めんどうくさいけどいとおしい
himawari

ぐるりのことロゴ

イメージ写真

映画「ぐるりのこと。」とは?

2008年6月7日に公開された、映画 「ぐるりのこと。」は前作『ハッシュ!』(02)がカンヌ国際映画祭ほか数々の映画賞受賞と52カ国を超える世界公開で話題となった橋口亮輔監督の6年ぶりの復活作。6年という長い歳月を経て辿り着 いた本作のオリジナル脚本は、自身が『ハッシュ!』以降に経験したさまざまな出来事をもとに書かれている。人間の悪意が次々と顕在化していった9・11以 降の世界、その中で自らがうつになり、闘った苦悩の日々。そこで彼は、日本社会が大きく変質したバブル崩壊後の90年代初頭に立ち返り、自らの人生と世界 を重ね合わせ、「人はどうすれば希望を持てるのか?」を検証したと言う。彼が導き出した答えは、「希望は人と人との間にある」ということ。そうやって苦し みを乗り越えた実体験を反映させ、橋口亮輔はささやかな日常の中にある希望の光を、1シーン1シーンをいつくしむ丁寧な演出で浮き上がらせる。6年ぶりの 復活作は、観た後もずっと心の中に大切にとどまり続ける、いとおしさにあふれた名作になった。

ストーリー

1993年、小さな出版社に勤める妻・翔子と生活力に乏しい夫・カナオは第一子の誕生を控え幸せな日々を送っていた。カナオはを目指す傍ら法廷画家の職を得る。その後第一子の死去という悲劇に見舞われた夫婦のうち、翔子は次第にうつに陥っていく。そんな翔子を静かに見守るカナオは、法廷画家という職について法廷に通ううちに東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件、地下鉄サリン事件といったさまざまな事件の公判を傍聴する。 時代の変化の中で二人の夫婦は夫婦の絆を深めていく。

原作・監督・脚本・編集 橋口亮輔 衣裳 小川久美子
企画 山上徹二郎 スチール撮影 黒田光一
撮影 上野彰吾 音楽プロデューサー 北原京子
照明 矢部一男 音楽 Akeboshi
美術 磯見俊裕 主題歌 Akeboshi「Peruna」(エピックレコードジャパン)
制作:シグロ 配給:ビターズ・エンド 宣伝:ミラクルヴォイス 支援:文化庁 140分/35ミリ/カラー/ドルビーデジタル/2008年
製作:シグロ/ビターズ・エンド/衛星劇場/アミューズソフトエンタテイメント/博報堂 DY メディアパートナーズ © 『ぐるりのこと』プロデューサーズ