ピラティスの呼吸法

ピラティスメソッドを自宅で実践するために、基本事項の一つである呼吸法について説明します。まずは、ピラティスの基本の姿勢を覚えましょう。基本姿勢は背骨のS字カーブを保った姿勢で、これが体にとっていちばん自然で正しい姿勢です。

まず仰向けに寝てひざを立てます。足の裏は床につけ、左右の腰骨、恥骨の3点を床から水平に保つ。坐骨は床から浮かないように注意。背骨は反り返らせず、S字カーブを保つこと。腕は手のひらを下に、指先を足方向へ長く伸ばし、体の横に自然に置く。

そして重要な呼吸法ですが、鼻から息をゆっくりと吸います。肋骨(ろっこつ)を左右と背中側に大きく広げるように空気を送り込むのがコツです。おなかがふくらまないように注意しましょう。

十分に息を吸ったら、口から息を吐きながら、骨盤底筋を下から上へ引き上げていく。女性の場合はまず腟を締め、下から順にズボンのファスナーを上げるイメージで。腰骨と恥骨の三角形が水平に保たれているか、両手を下腹部に当てて常にチェックしましょう。

ピラティスメソッドの呼吸法は、深く息を吸って、息を吐きながら行うのが基本です。この呼吸法は、筋肉を引き締めるうえに内臓を強化するため、代謝アップにもつながるといいます。コツは、普段使うことのない骨盤底筋など、先述のコアの筋肉を意識することです。息を吸いながら背骨を伸ばし、自分の体が大きくなるイメージで行うのがポイントです。ゆっくりと深く呼吸することで、ほどよくリラックスできます。ストレス解消に利用してみるのもいいかもしれません。