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+++妊娠悪阻+++
 妊娠悪阻とは?

日常生活にも支障をきたすくらい、吐きづわりが極度にひどくなった状態を「妊娠悪祖」と呼びます。「日常生活にも支障をきたす」という度合いですが、これは個人差があるとは思うのですが、私の場合、とにかく1日に20回以上吐き、立ち上がるどころか、横になっていても苦しく、しまいには水さえ受け付けなくなりました。体力がすっかり衰え、声も出なくなりました。蚊の鳴くような死にそうな声をしている自分に驚きを感じました。普通に話そうとしても声が出てこなかったのです。

昔は「妊娠前期に起こる、妊娠中毒症」とも言われていたようです。実家にあった30年位前の古〜い家庭医学書にそう書いてあるのを見つけて、なるほどなぁと思いました。体中に毒素がまわっているって感じがしたからです。まるで自分の体ではない、まったくコントロールの聞かない、( “ 気の持ちよう ” ならコントロールできる)いかんともしがたい状態でした。

「つわり」と「妊娠悪阻」の境界線は、明確に設けられているわけではないと思うのですが、私が感じたところによると、あくまでも「重いつわり」どころではないような、「病的な」くらいに吐くという症状。目安としては、とにかく、「水分がとれなくなったら即病院へ」は鉄則です。ほかには、体重の3〜5%が減少・脱水症状がある・・・などだと思います。私の場合は、体重が11%減少しました。

入院の目安としては、尿検査でわかるケトン体の量です。値は + から ++++ まで。飢餓状態を計る値なのだそうです。私は最高のケトン値までいってしまいました。もちろん即入院、点滴治療でした。

ケトン値が低く、入院する必要性も低い場合は、入院せずに通院で治療もできます。注射か点滴で栄養分・水分を補給する方法です。ただ、病院の事情にもより、点滴などの場合、時間的に1時間半〜2時間で済まされてしまうと、つまり、点滴の速度が速すぎて、余計気分が悪くなり、ますます吐いてしまう場合もあります。点滴1本につき6〜7時間はないときついのではないかと思います。・・・となると、かえって通院だと時間的にも体力的にもよけい大変だなと思う場合もあるかと思います。

重要なことは、「つわり、妊娠悪阻=我慢」ではないこと。「この期間さえ我慢して乗り切ればきっと・・・」とは思わないで下さい。ひどくなると、脳神経症状が現れる場合もあり、死にいたる例も数少ないですが、あることはあるのですから。

 

 妊娠悪阻の治療と入院

治療は点滴や注射などによる、水分・糖分やビタミンB1,B6の補給が中心になると思います。吐き気止めの注射やお薬をいただくこともあります。私の場合、入院中は点滴1日3本、通院時は点滴1本か、注射。という感じでした。

入院になるか否かは、先ほど述べたとおりです。とにかく、「水分がとれなくなったら即病院へ」が鉄則です!

 
 周りの人の配慮

周りの人・・・ママを取り囲む人々おいえば、第一にパパ。そして実父母、義両親、兄弟姉妹、友人・・・ってところでしょうか。

パパは多くの場合、大体がママに理解を示し、支えてくれるのではないでしょうか。よほどお子ちゃまパパでないかぎりは、つわりがしんどくて夕飯作れなかった妻をどなったり、迷惑がったり・・というのはないのでは?ぎこちないけどお皿を洗ってくれ始めたり、お惣菜を買ってきてくれるようになったり、洗濯物取り込んでくれたり。仕事から帰ってきてクタクタな上に家事の負担も増えてイライラはしても、ママをいじめたりはしないのがほどんどのパパだと思うのですが・・。

もし、理解できないパパがいたら、妊娠悪阻はつわりとは違ってあくまでも治療が必要な病気なのであって、「気の持ちよう」の範囲を超えてしまってるんだということを理解してもらうことが先決だと思います。それを理解してくれれば、目の前で何度も吐いて弱っていく人を見ながら、責めるような鬼にはならないと思います。

・・・鬼なんていない場合もあるのですが、私にとっての鬼は、姑さんでした。

おおよそ、人間というものは、自分が経験したことの無い痛みや苦しみを、同じようにして他人に対して感じることはできないのものですが、特に女という生き物は、とかく、無神経なことを言ってしまったり、あるいはわざと嫌味を言ったりしてしまうことが多いようです。

理解できないとき、つい 「なによ、そのくらい。」「皆大変なのに。」「弱音吐くな。」「私だって我慢してるのに、もっと我慢しろよ。」と感じてしまうのです。(女は女に厳し〜!!)

