TOP(5)製作キットレビュー O HONDA NXR-750 (1/12 TAMIYA)
    
 (5)製作キットレビュー


  O HONDA NXR-750 (1/12 TAMIYA) 
    2012.12.30 完成

 

 バイクは好きなのですが、オフローダー原付という今となっては希少種のバイクしか乗ったことのない私は、パリ・ダカに出るような大型・オフロードバイクはある意味羨望の的でした。

 今回ひょんなことから、このキットを手にすることになり(正直にオークションで競り落としたと言え!)珍しくすぐに作り始めたのですが、もとがほぼジャンク品であったため、想定内の出来ごとと、想定外の出来ごとが起こりました。特にデカールにですが。

 そこで題して、「このデカール、使えんのか?レビュー」(第4回)です!

■Proportion: ☆☆☆☆☆

 オフロードバイクというと軽量でスリムな車体というイメージが一般的でしょうが、バイクキットとしてはあまり一般的でなく、リリースされている数も大変少ないです。

 よって、キット化されているオフローダーは、余程有名か活躍したものに限られており、天下のタミヤのラインナップでも、スズキRM、ホンダCR、KTM というモトクロッサーか、BMW R80 G/Sと本キットのパリ・ダカ優勝車しかありません。まぁ、露出媒体も少ないしメジャーでないのでいたしかたないですが。

 中でもこのNXR-750 は、ずんぐりむっくりしたBMWに比して均整がとれておりとってもカッコ良いと思うのはひいき目でしょうか?

 これが市販されてたら絶対買ってたのになぁ。(免許取ってから言えと。)

■Detail:☆☆☆☆

 正直、バイクのキットはお初に近いので、あーだこーだ言いづらいのですが、ブレーキホースは再現されているものの、アクセルケーブルや電装系ハーネスはオミットというところは、標準的なキット仕様ではないかと思います。
 しかしながら、ほとんど隠れるV-TWIN エンジンやキャブ、ラジエータ配管などはしっかり再現されており、作り応えはあります。


 目立つ部分と言えるハンドル上のアクセルケーブルは2箇所の出っ張りにL型のパーツを自作して、これまたオークションで見つけた模型用のケーブルで再現しました。

 それぞれを2個あるキャブレターまでつないでみましたが、これでええんかいな?

■Structure:☆☆☆☆

 その他、肉抜きされているパーツで見えそうなものは、エポキシパテでの埋め立てやプラ板でのふた作成をします。

  

 その他、フロントカウルを止めるネジなど追加再現できそうなディテールアップ箇所はありますが、今回は見送りました。



 エンジンは後ハメできるので、フレームはここまで組み上げてしまいます。

 フレーム側の取り付けダボを低く削っておいてやれば、燃料タンクも後ハメできるため、ここまで接着してやります。

 エンジンアンダーカバーの側面は、モールドで再現してありますが、軽量化の為の穴と思われますので、開口します。

 その内側にはラジエータリザーバタンク?の取り付け座がありますので、削っておきます。

 先程のガソリンタンクは、後ハメの際最も力のかかる場所にパーツ合わせ目がありますので、裏からプラ板を貼って補強しておきます。

 これが無いと塗装後に後ハメするときに割れてしまって「泣き」をみることになります。

 その他加工したところは、フレーム右後部のアルミフレーム部分の肉抜きです。

 パーツ成型時の強度上の都合で抜けていない部分を開口します。

 さて、それではパーツの塗装工程に入ってみましょう。

 まずは、ホィールの塗装ですが、スポーク部分に型ズレでパーティングラインが目立つところがありましたので、それを削り落してしまいます。
 ホィールは2枚のパーツを左右から合わせる構造ですので、外側から見える部分だけを削って済ませます。

