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「ギャッ、ハッ ハッ ハッ ハー!」 (ママ) 「なんだ、なんだ!?」 (ひまわり)
「ヒャッ、ヒャッ、ヒャー!」 (ママ)
「なに、あれ??」 (たんぽぽ)
「ママが電話してんの! もー、30分も! それにしても声がでかい!」 (かりん)
「ふーーん、よくそんなに喋ること、あるねー!」 (たんぽぽ) |
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「じーー!」 (アトム) 「アトムちゃん、なに、見てんの?」 (たんぽぽ)
「これ、なんだろ? おいしそ! 落ちてこないかなー!」 (アトム) |
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「ひからびた柿のように見えるけど・・・・・」 (アトム)
「これは、干し柿! まだ渋いけど、これから、だんだん甘くなるよ!」 (ママ)
「えーー! 甘くなるの! 楽しみ、楽しみ!」 (アトム)
「あんた、食べる気なの?!」 (ママ) |
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「これ、ぜーんぶ、アトムのだから、とるなー!」 (アトム)
「いいよ、いいよ、
どーせ、ぼくたち犬の口には入らないんだから!」 (ひまわり)
「アトムちゃんは認識が、甘い!」 (たんぽぽ)
「甘いの、大好き!」 (アトム) |
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「クリのときも、ママたちが 栗ご飯と渋皮煮にして、
ぜーーんぶ、食っちゃったし・・・」 (ひまわり)
「わるいか!」 (ママ) |
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「こーやって、待ってれば、そのうち落ちてくるだろう・・・・」 (アトム)
「さすが、バカニーズのアトムちゃん、えらい!
で、どのくらい待つつもり?」 (たんぽぽ)
「3年!」 (アトム)
「・・・・・」 (たんぽぽ) |
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「まだ、ぜんぶ終ってないよ! 干し柿つくり! 少しは手伝いなさい!」 (ママ)
「わー、いっぱいある! これ、頂戴!」 (アトム)
「あげてもいいけど食べる?! 渋柿!」 (ママ)
「・・・・・・・・」 (アトム)
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「そのお皿に盛ってあるのは何?」 (たんぽぽ)
「これは、熟柿(じゅくし)といって、もっと渋いの! (うそです)
食べてみる?」 (ママ) |
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「かりん委員長、いかがいたしましょう?」 (たんぽぽ)
「うーーん、そーだな
あの、脳天気な ひまわり君にたべさせようか!」 (かりん)
「さすが、委員長!」 (たんぽぽ)
「さいたー さいたー♪ チューリップの花が・・・♪」 (ひまわり) |
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「なんか、言った?!」 (ひまわり)
「いいや、なんにも! ミミが痒い!ぼりぼり!」 (たんぽぽ)
「なんか、言っただろ、ぼくの悪口!」 (ひまわり)
「意外と敏感だな! アトムちゃんに変更!」 (かりん) |
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「アトムちゃん、これとっても甘くて、おいしいんだって! 食べてみて!」 (たんぽぽ)
「よっしゃ!、よっしゃ!」 (アトム) |
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「まずくても、最後まで毒見! もとい! 味見! するんだよ!」 (かりん)
「うん、味見! 味見!
もうこうなったらなんでもしちゃう!」 (アトム) |
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「うっ・・・・・!」 (アトム) 「どお??」 (かりん) |
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「あまーーーい! おいしーーい! もっと、ちょうだい!!」 (アトム) |
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「がぶ! がぶ!」 (アトム)
「アトムちゃんはもういいから、
かりん委員長によこしなさい!」 (かりん)
「がぶ! がぶ! ごっくん!」 (アトム)
「こら! よこしなさい、っていうの!!」 (かりん) |
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「うーーん、これは、おいしい! ぺろぺろ!」 (かりん)
「キャスパー君にもちょうだい!」 (キャスパー)
「ぜんぶ、あたいのもん!」 (かりん)
「・・・・・・・・・」 (キャスパー) |
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「うーー、くった、くった!」 (かりん)
「独り占めなんて、委員長の横暴だー!」 (たんぽぽ)
「横暴じゃない! 上位の者からいい目みるの!
これ、犬の世界のおきて!」 (かりん) |
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「いいもん! あとからママにもらうもん!」 (たんぽぽ) |