36@水槽でナチュラルシステム
この水槽を立ち上げた当初は底面濾過装置に大理石の砂利というあまりに怖いセッティングでした。
確か人工海水はマリンアートだったと思います。
そこに袋詰めの生・スーパーバイオというバクテリアを入れ、一日置いてコバルトスズメを一匹入れました。
次の日なんと水槽から水漏れです。急いで購入店に連絡、直に交換してもらいお詫びにということで
サンゴ砂をいただきました。
店員さんより「海水魚にはサンゴ砂がいいらしいですよ」と教えてもらい
(はぁ〜そうなんだ〜あぁバクテリアはどうなるのかな・・)というところからのスタートでした。
そしてライブロック、ニッソーのハイブリットフィルターというスキマーと少しづつ装置をつけていきながら
ナチュラルシステムというものを知りチャレンジ。
新規に60cm水槽とこの水槽をナチュラルシステムにリセット。底砂には今までの物を海水で軽く濯いで
使いました。質はさておきライブサンドではあったと思います。
システムについてはたくさんのサイトで解説されている通りですが若干ライブロックを多く入れて、
硝化,反硝化の強化を狙ってみました。
当時のセッティングをまとめると
2002・7
水槽:ニッソープリティメイト360(350×260×H340)
水量:26リットル弱(人工海水:インスタントオーシャン)
プレナム:底面濾過用スノコ(厚みが足りないという意見を見たことがある)
底砂:サンゴ砂中目8cm、細目5cm
スクリーン:¥100ショップの洗濯ネット(抗菌ではない物)
ライブロック:約3kg
照明:TFWサンライト70Wリーフ
水流:ニッソーハイブリットフィルター(給水口は水面近くに延長:油膜対策)
テトラワンタッチフィルター(フィルターは入れない)
正直この小ささで落ち着くのかなとかなり疑問を持っていましたが、想像以上の速さで水が落ち着き
最後の砦の硝酸塩も底面濾過ではまず無理だった低い値までもっていけました。
ただ10から15ppmからは緩やかな下降をみせました。
又、ショップの方の勧めでB−4マリンなるバクテリアを投入後、硝酸塩がかなり下がったのを覚えています。
たまたまかも知れませんが私は効いた様な感じがしました。
結局それ以降今日に至るまでアンモニアを含め硝酸塩、リン酸塩等危険値まで上る事が無く
生体も落ち着いていることからこの小ささでもナチュラルシステムはなり得ると私は思っています。
心配の小水量での水質変動の早さですが一度ナマコがモーターに吸い込まれ水槽が白濁し
半日以上置かれてから換水したという事件がありましたが、3日程で全て元の数値に戻りました。
ナマコが毒を出す種、時期ではなかったようで何よりでしたが、それなりに耐久力もある様に思えます。
2004・4
自作プロテインスキマーは有効?
わが家の自作プロテインスキマー(以下スキマー)は、海水魚関係のサイト等で紹介されているウッドストーンを
利用したエアーリフト型に強制通水させた非常に簡単なものです。
立ち上げ当初はニッソーのハイブリットフィルターというものを使っていましたが、
循環ポンプを底に設置するためナマコ類やイソギンチャクが動いたときなどに吸い込まれてしまったり
小型水槽用にしては場所をとる事、又排水の濃度にも疑問があったため撤去してしまいました。
既製品の購入も悩んだのですが、水槽がいいところまで出来上がってしまえばそんなに高効率なスキマーは
必要ないように思えてどうも手が出なかったので取り合えず自作することにしました。
結果は思ったより全然濃い泡が良く取れそれなりに効果が期待できると思います。
ただ効果を出すための通水量や水位、エアー量等の調整は結構大変で
最適値ではじめて効果を発揮するといった感じです。
最も良い泡の大きさとウッドストーンに対するエアー圧の関係は未だ模索中ですが、砂を厚めに敷いた事もあり
エアレーションを狙って大きさの割に排気量の多いエアーポンプを使ったこともポイントだったかなと思います。
難点はウッドストーンなので劣化によるエアー量の低下や泡の大きさ等の変化が水質、特に添加剤の種類や銘柄
等に左右され交換時期を把握しにくい事です。
ヨウ素は慎重に
サンゴ水槽の添加剤の一つのヨウ素(アイオダイン)というものですが、わが家の水槽も添加しています。
私は素人なので専門的なことは解りませんが、
*サンゴの甲状腺に最も多いホルモンで欠損部の回復を促進する
*サンゴが良く膨らむ
*殺菌的効果がある
*サンゴに抵抗力がつく
*サンゴなどの感染症予防
といった目的があるようですが私的にはその効果はよく解らないので試験的に添加してみました。
量を間違えると危険だということは聞いていましたがやってしまいました・・
