いい湯だな


片麻痺になると肩が痛む/そんな構図は知らなんだ

道で片麻痺の人に出会っても/肩の痛みがあるようには見えなんだ

もう少し優しくすればよかったと/自分がなって気がついても後の祭り

せめて鄙びた湯の思い出で語り/癒しの足しにと思うたが
所詮は口で語るだけ/聞いての癒しは落語だけ

いい湯求めて右往左往/リハビリ前も駆けずり回ったが
肩の痛みのリハビリに/今度は片手片足で歩きましょう

能登半島七尾市・和倉温泉

阪急交通社の赤倉温泉、万座温泉の3日旅に気を良くして、今度は
能登の和倉温泉の一人2万円の3日旅に挑戦した。

往復ANAを使う。価格から言って人気の無い夕方便になろうことは理解される。
行きは天候不順で羽田に引き返すか、小松空港に着陸かの条件付
フライトだったが、幸い無事着陸した。
ふるさとタクシーは一人1,600円だけど、慣れないと穴水駅に行くことは無理だったろう。
ホテルなおきは大きくてそう古びている訳ではないが、丘の上で歩くには不便で
人気が無いのだろう。食事も悪くないし、塩系温泉の大浴場はゆったりしていて良い。
だが、身障者には手摺等の考慮が全く無く、危険とも言える。
露天風呂は外階段を降りるとあるらしいが、Webの声も老仲居さんの意見も
オススメではなかったので行くのを止した。
湯量は豊富で塩分が特徴で、さっぱりした温まる温泉で、夜間にトイレに立ったのは
僅かに1回で済んだ。夏は人気があるのだろう。

湯町の広場の涌浦温泉の由来の図
2012/12/21

群馬県・万座温泉

阪急交通社の赤倉温泉の3日旅に気を良くして、今度は同じような
一人2万円の万座温泉3日旅に挑戦した。
万座温泉は、白根山から志賀高原を抜けて湯田中への高原道路から
2度ばかり見下ろしたことがあったが、軽井沢経由の経験はなかった。
2012年5月17日、新幹線で軽井沢に行きそこから万座亭の迎えの
マイクロバスに乗る。
浅間山の雪渓を見ながら鬼の押し出しの脇を抜け、延々と1時間、
やがてとどのつまり信越高原国立公園の一部、
標高1,800mの万座高原に至る。スキーシーズンは終わって、
雪渓残る万座ゲレンデは緑一色である。温泉場から見上げる万座山は
2,000m弱の高山である。時折、頂上付近を横切るバスや車がチラッと見える。
あれが志賀高原への道だろう。5月半ばでも宿の周りにも大量の雪が残っている。
万座亭の内湯も歴史を思わせるし、広い露天風呂も天下一品、湯が素晴らしい。
  
また行きたくなる位だ。到着した日の夜半から寒冷前線が通過し
雪が降り出した。中日は一日中降られて寒かった。
厚めのコートを持ってきたので助かった。翌朝は快晴に恵まれて
爽やかな高原の風を楽しめた。


静岡県・伊豆熱川温泉

インターネットで格安プランを見つけた。
交通費は別として、何と1泊2食夫婦で1万円で釣りが来る。
昔の湯治場行きの覚悟で海浜の宿に。
ホテルや部屋の造作も悪くはないが、徹底的にコストダウン志向らしく
フロントは品のいいおじさん一人、帰りに我々を駅まで送ってくれたときも
フロントカウンターに「所用でちょっと出かけています・・・云々」の
伝言板を置いて・・・。
部屋の布団は既に敷いてあるし、タオル1枚だけで浴衣も必要ならフロントで
有料借り、ノベルティも皆無、温泉は良いが湯量はあるものの吐湯は
極端に絞ってあるらしい。
韓国家庭料理は小皿の品数が多い韓国風の料理に選択式のメインディッシュ。
激辛から普通まであるようだ。キムチチゲと豚炒めを。
キムチチゲは熱いとき噎せるほど辛い。が値段相応で美味しかった。
和朝食は他所に遜色ないほど立派。
シーズンオフのせいか、お客は多くない。建物の外見も悪くないが
ホテル名の表示も立派な石の招き猫の台座部分に刻んであるだけ。
字に着色があるわけではなく、良く見ないとという商売気がない。
場末の安ホテルを思わせるから「妹尾河童さんのインド旅」みたい!
 徹底的に人件費削減、時々すれ違うコックさんや食事関係の人らしい以外
ホテルの人がいない。安全が保てれば、ワシは大満足!
部屋の窓から暗くなるまで遠くの砂浜でサーフィンをやっている若者が見え、
時折前の道を奥ハズレにあるらしい海浜日帰り温泉に行く人らしい
のが通る以外は波打つ海、海、海・・・・・。
伊豆大島、利島、懐かしい新島、式根島、神津島が見える。
生憎三宅島は遠くて霞
んで見えなかった。


