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 TOP(4)製作前キットレビュー N1/700 25mm3連装機銃 (PIT-ROAD、FineMolds、WaterLine Series)

 (4)製作前キットレビュー
   N1/700 25mm3連装機銃 (PIT-ROAD、FineMolds、WaterLine Series)

 さて、最近(2010年9月現在)は海モノが何度目かのマイブームを迎えておりまして、折しも巷では1/350の艦船モデルも大体の大物は揃いつつあるようですが、私は一部例外アイテムを除いて1/700をメインに(収集)しています。

 過去何度かのマイブーム到来の結果、結構な数の在庫を抱えている割に製作が進んでいない分野ではありますが、1/700はタミヤ、ハセガワ、アオシマが擁するウォーターラインシリーズをはじめ、各社息の長いシリーズですので引退後の楽しみとしても長い付き合いになりそうです。(何か急にオッサン臭いな)

 そのウォーターラインシリーズの息の長さを支えたのは、1994年に開発された、「艦艇用兵装セット」でした。
 大型艦・小型艦それぞれに共通する兵装を新金型・造形で開発し既存キットに添付してリニューアルを図ったもので、当時ほとんど休眠状態であったこのシリーズが息を吹き返したのはこれがキッカケと言っていいでしょう。

 しかし、それを遡ること7年前から1/700の旧日本海軍艦艇用の装備品セットを発売していたメーカーがピットロードでした。
 このたび、その装備品セットのリニューアル版の第1弾が発売されましたが、世の中は既にファインモールドの「ナノ・ドレッドシリーズ」等の”究極”と云えるほど精密な装備品セットが出回っている時代です。最後発の装備品パーツの実力を見てみたいと思います。


 
 ↑左がファインモールド「ナノ・ドレッドシリーズ」九六式25mm三連装/連装機銃。
  (各16ケ、8ケ セット)

  右がピットロードの新製品、新WW-U日本海軍艦船装備セット [T]
  25mm機銃は、三連装/連装/単装がそれぞれ12ケ、12ケ、20ケ入り
  その他に、25mm機銃弾薬箱(大、小) 各8ケずつ、八九式40口径12.7cm連装高角砲、8ケ、大小アンカー、高射装置や小型の測距儀等もセットされており、お得感はあり。


■Proportion:
  ファインモールド: ☆☆☆☆☆
     ピットロード: ☆☆☆☆
■Detail:
  ファインモールド: ☆☆☆☆☆
     ピットロード: ☆☆☆☆
■Structure: ☆☆☆☆
  ファインモールド: ☆☆☆☆☆
     ピットロード: ☆☆☆☆

 (1)九六式 25mm 三連装機銃 比較

      九六式25mm機銃
      ↑左からファィンモールド、ピットロード新、ウォーターラインシリーズ。
      ↓さすがにファインモールドの精密さは抜きん出ている感があります。
     九六式25mm機銃
     ↑ファインモールドは組立ての必要がないというのも強みです。
    この細かいパーツは普通の切り出し、ゲート処理、接着の作業が大変困難です。

 精密さではファインモールドに分があるようですが、肉眼ではあまりに精密過ぎてウォーターラインシリーズに慣れた目には、逆にすごく「華奢」に見えてしまいます。
 また、このパーツを搭載するとディテールのバランスを取るために周辺のディテールアップも相応に必要になりそうです。

 (2)九六式 25mm 単装機銃 比較

     九六式25mm機銃
     ↑左からファィンモールド、ピットロード新、ピットロード旧 です。

 ウォーターラインシリーズには単装機銃のパーツがなかったので、エッチングパーツを除くとピットロードの独壇場だった感があったのですが、いい時代になったものです。
 新パーツはさらに情報量が増えているようですが、銃身の細さで単装機銃の華奢さを表現するにはファインモールド製が良く出来ているかと・・・。


 (3)八九式40口径12.7cm連装高角砲 比較
 
 40口径12.7cm連装高角砲
 ↑左がピットロード新、右がウォーターラインシリーズです。

 知らなければウォーターラインシリーズのパーツでもあまり違和感はなかったのですが、こうして比較すると使えなくなりますねー。

 40口径12.7cm連装高角砲

 40口径12.7cm連装高角砲
 後ろから。左がウォーターラインシリーズ、右がピットロード新パーツ
 ピントが合っていないのは、堪忍して下さい。
40口径12.7cm連装高角砲
 左は、軍艦モデラーのバイブル、グランプリ出版・軍艦メカニズム図鑑の「日本の巡洋艦」に掲載されている、八九式40口径12.7cm連装高角砲の精密イラストですが、これを見ても判る通り、砲の左右の「照準室」と「電動機室」は後方が抜けているのがより正確なようで、ピットロードのパーツはそれを意識したものと思われます。

  
 特筆すべきは、ピットロードの新パーツは、砲の駐退発条筒(画像左の部品)の接着前なら上の様に砲が可動する事です!(やり過ぎ、やり過ぎ)

 可動軸に接着剤が着かない様にすれば、接着後も可動できると思いますが、私にはちょっと無理な芸当ですね。

 
 右のピットロードの新パーツは、左と比べると砲の先細りも再現されている様です。


■Cost Paformance:
  ファインモールド: ☆☆☆☆
     ピットロード: ☆☆☆☆☆

 と、言う訳で3連装機銃は、精密さでは確かにファインモールドに分があるものの、観賞上(肉眼)では好みの問題になりそうで、大差なしといったところが私の感想です。
 ピットロードの難点は組立て(接着)が必要なところ。ゲートの切り取り跡もきれいに削らなければ、組み付けが困難でした。

 ただ、単装機銃、高角砲、弾薬箱までセットされている割に値段がお手頃なので、ピットロードに☆5つとします。








PIT-ROAD 1/700
新WW-U日本海軍艦船装備セット [T]
(画像上側)
 定価 \1,800
同下側 WW-U日本海軍艦船装備セット [W]
 定価 \900


九六式25mm機銃
Finemolds ナノドレッド700シリーズ
1/700 九六式25mm機銃セット(防盾有り・無し)
 (単装/連装セットは各24コ/8コ、
  三連装/連装セットは各16コ/8コ 入り)
定価 防盾無し版 \1,200
    防盾付き版 \1,500






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