使用した添加剤はケントのテック・Iで試薬(S社)の反応を見て規定量未満の添加からはじめましたが
この試薬の反応が微妙で解りにくくおそらく水槽内のヨウ素濃度をかなり高くしてしまったのではないかと思います。
後に正体不明の毒性の苔のような物が蔓延しリセットに追い込まれるのですが、
その原因の一端はこの事件で、ライブロックや底砂の微生物等が壊滅的にダメージを受けその環境に適応できた
生物や藻類だけが蔓延したのではないか推測しています。
またヨウ素濃度がかなり高かったであろう環境下でのミドリイシの状態は見た目全く変化のないものと
共肉内に火傷した時の水泡の様なものがあちこちにできるものがいました。
ブラウンジェリーという病気を疑いましたがどうも違うようです。
結果沢山の事を学べましたが、ミドリイシを一つと水槽の安定を失ってしまいました。
私の経験では水槽がヨウ素過多になってしまっていても生態の見た目のダメージはジワリジワリと始まり
マズイと思えるタイミングが見つけにくいとても添加の難しい微量元素だと思います。
ヨウ素は水槽内での持続が難しい元素のようで長期持続をねらった商品もあるようですが、危険性も考えると
私のような素人には持続しないことの方が安心だったりするかもしれません。
小さい水槽の難点〜水流編〜
小さい水槽だと水流を作るのは簡単そうに思えるけど逆に難しい感じがします。
まず問題のトップバッターが大きいパワーヘッド(HP)を設置しにくいという事。
スペースの問題、底砂までの距離が近すぎて舞ってしまう問題・・
特にスペースの問題は影を作ってしまうので更に難しい。
それと小さいPHも最近はマキシジェットの小チャイ版等が出てきてはいますが、方向が変えられないとか
根本的に流れが弱い(小さいから当たり前(^^;)とか特に石サンゴには色々厳しいと思うところが多々あります。
結局未だ模索中ですが、今は出来るだけ強いメインの流れを水槽壁面にぶつけ全体に広がった流れに
小さめのPHで対向をつくり岩組みの間に押し込むように回すようにしています。
このとき私が注意しているのは
*底砂表面だけは何とか流れを弱くしないこと。
私の浅はかな経験上ではこうすると底砂の苔や病気が出にくいように思います。
とても綺麗なサンゴをキープされている方々のサイトでもよく「底砂に流れを」と書かれていますし。
*水流調整は一度仮に決めてしばらく時間を置いて様子を見てから決定するようにする。
結構角度などを変えてから流れに反映されるまで時間がかかるみたいです。
*水位を適正にしてから流れを動かす。
水面近くから水流を吹き出していると特に水位の変化で流れが変わるみたい。
ただ水槽が小さいだけにHPの角度操作は非常にシビアで、少しの違いが大きく影響しますので掃除など
PHを外す時は憶えるのが大変です。
それからサンゴについて
あくまでも私見ですが、最近特に思うのがミドリイシの色が綺麗になるのに照明よりも水流の方が
影響が強いように思えます。
そう思うようになった出来事はいくつかあって
*一つの個体で半分直接水流が当っているとその当っているところだけとても色が揚がった。(スゲミドリイシ)
*折れてしまった枝を水槽の底に挿しておいたら本体より色がいい。(スゲ、コエダミドリイシ)
*レイアウトを光は弱くなるが流れが速い場所に移動すると必ず色が鮮やかになる(ハナガサミドリイシ)
等々・・
サンゴの成長や形など水流の影響はものすごく大きく、私の中では最重要課題になっていますがこれが難しい・・
これにタイマー接続も考えたら気が遠くなります。
RO浄水器の洗浄と塩素処理
先日私がよくお邪魔するショップでイオン交換樹脂(DI)等の雑談をしていてRO浄水器の洗浄というものを
教えていただきました。(11月10日日記)
ご存知の方も多いかもしれませんが恥ずかしながら私は初めて知りました。
先に注意しなければならないと思う事が、
ROメンブレンをはずした状態(セディメントやカーボンだけ)で
出てきた水の塩素がきちんとなくなっている事です。
というのはわが家の水道の場合RO前処理のセディカーボンを普通に一度通しただけでは
塩素が検出されてしまうのです。
私はセディカーボンを二重にするかセディカーボンの後に付属していた排水調節用のチップをかませて
RO前段階で塩素が検出されないようにしています。
ちなみに排水調節用チップをかませるとRO幕に対してかなり水圧が落ちますがメーカーに問い合わせたところ
「生産量が落ちるだけで効果に変わりは無い」との回答でした。
ただ純正な使い方ではないので故障やメーカー保障外になるといったような可能性はあるかもしれませんので
冒頭にもありますが自己責任にてお願いします。この記載に関して私は苦情や責任は一切とりません。