2012/3/13 
奥の白い建物が行ったホテル紫雲閣


新潟県・妙高高原赤倉温泉

阪急交通社がネットで格安温泉行を計画していた。
2泊3日の旅がポッキリ2万円。しかも初めての赤倉温泉である。
内地のスキーもやらないから妙高高原も知らない。
東京駅を昼前に長野新幹線に乗り、長野まで迎えに来たミニバスで坂の街、
赤倉温泉に着いたのが夕方である。
妙高山の中腹の妙高高原の温泉地の一つが赤倉で、一番最高点にある
燕温泉をはじめいくつかの温泉場がある。
高原一躰に「ぐるりん妙高バス」がほぼ一時間ごとに走っていて、
バスの車窓から景色を眺めるだけでも楽しいし見聞が広げられる。
最近テレビで妙高高原豪雪のニュースを見て、燕温泉の雪崩防止の
努力の報道を知ると同情禁じ得ず居た堪れなくなる。
バスで燕温泉まで行ったが、標高が約1,800mの高地の急斜面にある。
有名な高地露天風呂がある。






長野県・中軽井沢星野温泉郷

軽井沢保養所は中軽井沢の星野温泉などの温泉郷の近くにある。
最初は腸内のバス停が近かったようだが、近年採算が合わないという理由で
バス便がなくなり健脚の人は良いとして、
自分のようなバスや電車で旅する身障者には酷いことである。
軽井沢保養所は立派な建物と広い自然味あふれる敷地と温泉に恵まれてはいるが、
車なしでは全く不便この上ない。
保養所から今回は送迎の車を出していただいた。




石川県・片山津温泉

東芝健保加賀保養所は加賀温泉の柴山湖畔の片山津温泉にある。今まで加賀温泉卿の中の
山代・山中・片山津・などの名前は聞いたことがあったが、行く機会に恵まれなかった。
一度小松基地(空港)の短SAM配備の式に参加するとき小松に行ったことがあるが、せいぜい
那谷寺に行けたくらいである。後期高齢者と呼ばれる年になると東芝健保を離れなければならん
というからまだ行ったことのない加賀と軽井沢の保養所の連泊旅を計画した。





神奈川県・箱根仙石原温泉

仙石原はわが家から近い温泉である。ビンボーな自分たちでも月一くらいに温泉に来ても
贅沢ではないだろう。家から電車・バス・タクシーなど公共の乗り物だけで2時間以内で着く。
自分の別荘並みに気軽に使うのは、ガラスの森博物館に近い丘の上と、湿性花園に
近い、2つの会費制クラブの温泉である。クラブだから何の変哲もないし、混むことも余りない。
近くに別荘を持つ先輩への表敬を兼ねて、毎月行くようにしている。湯治に行くように。
別荘並みだから昼飯、夕飯は自炊である。日常を離れて、土地のものを選んで食べる。
信州・湯田中と同様、酒やワインは土地のものから選ぶ。高価な銘柄は敬遠する。
湯量は豊富で、ユックリ出来、毎日朝夕数回入る。予約は専らパソコンで足る便利さである。