私も実際、妊娠悪阻時、いろいろな言葉に傷つきました。それは悪気はない言葉もありましたが、れっきとした嫌味の言葉もありました。(嫌味はすべて姑によるものですが。)経験していない痛みを理解してくれと他人に要求するのは酷なので、姑の言葉のようなトゲは聞き流すようにはしましたが、やはり哀しいものです。

妊娠悪阻という病気は、姑世代にはそれほど医学的に幅広く知られていたわけではないでしょうし、ましてや自身が安産だったりした場合、全くの無知なのですから、「妊娠悪阻なんて、つわりをオーバーに言ってるだけで、がまんすれば超えれるわよ。我慢が足りない。」と思ってしまわれるようです。

自分が経験していない痛みを他人が感じている時、「そうか、そういう人もいるのだなぁ」と、完全に理解できなくとも客観的に認めてあげればいいものを、嫁のこととなると、姑・小姑は「ゆるせん!」となってしまうのも不思議なものです。そういう人ほど、自分のこととなると、逆に「理解してくれないとゆるさん!」と、いとも簡単に変わるんですけどね・・・。

 

+++いろいろなお言葉+++
「家にばかり閉じこもってないで気分転換したら?こういうのは気の持ちようなんだから!」
⇒妊娠悪阻のママにとって、この言葉は、「励ます」ことはできても、妊娠悪阻というレベルはもう既に病的であって「気分転換=即体調改善」となるようなレベルではない。
 
「旦那が弱いと妊婦はつわりがひどくなる。」
⇒友人(男性)が何気に言った言葉。ようするにつわりがひどいのは「甘え」が原因だとする主張。男性らしい理解の仕方だなぁと思った。
 
「妊娠して痩せれたってうらやまし〜」
⇒「食べづわり」で太ってしまった友人の言葉。妊娠悪阻を知らないから悪気はないし、「食べづわり」もキツイだろうからなぁ。でも痩せるのも苦しかったんだけど・・と思ってしまいました。(^_^;)
 
「神経質になるとひどくなるよ。」
⇒姑殿の言葉。いわゆる「気の持ちよう」なのだから、気にしすぎだと言いたいらしい。
 
「皆苦しくても休まずに頑張ってるんだから。」
⇒・・・姑。まるで私が怠け者で弱虫とでも思っているかのよう。同時期につわりだった小姑(つまり姑の娘!・・・・・吐きづわりだったけど、看護婦なので多忙な中、休まず働いていた。)をなにかと引き合いに出していた。ちなみに私は通勤もままならず休みをとった。通勤どころか入院になっちゃったんだから。というのは姑・小姑には通用しない。
 
「昔だったら、とっくに里に出されてるわ。」
⇒・・・妊娠悪阻で1ヶ月入院中に姑から言われた言葉。見舞いにきてくれたはいいけれど、一向に良くならず入院が長引く私に苛苛してきて、とうとう言ってしまった怒りのお言葉。
 
「お金がかかって大変、可哀想に。(自分の息子に向かって)」
⇒・・・同じく妊娠悪阻で1ヶ月入院中の姑のお言葉。見舞いに来る度に私の旦那に向かって哀れんでいた。しかも私の目の前で。そしてわざとか、私を睨みつけて、5万円を私の旦那に手渡したのである!
 
「ちゃんと(赤ちゃんは)健康よね?」
⇒・・・無事出産したという報告時に言った姑の言葉。以前から母体に悪いところがあるからじゃないかと疑っていたという経緯がこの言葉を生んだと思われる。
 
 
 
 
 
 
 
 
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