香水の歴史
香水の歴史について
□【香りの始まり】
4000年〜5000年前、古代エジプトでは神の存在が食料の確保や外敵から守ってくれると信じ、
祭りや宗教儀式をしていました。その際に香りの良い草木を焚いていたのが始まりとされています。
■【perfumeの語源】
その焚いた草木のことをラテン語で「per fumum(ペルフ・ムーム)」といい、現在の「perfume」の語源
だと言われています。
□【様々な歴史的使用例】
バビロニアやアッシリアでは、医療目的で香水を焚く煙を使用し病魔を祓ったと言われています。
宗教では、動物の悪臭を消すためや神前に供える飲食物に香りをつけるために使用していたようで
す。
■【クレオパトラとの関係】
クレオパトラは香りに関するエピソードが多いです。
例えば、バラの香りが大好きでバラ風呂に入ったり、寝室にもバラの花びらを敷きつめていたそうで
す。
また、自分の危機を守る為ローマの実力者カエサルを誘惑する際、香水を使用し取り入ったようです。
□【初めての香水「ハンガリーウォーター」】
世界で始めてのオーデコロン(※)は1370年頃、ローズマリーを主体としたもので、エリザベス女王
に献上されていました。
※「香りの分類」ページの表に記載
■【ナポレオンとジョセフィーヌとの関係】
ナポレオンはオーデコロンの香りを好み、夫人のジョセフィーヌはジャ香の香りを好んだといいます。
離婚した理由は、嗜好の違いもあるのかも?
□【マリー・アントワネットとの関係】
2006年に映画にもなりましたね。
マリーさんはバラやスミレなどのフローラル系の香りを好み、
現在も残っているオーデコロン「4711」もマリーさんの時代からあります。
■【古代ローマの4分の1は香料店だった?】
とにかく古代ローマは、宮中の人々だけでなく、一般市民も香料を愛好したいたとされます。
□【マリリン・モンローとの関係】
マリリンさんが言った言葉でとても有名なフレーズがあります。
それは、「何を着て寝ているか?」という質問に対し、「シャネルの5番(香水名)を着てるの」と言った
ことです。
この「着る」という表現。英語では香水をつけることを「ウェアー」と言うので、洒落た回答だったという
ことですね。
■【香水の大量生産の始まり】
フランス革命と英国の産業革命により、香水は貴族の独占物から市民の物へと開放されました。
また、19世紀末には合成香料(石油などから科学的に合成したもの)も開発され、大量化が進みま
した。
□【権力者を魅了した香木】
奈良県にある正倉院には、日本最大の香木が収められています。
この香木は、足利義政や織田信長といった権力者が当時の天皇から少しずつ分けられていました。
これは、彼らが権力の証としてほしがったものであろうとされています。
明治天皇が奈良に行かれた際も少量を持ち帰られています。
■【坂本竜馬が愛用した香水】
現在、「竜馬伝」で熱い坂本竜馬は新しいもの好きで、いち早く香水にも手を出していたようです。
それは、ロジェ・ギャレの「ヘリオトロープ」という香水です。
この香水は、日本へはじめてきた香水でもあります。
以上のように、香水関する考え方は様々で変化してきました。
現在では、趣味として自分の好きな匂いを楽しめるようになっていますね。
次の「香りの分類」のページでは、
香水の分類、系統や香りの変化を紹介していきます。