笠懸は、武士の習得すべき騎射(馬に
乗って、馬上から弓で矢を放ち、的を射止める。)の中の一つで、よく知られている流鏑馬が儀式的な兵法に対し、笠懸は馬より下にいる伏兵(地面に伏せて、
槍で馬上の敵を仕留めようとする兵)を狙う実戦むきの兵法です。笠懸の起源は、初代神武天皇が、筑紫箱崎の浦で被っておられた笠に皮を張り、これを的にし
て弓で矢を射られたのが始まりとされています。日本書紀では、456年即位の雄略天皇のときに記載が見られ、源頼朝も笠懸を行った等、古くからある弓馬術
です。上賀茂神社では、社伝によると、約800年前の、1214年(建保2年)後鳥羽上皇御幸の際、笠懸が行われていることが記載されています。
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