inner



いるからここにいる  運命論  生きる  理想と現実  いのち  意思  energy  ヒトと自然と愛  性(さが)  inner world



+++いるからここにいる+++

確かにボクがいる
いるからここにいる

理由がなくともここにいて
理由がなくとも生きている
理由があればなお良い

生命という幸運
何て素晴らしい世界!

地球がここにある
太陽が昇っていく
確かにボクがいる
いるからここにいる

何て素晴らしい世界!


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+++運命論+++

僕たちの目の前に広がる道は
限りなく不透明で不安定であり
僕たちにとって予測がむずかしい
けれども
何か漠然とした得体のしれないものに
支配されているわけではなく
物理法則の過不足ない恩恵により
原因と作用とをもって
ただ結果が生み出されるにすぎない

それは僕たちが望むと望まないに
まったく左右されることなく
それがドラマティックであるとないに
まったく左右されることなく
理由なく定められた法則のもとにおいてのみ
ただ唯一の結果を生むのである

ひらひらと舞う木の葉の落ちる先が
すべて定められているように

僕たちの頭の中のできごとすら
理由なく定められた法則に従うものであり
そのことに気づくことすら
生み出されたひとつの結果である
その中に在って僕たちは
確かに幸せを求めて生きているのであり
様々なことを感じとりながら
自ら考え、自ら行動するのである

理由なく定められた法則によって
生み出される唯一の結果としてここに在り
なお強い意志のちからを持って
いのちや感情を愛せるものだけが
先へと歩んでゆけるのである

その意味において結果とは即ち運命であり
運命とは果たしてつまらぬものである


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+++生きる+++

僕らは幾多悲しみの淵に立ち
それでも確かに生きていく

押し寄せる恐怖に足がすくんで
問題を先回りして心傷つけても
想像の痛みが増大していっても

死ぬよりはましだと
開き直ってでも生きる
最も単純な思考回路に拠って
例え全てを壊してでも生きる

その先に愛するものがある


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+++理想と現実+++

生きとし生けるもの全ての幸福を願う中で
僕らはあまりに身勝手な想像をかきたてている

幾千幾万のぶつかり合う理想を目の前にして
僕らは相変わらずに自分の殻に閉じ篭っている
頭の中の主張に寄りすがっている

生きとし生けるもの全ての幸福を願う中で
僕らはあまりに身勝手な想像をかきたてている

日常で繰り広げられる問題にさいなまれて
壮大な理想とは裏腹な行動ばかりをとっている
その矛盾を無意識に投げ捨てている

日常の中に隠れている非日常性を掴み出し
積極性を遮ろうとする見えない壁を破壊して
想像していたよりも遥かに困難なステージへと
この足を踏み出していかなければならない

心の中に備えておいたよりも遥かに大きく
爆発的で感情的なエネルギーによって
現実を変える為の具体的な一歩を
僕は確かに踏み出していかなければならない


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+++いのち+++

いのちのあることは不思議なことだ
ただの物体が自分で考えて動いている

当たり前の生活の中に閉じ込められた
とても素晴らしい驚きと実感
周りの全てのものが愛おしく感じる

生まれてくるいのちがあれば
無くなるいのちもあり
もっと生きたいと思う人がいれば
死んでしまいたいと思う人もいる

そして僕は生きている

物理法則という可愛気のないものに
がんじがらめに縛られた世界の中で
とても不思議なことが起こっている
いま、僕の中にも


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+++意思+++

例えば誰かがこの身体を壊そうとも
僕を僕でいられなくすることはできない

選択する主体としての存在
僕が僕でいること

花びらが風に舞い飛び
水の流れに落ちるなら
否応なしに下流へと運ばれていく

人は流れの中にあって
そこから自分が何処へ行くのかを
自分で選択する

嗚呼 嗚呼 意思とはかくも尊い

自分の行動を決めるのが自分でなくて
他人が決めるものであるなら
それはもはや自分ではないのだ

例えば誰かが僕の精神を攻撃しようとも
僕を僕でいられなくすることはできない

僕はあらゆることを選択し
より良く変化していくだろう
その中にあって僕は紛れも無く僕であり
また君は君である


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+++energy+++

日々、何かを感じ
日々、何かを思う

強い願いや強い意志が
君の身体を動かすのなら
それはエネルギーである

「それ」がなければ
モハメド・アリは
チャンピョンになれなかった
「それ」がなければ
市民革命は起きなかった
「それ」がなければ
僕たちは
あらゆることが出来なかった

僕たちの頭の中にある「それ」は
もはやエネルギーである

日々、何かを感じ
日々、何かを思う

そうして生まれてくる「それ」は
確かにエネルギーである


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+++ヒトと自然と愛+++

自然はヒトの外にあり
ヒトは自然の内にある

自然がヒトの外にある限りにおいて
自然とヒトとの別が存在し
ヒトが自然の内にある限りにおいて
ヒトはそれひとつの自然である

ヒトが自然を攻撃することは
あるいは他者を攻撃することであり
またあるいは
自然が自らを傷つけることである

仮にヒトが
自然なしでは生きられないならば
ヒトによる自然への攻撃は
あるいは自然による自然への攻撃であり
またあるいは
ヒトによるヒトへの攻撃である

全ては相互に関係し合い
利害は共有されている
攻撃をすることはされることであり
保護することはされることである

僕たちは自然を保護することで
僕たちを保護している
僕たちは自然を愛することで
僕たちを愛している
そして
いのちを愛している

全てを愛のもとにおこう


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+++性(さが)+++

突然 予期せず 優しい光が
負の心にヒビを入れ
攻撃的なほどに鮮烈な光は
薄暗い空間を侵していく

危機に晒されているのは
アイデンティティ
風を受ける炎のように
左右に揺らめいている

感動と拒絶が内側で対立して
楽観と悲観とを争う

善意の希望と悪意の不安と
どちらが人の本質なのか
本心を決められないままで

抱いた希望と切ない思いが
ざらつく心に出会っている
言い得ぬ不安と無くした記憶が
優しい光に出会っている


タイトルへ


+++inner world+++

主観的な内側の世界で
様々なものを感じ取っている

子供のような本性は
温かさと優しさを求め
身勝手な欲求は
物事のありようを決め付けている

僕の中で
僕の中の真実は
恣意的に作られていく

幻想と希望の狭間

独りよがりの真実は脆く
願う正義は儚かろう
願う皮肉は儚かろう

主観的な内側の世界が
時に変化を遂げていく
白となって黒となって
くるりとベクトルを変え
全ての真理に近づこうとしている

僕の中の真実は
自らの束縛から解き放たれ
あるがままの真実に戻ろうとしている

その内側を解放せよ


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