20090127記



山口県・一の俣温泉

子どもの頃は今の自動車時代と違い、温泉が近くにあっても山の中では行くことが出来なかった。
この 一の俣温泉もそうかもしれない。存在すら知らなかった。
先日、と言っても倒れる少し前だったか、宮崎へフェリーで渡り延岡、高千穂、阿蘇、湯布院
などを巡って帰省した折、この 一の俣温泉と角島大橋に行った。
出身地なのにどちらも初めてだが、素晴らしいところで感心した。角島は中学生のとき
窪田先生と数人の中学生でキャンプをした思い出がある。遠浅の白浜の島には船で渡り
灯台下の松林でキャンプをした。夜は岩場の海岸で蛸をどっさり採り焼いて食った。
難破船の廃材で作った筏で遊んでウミウシを拾ったは良いが、紫の排出液の強烈な匂いに
やられ激しい船酔い状態になった。このとき悩ましい女の子を意識したのがそもそもの間違いの始まり。
この温泉の素晴らしいところは広々とした館内とゆったりできる露天風呂だろう。郷里の誇り。


一の俣温泉 グランドホテル

恵庭温泉 ラ・フォーレ

北海道の札幌空港といえば千歳市、その隣が恵庭市。その隣が札幌市北広島。
空港まで車で15分。町外れの丘に建ち、私が通った頃は温泉がある結婚式場といった趣だった。
かなりの老朽化で露天風呂風のビニール波板の破れた屋根から冬は雪が舞っていた。
コーヒー色の加温した湯は懐かしく「小さい石鹸、カタカタ鳴った・・・・・♪」とばかり妻と毎日のように通い
一畳ほどのサウナに入ったものだ。やがて建て換わる時期を迎え「ラ・フォーレ」になった。
社長奥さんとその友達の「夫人のライオンズ」という奉仕グループの方々とも知り合ったし、
温泉の中で町の人と声を掛け合ったものだ。倒れる前には、北海道に行ったら必ず寄った。
今後もリハビリに最適な温泉のひとつだろうと思う。

恵庭温泉ラ・フォーレ

豊平峡温泉

札幌の郊外、車で3,40分に定山渓温泉がある。定山渓温泉から中山峠に向う程ない所に
豊平峡入り口があり、途中に豊平峡温泉がある。豊平峡は琴平川の上流に作られたダムの
渓谷で絶景の誉れ高い。渓谷に至る交通はトンネル内専用トロッコ電車である。
勤めていた会社の健康保険組合の保養所が定山渓にあったので、豊平峡温泉
よく行った。ここの湯は広い露天風呂と、これまた古くて広い内風呂があり、インド人が
作る本格的カレーとナムが美味しかった。休憩所を利用して1日中温泉を楽しむ人が多い。
札幌国際スキー場で一日中スキーを楽しみ、帰り豊平峡温泉に寄るのが常だった。
やがて、私も北海道を去り、スキーも1年に1回になり、やがて倒れてしまうのだが、
何年か前、火事が出たと新聞に報道されて心配した。今、ホームページを拝見すると
後遺症も無いようで一安心である。是非又行ってみたい。

豊平峡温泉

フゴッペ温泉=北海道

札幌を抜け小樽から余市へ向う手前にフゴッペと呼ぶ集落がある。
ここには「フゴッペ洞窟」と呼ばれる昭和25年発見の縄文時代の遺跡がある。
ここから川に沿って山中に入ると温泉がある。
地元薬草を直接焚き込む「ラオス式薬草サウナ」が名物で「良くぞここまで来たもんだ」
と感慨に浸る。「山景の湯」と称する露天風呂はカラマツ造りで、各種野草を煎じた薬湯だ。
余市は宇宙飛行士毛利さんの出身地であると同時にご存知ニッカウヰスキーの地元である。
グラス1個でワインやウイスキーをご馳走になるのが魅力で、よく通い、
途中温泉に立ち寄ったものだ。町外れに昔のニシン始め北海道交易の「運上所」も残っている。

フゴッペ温泉貴泉天山楽


フゴッペ洞窟ホームページ


強羅温泉

落ち着いていて、品があって、良い温泉場である。
箱根登山鉄道の終点だしケーブルカーの始発点でもある。車で行った方が多いが
これからは、電車で行く方が周りを眺めるに好都合と知った。
先ず駅前の「中村屋」に立ち寄り声をかけ、「隠し湯」に向う。健保の保養所なので
自分は「隠し湯」と称しているが、健保組合員と料金に若干差があることを
承知なら紹介で非組合員でも使える。
温泉は小涌谷の硫酸塩泉系(石膏泉、芒硝泉、苦味線)で白濁に近い、大好きな温泉である。
近くに「二の平温泉」境もあり神奈川県の老人保養所なるものもあってグループで何度か行った。
ここと強羅の間に「彫刻の森美術館」がある。




