。入った途端に天井に広がる宗教画に息を呑む。壁にもミケランジェロ作の絵画などが飾られている。美術館に負けない素晴らしさだった。 そこから徒歩でナボナ広場(Piazza Navona)へ。260mx50mの楕円形の広場に3つの大きな噴水が並んでいる。海の神ポセイドン・ネプチューンが好きな娘が、中央「ネプチューンの噴水」の写真を取り捲る。小雨が降る中、広場には物売り(この日は傘売り)がウロウロしていた。 夕食は、ホテルフロントのおじちゃんが薦めてくれたレストランで。ホテルの近くで便利いいし、観光客が少ないのも嬉しいけど、おじちゃんがあんまり薦めるから、おじちゃんの家族か親戚がやってるんだろーねって話しながら入った。もしかしたら、おじちゃんが働いてたりしてねって笑いながら。レストランはテーブル数10ほどのこじんまりした良い雰囲気で、おじちゃんはいなかったけど(笑)愛想の良いおじちゃんと、ちょっとかっこいい(でも背がちょっと低い)お兄ちゃんが迎えてくれた。前菜にBruschetta、ピザクラスト、モッツアレラチーズとハムを注文。パンにオリーブオイルとガーリックを塗ってトマトを刻んだものを乗せたブルスケッタが特に美味しかった。ハウスワインの赤ともよく合った。パスタも美味しく、デザートのティラミスとパンナコッタも美味しかった。(^^)(デザートはマスターのおごり。ラッキー!) 追記:ローマのイタリア人って美男美女が本当に少ない。金髪もいない。マフィアっぽい人も見かけない。んー、映画とはかけ離れたイメージ。男女とも華奢な人が多い。 |
| 2月19日(火) | 6時半に起きてシャワーを使う。テレビを点けると「ハイジ」やら「悟空の大冒険」やら古い日本のアニメを数本放送していた。イタリア語はさっぱり分からないけど、悟空がスペインで闘牛してる(笑)のは分かったぞ。下のカフェテリアで朝食後(イタリアのコーヒーはなぜヌルイ?)、ホテルに迎えに来た半日バスツアーに乗る。
昨日の雨が嘘のような雲ひとつ無い晴天。 最初にバスが向かったのはトレビの泉。そこでバスを降りて、パンテオン、ナボナ広場へ移動。何処も昨日既にチェック済みの所ばかり。良い天気なので写真を取り直したり、ガイドさんのガイドブックには載ってないような話を聞けたので、これはこれで良かった。 次に向かったのが、Tiber川の向こう岸にある世界一小さい国バチカン市国(Vatican)。ここのサン・ピエトロ広場(Piazza S.Pietro)を歩いてサン・ピエトロ大聖堂(Basilica di S. Pietro)へ。直径約200mの広場を284本の柱が囲み、その上に約140体の聖人像が立っている。大聖堂に入ってすぐ右手にミケランジェロがまだ20代だった頃の作品がガラスの向こうに置かれている。数年前に、心無い訪問者がハンマーを投げて像に傷をつけるという事件があり、その後ガラスケースに入れられたのだそう。ミケランジェロは作品にサインをしないが、この像にはちゃんとサインをしている。大聖堂内は素晴らしい絵画と像で埋め尽くされているが、贅沢というよりも、人々の信仰の厚さが伺える厳かな雰囲気。カソリック教徒にとっては、ここは聖地とも言える特別な場所だ。 ツアーが終わり、ホテルに戻って一息つく。 午後はボルゲーゼ美術館(Museo Borghese)の見学。先週、インターネットで見学の予約を入れておいて大正解。スペイン広場からボルゲーゼ公園を散歩がてら通り抜け美術館に着いたら、遠足の子供達が大勢座り込んで待っていた。この美術館は2時間おきにしか見学者を館内に入れないし、一度に入れる見学者数も決められているので、予約無しに行って団体に鉢合わせると、2時間、4時間待たなくてはならないことも考えられる。 ここの一番の目玉は、ベルニーニの「Rape of Proserpine」像と「Apollo and Daphne」像。特に「Rape of...」の年配の男から女を奪い取る若い男の指が女の太ももに食い込んでいる部分など、正にベルニーニが息を吹き込んだ作品。素晴らしい作品群に囲まれて、心が本当に裕福に感じられる幸せなヒトトキだった。 歩いてスペイン広場に戻り、近くのレストランで夕食。前菜のAntipastiが美味しかった。 追記:昨日傘を売っていた人たちは、今日は天気がいいのでオモチャや絵葉書などを売っていた。駅という駅に物貰いの女性が座り込んでいる。殆どが子連れ。中には子供に手を出させている母親も。 |
