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1-ブレーキの整備

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ブレーキオイルの交換

 オートバイのブレーキオイルの交換をする。
 去年の10月下旬に全国ツアーから帰って以来、ブレーキオイルの交換をやっていない。
 このオートバイは、前輪後輪とも油圧式ブレーキとなっている。
 油圧式ブレーキのほうが、ドラム式のブレーキより利きがよいといわれている。

 ブレーキオイルの交換は、少々面倒くさいのでついついサボってしまう。
 というのは、座席下の両側のカバーをはずさないとやりにくいからだ。
 もっともショップのひとは、カバーをつけたまま器用にやってしまう。
 しかし、距離もだいぶ乗っているので、このあたりでブレーキオイルを交換する必要がある。

 ブレーキオイルが劣化すると、ペーパーロックを起こすおそれがある。
 ペーパーロックは、長い下り坂などでブレーキをかけつづけるとオイルに気泡が生じる現象である。
 こうなると、オイルに空気がまじった状態になり、ブレーキが利かなくなる。
 そのため、定期的にブレーキオイルを交換することをメーカーも奨励している。

 8ミリの透明ホースを買ってきて、それを排出口にはめ、ホースの先端をビンの中に入れる。
 ブレーキを手で押さえながら、ナットをめがねレンチでゆるめる。
 すると、ふるいオイルがホースを伝ってビンの中にポトリポトリと落ちる。
 少なくなった分だけリザーブタンクにオイルを入れ足す。
 これを数回繰りかえすと、オイルは新しいものと総入れ替えになった。
 あとは、手でブレーキを数回押して遊びをなくして完了だ。


ブレーキのグリースアップ

 親戚の若者が遊びにに来たので、これ幸いとオートバイの整備について教えてもらった。
 かれは、4輪整備士の2級の免許をもっている。
 バイクについては分からないというが、これは謙遜だろう。
 4輪も2輪も、理屈はおなじだろうから。

 まず、後輪のブレーキから分解する。
 デェイスクブレーキは、左右にに割れるようになっている。
 ゴムブーツのかぶっているところ、これはスライドするところだが、ふるいグリスを落として新しいグリスを塗る。
 この箇所は、熱を持つので耐熱用のグリスがいいそうだ。
それに、ブレーキパットを貫いているシャフトもみがいて耐熱用のグリスをうすく塗る。

 つぎは、前輪のブレーキを分解する。
 これまでなんどもパットは交換したことがあるが、ブレーキ自体の分解の方法がどうしても分からなかった。
 ふたつに分けてもらうと、ゴムがかぶってスライドするこころのグリスが乾いて固まっていた。
 これでは、自由にスライドしないはずだ。
 ここにも、耐熱用のグリスを薄く塗る。
 ためしに動かしてみると、スムーズにスライドした。

 かれは、ナットを締めたところをひとつひとつ指差しながら確認していた。
 国鉄の職員が人差し指で示しながら呼称していたあのやり方だ。
 さすがはプロだと思った。

(つづく)


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