あくまでわが家では今のところ問題はありません。
方法はとても簡単で
*RO浄水器の排水側に負荷をまったくかけずに水を通水する。
とこれだけです。
通水時間は10分位が目安ということで、洗浄間隔はだいたい1週間に1度ということでした。
話によるとこれをするとしないとでは環境によっては大きく違うようでした。
せっかくなのでわが家の浄水器の塩素処理についての私の考えです。
上記の通りそのままの通水では塩素が残ってしまったので
「もしかしたらセディカーボンに圧力かからなくて処理される間もなく水が抜けてしまうのではないか」
と考えちょうどあまっている排水調節用チップでセディカーボンの出口に圧力をつけてみたら 塩素が検出されなくなったわけです。
このような環境の場合恐らくROメンブレンにつなげるとその前後の通水に対して抵抗があるので
セディカーボンにも圧力がかかると思いますが、上記のように洗浄のため排水の抵抗をなくすと
セディカーボンに圧力がかからず処理できない塩素がRO幕に入ってしまうのではないかと心配になります。
現在わが家ではセディカーボンを2重にし夏場は塩素濃度が高くなるので更に排水調節用チップも
かませていますが、セディメントとカーボンを独立した大きいものに変えるべきだろうと思います。
*セディカーボン・・・セディメントとカーボンが一体になったカートリッジ
底砂について
この間リセットをしたときの大きな変更点に底砂があります。
今まで厚目だったのに対してかなり薄く底砂を敷きました。
底砂の設定に問題があってリセットをしたわけではないのですが、思うところあっての変更です。
まずリセット前の底砂は
*厚さ:15〜18p
*サンゴ砂:中目10p 細目5〜8p (ライブサンドは使用せず)
*プレナムあり:よくある底面フィルター
*スクリーンあり
こんな感じで約2年回しましたが、
立ち上がってから硝酸塩等はよくあるホビー試薬ですが検出されたことは無かったので、
この位でも十分簡単に反硝化まで成り立つみたいです。
またリセット時に解体して驚いたのは硫化水素の匂いやサンゴ砂の黒色化等が全くなかったことです。
自分で設置しておきながらプレナムがちゃんと機能していたのだろうと感心しました。
私なりに思ったことは(利点)
*脱窒素は意外と簡単に形成される。
*安定性は高い
*プレナムによる硫化水素抑制は有効かも
でした。
逆に難点に思ったことは (難点)
*砂表面の酸欠が怖い→水流に気を使うのが面倒
*硫化水素やリン酸などの塊ができる心配が常にある
*底辺部のサンゴ砂からのリン酸の溶解が気になる
*栄養塩が低すぎて大好きなトサカ類が育たない
*底砂の毒抜きをしたい
等です。
特に底砂内部のデトリタスを含む不溶性リンの蓄積は深刻で当然試薬にも強烈に反応します。
(デトリタス等不溶性リンを含まない飼育水中のリン酸は低い数値を示します。)
厚めの底砂では掃除や毒抜きにも限界があるので過剰な苔や黄ばみ等がどうしても付いて回る
感じがするのである程度底砂の掃除が出来る環境がほしいと思い、
またそれこそが小さい水槽の利点ではないかと考えてみました。
それと個人的にソフトコーラルのトサカ類が好きなのですが、硝酸塩等が低い水槽では
綺麗になってもほとんど育たないようです。
栄養塩を上げるためエサを沢山入れたりもしましたが、わずかにしか上がらず
また直ぐ下がってしまいました。
試薬には反応しませんでしたが恐らく不溶性のリンを増やすだけの結果になってしまったと思います。
なので、もちろん全体的に岩組み等のレイアウトで大きく左右されますが、
ライブロックによる反硝化に重点を置いてもバランスするのではないかと考えたわけです。
これならばある程度硝酸塩等のコントロールは可能かもしれません。
結果、新しいライブロックを入れたのでライブサンドは使わず
普通のサンゴ砂細目を2〜3p位敷いて様子を見て厚さを変えてみようと考えています。
この設定でそろそろもうすぐ2ヶ月ですが一時亜硝酸が0.15〜0.2ppmまで
上がりましたがその後亜硝酸、硝酸共に低測定範囲外のままで底砂に茶ゴケが覆うことはありませんでした。
更に安定してきたら硝酸塩のコントロールに挑戦してみたいと思っています。
カミハタ:カルシウムリアクター
〜カルシウムリアクターの必要性〜
カルシウムリアクターと名前が付いていますが、私はカルシウム(以下Ca)の供給よりも
炭酸塩の供給、維持に重点を置いて見ています。
それは今までの飼育の中でCaの低下でサンゴが調子を落としたと思われるような事がなく
Ca濃度への許容範囲は割と広いのではないかと思いましたが、