 裏側のズレ分まで削ると、細くなりすぎて他のスポークとの差が大きくなりすぎてしまう為です。

 スポークはシルバー、リムはゴールドに塗装するため、まずは全面にシルバーを吹き、スポークだけをマスクします。

 このマスキングはいろいろ考えましたが簡単な方法が思いつかず、一本ずつちまちまテープを貼りました。
 

 シルバーの上からクリアイエローとクリアオレンジの混色を吹いて、透明感のあるゴールド表現をします。

 実際のホィールでも使われている表現方法なので、実にリアルです。

 さて、本キットはブルーとホワイトの塗装の上からゴールド+赤のラインをデカールで仕上げるようになっています。

 今回カウルのホワイトをMr.カラーの316番(ホワイトFS17875)で塗装し、ブルーは鮮やかすぎるのも違和感があるので同5番のブルー(基本色)をチョイスしました。


 さて、ブルーとホワイトの塗装も済んでデカールを水に浸して貼ろうとした結果が左の画像です。

 見事にもろくも崩れてしまい、ずらして貼れるシロモノではないことが発覚しました。

 乾燥し過ぎてずれにくくなったデカールには慣れていましたが、こういう事態は初めてです。
 ゴールドの顔料が脆いのか?とも考えましたが、他の色違いの小さいデカールも同様でしたので、全てこうなってしまうものと一度は諦めます。


 気を取り直し、とりあえずゴールドと赤のラインをマスキングで再現することに。

 ゴールドと赤の間の隙間が狭くそこにホワイトが存在するため、マスキング方法の考案が難航。

 結局赤のラインは貼ったテープを細く切り出して再現するという暴挙に出ることに。
 これをやるとカッターの刃で塗装表面に傷を付けるので邪道、と思っています。

 ゴールドを吹いたあと、細く切り出したスリット状の表面に赤を吹いた後。

 つまり赤のラインの太さはカッターで切った二本の線で決まるので、とても平行とは云えず、ヨレヨレの線に・・・。 トホホ。

  それでも何とか「らしく」見える程度にはなったか、な?
  


 一日考えてふと思いついたデカール復活策が、クリアースプレーでした。

 インクジェットプリンターで自作デカールを作ったあと、クリアーのスプレーでデカール表面をコーティングすることを思い出し、やってみました。

  
  2度吹き位で表面がテカテカになる程度にします。


 まずは小さいデカールを切り出し、周辺のクリア塗膜とマーク部分の間に切れ目を入れておきます。デカール周辺の「ノリ」の部分を切るのと同様です。

 水に浸して、軟らかくしたらまずノリの部分をつついて剥がして洗い流し、マークだけを台紙に残します。

 あとは、普通のデカールと同様に慎重に滑らせると、・・・・。

 やったね。 貼れましたよ。

 ただ、市販の薄いデカールよりまだ薄い(あいまい)ので、押さえる付けるのも最小限の力で、しかもマークソフターは使えませんでした。
(付けた瞬間ボロボロになります)

 という訳でこの方法はあまり大きなデカールには使えなさそうです。

■Cost Paformance: ☆☆☆☆☆

 バイクキットの初完成品ですが、意外と作り易くて満足度は高いです。


 デカールの都合もあり、ゼッケンプレートは付けていません。


 反対側の「Rothmans/HONDA」 はデカール復活実験の尊い犠牲になりました。



























 汚し塗装まで考えていなかったけど、勿体なくてできんな。









タミヤ 1/12 HONDA NXR-750 "パリ・ダカ優勝車"
 (\1,200 安っ。当時の定価です) 
 スポット生産扱いの製品で、近頃は店頭では滅多に見かけない存在では?
 私はオクのジャンク品出品をゲットしました。

 ジャンクの程度と想定内のリカバリー作業は、こちらを参照してください。




























BMW R80 G/S
 (タミヤHP. 製品カタログより)

























































































































































↑シルバーの下地にクリアーイエローとクリアーオレンジを混ぜた色を吹いてゴールドの表現をするのは、ガンプラ(主に百式)でお馴染みです。
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