 |
「桃も流れてこないし・・・・ 一寸法師のおわんも流れてこないし・・・・・
ナマズさんは寝てて、遊んでくんないし・・・・」 (アトム) |
 |
「この川もあきたなー ママ、どっか大きな川に行こうよ!」 (アトム)
「じゃー、今日は奥津温泉の花美人の湯に行くから、一緒に来る?!」 (ママ)
「美人になりたい人が行く温泉?」 (アトム)
「ちがう! 美人が行く温泉!」 (ママ) |
 |
「みんなは連れて行けないから、アトムだけだよ! 他のみんなに言うんじゃないよ! わかったね!」 (ママ)
「うん! わかった! アトムの口はでかいけど、堅い!」 (アトム)
「なんか、良く分らないけど、まー、いいか!」 (ママ) |
 |
「さー、着いたよ!」 (ママ) 「えーー! ここは川じゃない、温泉は?」 (アトム)
「温泉には犬は入れないの!」 (ママ)
「アトムは人間だー! 犬になった覚えはありません!」 (アトム)
「なにを訳の分らないことを言ってんの!」 (ママ) |
 |
「しょーがない、ここで我慢するか・・・ どっから、川へ降りるの?」 (アトム)
「そこから!」 (ママ)
「こんな急なところ、犬じゃないと無理!」 (アトム)
「あんたは犬なの!」 (ママ) |
 |
「やっと着いた! さー、泳ぐぞー!」 (アトム)
「あんた、泳げたっけ?!」 (ママ)
「ぎくっ!!」 (アトム) |
 |
「なんと失礼な! アトムは犬かき泳法の達人なんだから 犬かきが、オリンピック種目にあったら、
今頃、アテネオリンピックに出てたのに・・・・・」 (アトム)
「大口たたくんじゃないの!」 (ママ) |
 |
「うっ! なんか深そうだなー・・・・」 (アトム)
「さー、泳いで見せてよ!」 (ママ) |
 |
「じゃー、泳ぐよ! ばしゃ、ばしゃ! ごく、ごく!
うーーん。谷川水仕込みの一番搾りはおいしいねー!」 (アトム) |
 |
「さー、十分泳いだから、上がろう!」 (アトム)
「それって、泳いだんじゃなくて、行水しただけでしょ!」 (ママ)
「ここは、深いんだよ、
溺れたらどーすんの!」 (アトム)
「・・・・・・・・・」 (ママ) |
 |
「さー、今度は、ママが入る花美人の湯に行くよ! あの崖、登んなさい!」 (ママ)
「えーー! あんな、急な崖、犬じゃないと登れない!」 (アトム)
「アトムは犬なの!」 (ママ) |
 |
「わー、登れない! おちるー! ママ、お尻、押して!」 (アトム)
「なさけなー・・・・・」 (ママ) |
 |
「わー、車がない! どーやって、かえろー?! 犬でもないと、到底こんなところから、帰れないよねー!」 (アトム)
「あんたは、やっぱ、犬じゃないかもねー・・・・」 (ママ)
「やっぱ、人間でしょ!」 (アトム)
「いいや、犬の格好をした 牛! ホルスタインかな?!」 (ママ)
「・・・・まったく、人をおちょくって・・・・」 (アトム) |
 |
「あー、よかったー! 車があったー! これで帰れる!」 (アトム)
「あんた、犬になるために、こっから、歩いて帰ってみる?!」 (ママ)
「えーー! うそー!」 (アトム)
「うそ、 です! あんたが、こっから帰れるわけないもんね!」 (ママ)
「当たり前でしょ! アトムは犬じゃないんだから!」 (アトム)
「威張るんじゃない!」 (ママ) |
 |
「あー、よかった! もー帰ろうよ!」 (アトム) |
 |
このあと、ママは、奥津温泉 花美人の湯 に入り、 ますます美人になり (うそです)、
道の駅で、 落合ようかんを買いました(まる) |
 |
それから、奥津湖で記念写真を取り(おじさん、そこ、じゃま!)、
雨が降ってきたので、いそいで家に帰りました(まる)
あー、とっても楽しかった!とみんなに自慢しました(まる)
みんな、とてもくやしがっていました(まる)
おわり |