強羅温泉




俵山温泉



昔ながらの,落ち着いた「いで湯」の趣がある。こどものころから地方では有名であった。
しかし、車が無い時代、あまりに奥地にあったため、行ったことはなかったが、
義母がここの出身なので車を駆ってよく行った。
高校の同級生に有名な「猿饅頭」の製造店の息子が居たので遊びに行った。
今も温泉街の長老クラスの友人もいると思う。
数年前、インターネットで申し込んだ宿に泊まったら、
お上がまじまじと私の顔を覗いて、「上城の・・・じゃありませんか?」
と言われ魂消た。近所の家の娘さんが嫁に来ていたのであった。
二軒の共同湯があり湯治客は旅館からここへ来るのが慣わしで
湯桶を抱えた湯治客が行きかうのは風情がある。




山口県・湯本温泉



思い起こせば祖母が丁度今の私くらいの年齢の頃私は小学校5年か6年生だったろう。
祖母は足が筋肉痛で長門人丸の吉野病院に通ったり、温泉に行ったりした。
戦後間もない頃で食料も楽しみも極端に不足していた。
吉野病院には祖母をリヤカーに乗せて「渡し場」の外れの「竹橋」を渡って、
「えんこ松」のある大きい松並木の川沿いを通った。

温泉は人丸駅に出て汽車に乗って通った。このときはリヤカーを使った思い出はないから、
きっと病院通いは終わっていたのだろう。
古市駅、黄波戸駅、を過ぎ、正明市駅(今は長門市駅)で美祢線に乗り換え、
長門湯本駅に着くと桜が満開だった。
歩いて温泉街の入り口の「恩賜湯」に着く。今思えば丁度、有名な道後温泉の
建物に似た作りで男女大浴場を(大きいと思ったが今見るとそれ程でもないかも知れぬ)
備えた、がらんとした建物だった。一しきりの湯浴みが済むと、湯冷ましがてら、
建物のすぐ裏の「祠」のある小高い丘に上がって、持参した「若布おにぎり」を頬ばった。
そこが、温泉の由来である「住吉様」(住吉神社)である。
私の温泉好きはここから出発しているのだろう。
もう一度、あの湯に入ってみたい。砂利の磨きが掛かったコンクリートの浴槽が懐かしい。




北広島市・竹山温泉



北広島ってどーこだ?広島からとーいか?北はわかっとる。1000キロ以上。ピンポン。

北海道札幌市近郊に北広島市がある。JR快速で札幌から南に僅か15分くらい。
わが愛する恵庭市はすぐ隣街。銭湯に行くように通ったものだ。
36号線は輪厚(ワッツ)のゴルフ場近くの交差点から田んぼや山を横切り
北広島方向に数分高原風の高台に看板が見える。

大きい岩に囲まれた露天風呂が自慢で、男女風呂は狭い岩の通路でつながっている(と言う)。
露天風呂には屋根がある「うたせ湯」があって岩の湯に風情を添える。



泉質はアルカリ性単純温泉で、神経痛、冷え性、疲労回復、五十肩、婦人病な
どに利くそうだ。風呂の水色は恵庭の湯と同じくコーヒー色である。
樹木に囲まれた露天岩風呂は、涼しい風を受けながら、澄みきった青空を眺
め、風景をゆっくりと見回すことができ、のびのびと心地良い。


庭園に面する大きいな窓がすっきりとした雰囲気の室内の湯は
また湯の花らしい固形物がへばりつく古の木の湯船が(当時)なつかしい。





箱根・仙石原温泉



昔は箱根に行くのには、車一辺倒だった。病後も旋回装置付き限定で車免許は
持ってはいるが、今は専ら電車と小田原からのバスで行く。バスで約1時間弱で
着く。温泉と自炊ステイを楽しむだけだから、気楽この上ない。




信州・湯田中温泉