<09年 9月11日> 零戦の塗装色について
何故にいまこの話題かというと、例のデアゴスティーニ「零戦を作る」を始めてしまったからという訳なのですが、零戦に詳しい人ならまだしも普通の人にとっては大して興味をそそらない話題かも。(じゃ、やめとくか・・・でなくて。)
簡単に説明しますと零戦、特に二一型の初期の塗装色が通称「飴色」と呼ばれていたのはその筋では有名な話なのですが、この「飴色」自体がどんな色なのかというのは、長い零戦研究の中でも最大といっていいほどの謎なのです。
何しろ5年間もの太平洋戦争を経て、現存している初期の二一型は無く(複製を除けば東京・上野の国立科学博物館所蔵の二一型(後期の緑系塗装)が唯一)、オリジナルの塗装色を示す色見本などの文献もないという状態。唯一、日本海軍の空技廠研究実験報告「空技報0266」(これもその筋では有名な文書らしい)に「現用の飴色」というのが「J3」という色見本と比較し「ヤヤ飴色ガカリタルモノナルモ光沢ヲ有スル点」で異なるとして記載されているということが分かっているだけなのです。
ではその「J3」なる色見本はというと、なんとMrカラー#25の「ダークシーグレー」に近い色(私が見た限りですが)と最近の研究で紹介されています。(「学研」歴史群像・太平洋戦史シリーズ 「零式艦上戦闘機2」より)
結論としては色見本も70年近く前のものとあっては当時の色調を留めているとは思えず、結局正確な比較対象とできないため、いまだ「飴色」の決定版は無い状況なのです。
さて、デアゴスティーニ・ジャパンは右のようにMrホビーと協力して、Mrカラーのオリジナルスプレー版を特別に用意して販売しています。
これを見て「高過ぎ!」と思う方、右から2つ目の機体内部色として有名な「青竹色」はなんと3本セット(\1500相当)だそうです。(それにしても高いですが)エアブラシなら、ビン2本(\300相当)もあれば十分かと。
スプレーは簡単でいいですが、どうしても厚塗りになりますから使いどころも選びますねぇ。右のセットは前半用で外板色などは第2弾として出すようですが、完成見本を見る限り外板はMrカラー#56の「明灰緑色(中島系)」のようです。私は貧乏症なので全てエアブラシを使う予定です。
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左はタミヤの1/32ですが、個人的にはこの箱絵の色味が気に入っているので、参考にしたいです。というかコレ先に作れよっ!てオチかな。
う〜ん、自滅?
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