対して炭酸塩硬度(以下KH)の変動への反応はシビアに感じられたからです。
36@水槽で飼育しているサンゴはミドリイシなどのSPSが主体なのですが、
その種のサンゴの仲間は炭酸塩の消費量が非常に大きいと思われ、
36@水槽では1日におよそ1.5〜2dkh程度KHが下がります。
これはあまり良い事ではないと思いますが、飼育水量に対してサンゴの数が過密過ぎるという数値だと思います。
ミドリイシの飼育を始めた当初はサンゴの数もそれ程多くなく、バッファーなどの添加剤で補う形でしたが
サンゴの数が増えるにしたがってとても添加剤では追いつかなくなってきました。
ミドリイシ類が増えてからの36@水槽のKHの低下は本当に想像を遥かに上回る早さでした。
必然的にカルシウムリアクターは必須の器具になったわけです。
〜カミハタ(コーラルシー)カルシウムリアクターについて〜 クリック→小さな水槽へ
必須器具となったカルシウムリアクターですが、各メーカーから色々な機種が出ていますし自作も出来ます。
カミハタのカルシウムリアクターに至った経緯は省略させて頂きますが、安価だった事とコンパクトなのが大きな理由です。
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使用感をまとめると 良い |
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| どうかな? *中のメディアによってはそのまま使うとかなり音がうるさい。→細かいメディア *ポンプが内蔵なのでポンプが壊れたらどうしよう?→ポンプが本体に樹脂のような物で埋め込まれている。 |
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サンプの利用
約3ヶ月前からわが家の水槽にもサンプ(沈殿槽)を取り付けてみました。
理由は色々あるのですが、一番のねらいはプロテインスキマー(スキマー)の設置スペースにもう少し余裕がほしいという事です。
これは新に小型のヤッコなどの飼育を始めた為、給餌の量が増える事などに対してスキマーの能力を上げたいというところからでした。
他にも小型水槽では出来るだけ器具によるスペースを抑えたいので、ヒーターなどをしまい込める等メリットは大きいと思われますが、
水漏れが起きえない事を前提にする為、総水量を増やせるという点にはあまり積極的ではありませんでした。
設置にあたってまず問題なのが「どういう構造に出来るか」という点です。
水槽底のガラス面をはずしアクリル板をコーキングしている方や、既製のサイドフロー器具を使うなど色々方法はあるみたいですが、
わが家の水槽はガラス製の既製品で、すでに立ち上げてしまっているので水槽内の砂やロックなどをそのままで移行することにしました。
なので後付のサドフロー方式になります。
既製品も販売されているみたいですが、なんとなく作れそうそうだったので(お金がないのが主な理由)自作する事に。
材料については2005.1の日記をご覧ください。
サンプにはテトラのガラス製30cm水槽を使用しましたが、高さ約半分の水位にしているので水量は殆ど増えていません。
設置後まず驚いた事は予想以上に早くデトライタスが沈殿する事です。
水量に対してサンゴやライブロックが過密な事が主な要因だとは思いますが、サンプが無くこれだけのデトライタスが底砂に
沈殿するとなると飼育水の黄ばみに何らかの影響があったのではないかと思います。
スキマーも自作ではありますが以前より2回りくらい大きいものになり、通水などを含めて第一の目的だったスキマーの効率も
まったくよくなりました。
以下私の主観を集めると
〜メリット〜
*プロテインスキマーの自由度が広がる
*底砂のデトライタス沈殿をある程度抑制できる(本水槽内の水流の強さなどで違いが出るような気がします。)
*ヒーターなどを収容でき本水槽を広く使え、見栄えなどもよい。
*活性炭や吸着剤などの収容、交換が容易。
*水換えが容易になりサンプに沈殿したデトライタスも容易に取り除ける。
〜デメリット〜
*水漏れが心配(わが家では3重の対策をしています。)
*ろ材を入れていない場合サンプ内に魚を入れるとどうも白点病が出やすい気がする。(あくまでもわが家の場合)
*上記同様でサンプに沈殿したデトライタスを舞い上げると本水槽内の魚も白点が出やすい気がする。(こちらもわが家の場合)
以上サンプを取り付けて約3ヶ月の感想は、以前「わが家のような小さい水槽にサンプなんて・・」と思っていましたが、
考えていた以上に簡単に取り付けられヒーターなどの収容やスキマーの自由度など小さい水槽ならではの難点には
ウッテツケのモノのように感じています。