| 2月20日(水) | 晴天。
ホテルのカフェで朝食後メトロでバチカン市国へ移動。メトロの切符を自動販売機で買おうとするが、1セント硬貨を持ち合わせていなくて使えない。この自動販売機、なぜかツリを5セント刻みでしか支払わず、例えばツリが3セントになる金額を入れても切符を売ってくれない。仕方なく、近くのタバコ屋で購入。 午前中をバチカン博物館(Musei Vaticani)で過ごす。朝一番で向かったのは、館内のシスティーナ礼拝堂(Cappella Sistina)が午前中で閉まってしまうから。入館後、タペストリーのギャラリー、地図のギャラリー、ラファエロの間を通って礼拝堂へ。地図のギャラリーには古い世界地図や地球儀が展示されている。日本がかなり大きく描かれている。それだけ世界の注目を浴びていたということなのかな。北海道が「Ezo」と表記されていた。 礼拝堂にはミケランジェロによる創世記を主題にした天井画(「アダムの創造」は特に有名)と「最後の審判」が飾られている。館内の見学を終え、館内にある郵便局から絵葉書を出した。 博物館近くのカフェでランチ。パスタを注文。イタリアのラザーニャパスタにはヒダが付いてない!?私が注文したのはシーフード・リゾット。ごく普通のカフェでこんなに美味しいリゾットが食べられるとは。(^^) 午後、コロッセオ(Colosseo)に向かった。紀元80年頃に建築後、約350年に渡って一度に7万人が熱狂した場所。現在の荒廃した姿を見ると、正に兵どもが夢の後。。。という感じか。観客席があったスタンドをぐるりと回って歩きながら、コロッセオの窓枠から隣の凱旋門やフォーラム(Foro Romano)を眺める。目を閉じて、この辺りを闊歩していた当事の人々を想像してみる。 きれいに桜が咲いているフォーラムを通り抜け、ベネチア広場(Piazza Venezia)に上がって、真実の口が置かれているサンタ・マリア・イン・コスメディン教会(Santa Maria in Cosmedin)まで少し歩く。ローマの通りは日本の様に狭い道が多いが、ここで昔懐かしいオート三輪が活躍している。(一人乗りと二人乗り)それから、ものすごい数のスクーター。この辺では赤信号でも行けそうなら(笑)突っ切っていいらしい。だから、歩道でも気をつけて横断しなければ。 やっと着いた真実の口は柵の向こう側(約5メートル先)にあって、残念ながら口の中に手を入れる事は出来なかった。(半泣) 夕食はメトロBarberini近くの「Il Peperone」で。日本のガイドブックにも載っているこのレストラン、やっぱり日本人客が多かった。値段が手頃なので、卒業旅行の日本人観光客にぴったりなのかも。ワインを注文し、何時も通りコルクをもらう。食後は、メトロ駅近くにあるインターネットカフェでメールのチェック。一時間の使用料がたったの1ユーロ。とーっても便利。 追記:イタリア料理はどこもアメリカの半分くらいの量。バーやカフェのサンドイッチで済ませる人も多いけど、皆昼間からワインを飲んでいる。素材の味が分からなくなってしまうからと、料理にチーズをあまり使わない! |
| 2月21日(木) | 雨時々曇り。
テレビで日本のアニメを観て、ホテルのカフェで朝食。日課になってしまった。(笑) ホテルからメトロに向かう途中、スーパーでサンドイッチの材料を購入。生ハムを200gスライスしてもらった。メトロでテルミニ駅に出て、明日のフィレンツェ行き切符を買う。長い列に並んで待っていると、何処からきたのか何時の間にかシスターが窓口で切符を買っていた。ローマではシスターは特別扱いらしい。誰も文句を言わない。(驚) 今日はショッピングの日。(^^)v まずローマ三越でお土産を購入。どれもセール価格!そこから、通りに並ぶ商店を物色しながら歩く歩く。 昼はパンテオン前の階段に遠足の子供達に混ざって座り込み、朝スーパーで買ったパンと生ハムでサンドイッチを作って食べた。食べ終わると、一旦荷物を置きにホテルに戻る。メトロの一日券を買ったからとても便利。 午後もぶらぶら散歩。主人の呆れた顔を見ない振りして、パスタの大皿も6枚買ってしまった。家までちゃんと自分でハンドキャリーするから許して! 