
「財政削減を高校に持ってこないで!」
| 高校の「適正規模」は、本当に1学年6〜8学級なんでしょうか? |
今後すべての高校を「1学年6〜8学級の『適正規模化』を図る(地域の実情で4〜5学級もやむをえない)」(7月30日)としています。大分県教育委員会は、小規模の高校では @進路希望が達成されにくい A学校行事や部活動ができにくい B生徒の社会性や協調性がはぐくみにくい C多くの先生との出会いが少ない 等の問題点を掲げています(6月27日 大分合同新聞広告)。 現在、大分県の公立高校54校中、1学年6学級以上の高校は18校(33.3%)しかありません。しかも18校中12校は大分市内の高校です。プラン検討委の言い分がほんとうなら、県内の80%近い高校で(大分市以外では、ほとんど全ての高校で)充分な教育が出来ていないことになります。 @就職率や進学率は、小規模校でも大規模校でも、大きな差はありません。 A2〜3学級規模の学校で全国大会に出場している部活動もあります。 学校行事では、小規模校のメリットを生かして、一人ひとりの役割が重要になり、より充実した内容になっている学校も多くあります。 B生徒の社会性や協調性の育成は、学校規模とは無関係です。 小規模校では人数が少ないことで、生徒同士・生徒と教職員の距離が近く、「全ての生徒と教職員の名前がわかる」という学校も少なくありません。 逆に大規模校では同じ学年に居ながら、「他のクラスの担任の名前も知らない生徒、隣のクラスの授業を担当しない先生」、といったこともあります。 教育の質は規模ではなく中身です。大規模校でも小規模校でも、学校規模にかかわらず、質の向上は可能です。 今回の学校数削減は、教育内容の向上のためでないことは明らかです。では、その狙いは何でしょうか?それは「財政削減」にあります。試算によると、全県の高校を1学年6〜8学級に「適正規模」化して学校数を減らしていくと、10年後には現在の全日制高校54校のうち4割近くが削減される計算になります つまり、地域から高校を減らすことで教育予算を大幅削減しようとしているのです。 |
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