
名前
ロッカー(Rocker)「揺する物」、別名はクレイドル(Cradle)「揺りかご」特徴
水の少ない場所でも使用できる。選鉱の速さはパンニング皿の数倍〜十倍。構造
底部に半円形の板が2枚付いていて、全体を左右に揺すれるようになっている。
最上部にはホッパー(給鉱部)があり、底が金網や穴あき鉄板になっている。
その下には斜めの板2枚、デフラクターとエプロンがある。小形のロッカーでは
この2枚の板が省略されている。
底板にはリッフルと呼ぶ桟があり、リッフルは取り外しできる。
底板に傾斜が付くように、半円板2枚の高さを変えた物、傾斜した台の上に
載せる物、台を石の上に載せて傾斜させる物の3方式がある。使用方法と原理
ホッパーに土砂を入れ、「ひしゃく」で汲んだ水を上から注ぎながら、ロッカー
全体を左右に揺する。大型のロッカーではハンドルを持って揺する。小型では
ハンドルが無いので、適当にどこかを持って揺する。揺すり方は、できるだけ
シャープに。しかし幅はそれほど大きくする必要はない。
吸水はできるだけ絶え間なく。また、揺する動作も途切れないようにする。
ホッパーの中の土砂が洗い流され、礫(小石)だけが残っても、しばらくの間
水をかけながら揺すり続ける。礫同士がぶつかるうちに、こびり付いた粘土も
落ちて流れる。適当な段階で礫だけ捨てる。
水と共に下に落ちた土砂は斜めの板(デフラクター)で一旦前に送られる。
エプロンと呼ぶ2枚目の板で再び後方へ送られるが、この時、大粒の砂金は
ゆるい毛布でできたエプロンに引っかかる。エプロンは抜き差し式。
最後に底板の上を前方に流れ下るが、リッフルと呼ばれる桟を越えて流れる。
この桟に砂金が引っかかる点はスルース・ボックスや板ネコ、樋流しと同じで
あるが、大きく違う点は、桟の上流側に重鉱物が溜まることである。
ロッカーは常に揺すられた状態なので、砂は水と液状化現象を起こし、擬重液
となって底板を流れ下る。軽い砂は水と一緒にリッフルを乗り越えるが、砂金
は重いので底の方這うように下り、リッフルを越えられない。
リッフルの上流側に溜まった砂が少なくなったら揺するのを止め、ホッパーに
次の土砂を入れ、再び吸水と揺動を繰り返す。
水をかける動作で、最初は少しずつかけないと、溜まった砂と砂金が、一気に
流れてしまう危険性があるので注意。
ロッカーは、配置さえうまくいけば、溜まり水を使い回しして、非常に少ない
量の水で多量の土砂から砂金を選り分けられる。
ロッカーの設計図があるホームページ.
ロッカーの説明 2.
ロッカーの説明 3.
ロッカーの説明 4.
ロッカーの説明 5.
ロッカーの説明 6.
ロッカーの説明 7.
ロッカーの説明 8.
ロッカーの説明 9.
ロッカーの制作風景
いろいろなロッカー