街の郵便局で絵葉書を投函。 ガイドブックに載っていたナボナ広場にある「Bar Tre Scarini」でチョコアイスを食べた。おばちゃんが、こっちが注文する前に主人が抱えていたガイドブックを見て、「分かってる。分かってるよ。」って感じでチョコアイスを出してくれた。コーンやカップに入ったアイスクリームはローマに来てから毎日の様に食べたけど、ここはお皿の上にチョコアイスをドカッと乗せて、その上にホイップクリームをまたドカッと乗せた、ガイドブックに書かれていた「決死のチョコアイス」という表現がぴったりのスゴモノ。止めを刺すかのようにチョコアイスにはチョコの固まりも入っている。 夕食はナボナ広場近くにあるレストラン「Passetto」で。目当てのイカ墨のリゾットはメニューに無かったけど、代わりに注文したイカ墨パスタが最高の味!前菜と注文したグラッパは、アルコール度数がかなり高そうな甘いお酒。料理と共に注文した赤ワイン「Chianti Classico」が無くなった頃、ウエイターのおじさんが黄色のお酒が入ったボトルを持ってきた。「飲め飲め」とグラスに注いでくれる。「子供も大丈夫、好きだよきっと」と、子供にも注いでくれる。(笑)レモン味のあまーいお酒だった。デザートとカフェラテの後、おじさんに「あのお酒の名前は?」と聞くと、名前を言わずに「もっと飲め!」とまた注いでくれた。(^^)おじさん、楽しい食事をどうもありがとう。 追記:ローマの店は毎年2月末から1・2週間程ビッグセール。ブランド商品も20%−50%オフだった。 |
| 2月22日(金) | 晴れ時々曇り。
テルミニ駅までメトロで移動し、テルミニ駅からユーレイルでフィレンツェに移動。新幹線級の高速電車。二等車で片道29ユーロ。1時間半ほどでフィレンツェに到着。 まず向かったのがドゥオモ大聖堂(Duomo)。そこからルネッサンス彫刻を中心に展示しているバルジェッロ国立博物館(Museo Nazionale del Bargello)へ。次にミケランジェロの墓碑を見にサンタ・クローチェ教会(Santa Corece)へ。ここで間違って教会の博物館に入館。ここじゃないと気づいて出た時には、教会は昼休みで閉まってしまっていた。(苦笑)トラッテリアで昼食後、再度教会に向かう。 ここには、ミケランジェロの他にもダンテやガリレイらが眠っている。レオナルド・ダ・ビンチの名板もあった。墓碑から、ミケランジェロの本当の名前は「マイケル・アンジェロ」だと知る。 少し歩いてベッキオ宮殿(Pal. Vecchio)前を通り、アルノ川(Fiume Arno)に架かるベッキオ橋(Ponte Vecchio)へ。次に、今日の目玉の一つウフィッツィ美術館(Galleria degli Uffizi)に入る。有名な「ビーナス誕生」(ボッティチェッリ)、「受胎告知」(ダ・ビンチ)、「聖家族」(ミケランジェロ)などが展示されている。館内ギフトショップ横の簡易郵便局で絵葉書を投函。 最後は、ミケランジェロの「ダビデ(David)像」が立っているアカデミア美術館(Galleria dell'Accademia)。数々の素晴らしい作品を足早に鑑賞。一番奥に巨大なディビッドが立っていた。想像をはるかに超える大きさ。首や手足に浮き出た血管まで息を飲む素晴らしさだった。これはミケランジェロが26歳の時の作品らしいが、89歳という当時にしては異例の高齢で亡くなるまで、彼は本当に一生を芸術に捧げたんだなぁと、あちこちで彼の作品を目にしてつくづく思う。 アカデミア美術館に向かう途中で、コイン・切手の店に立ち寄った主人と息子は、製造中止になったリラのコインセットと、12カ国のユーロコインセットを購入。ローマで探してもなかったセットに出会えて嬉しそうだった。 イタリアのレストランは7時半頃になってやっと開く。8時発の電車に乗らなければならないので、仕方なくバーで食事を済ませる。各種ピザやサンドイッチを頼んで皆で分ける。 ローマに着き、メトロ駅からホテルまで毎日通った道を歩きながら、毎日覗き込んだキッチンショールームをもう一度覗く。 |
| 2月23日(土) | 曇り。
朝6時半、ホテルに迎えに来たバスに乗り空港へ。この便は、全員がスチュワーデスだった。映画を無視して持参の小説を読む。約8時間でNJ到着。 |