笠懸神事

 2012年(平成24年)10月21日(日曜日)、京都の上賀茂神社で笠懸神事がありまし た。毎年10月の第三日曜日に行われています。鎌倉にある大日本弓道会武田流弓馬道の方々が奉納されています。女性の射手もおられます。平成17年に八百年ぶりに復活されたそうで す。上賀茂神社の芝生の境内を、行きは、疾走する馬上から、5mほど離れたところから、40cm四方の水平の的(板)を射る遠笠懸、帰りは、地上すれすれの10数cm四方の的(板)を射る馬上より地上めがけ下に射る小笠懸が、馬場の往復 で行われます。馬場は、幅10mぐらいの竹柵の内側に、幅2mのロープ柵の中を、馬が疾走していました。
 

 



























 笠懸は、武士の習得すべき騎射(馬に 乗って、馬上から弓で矢を放ち、的を射止める。)の中の一つで、よく知られている流鏑馬が儀式的な兵法に対し、笠懸は馬より下にいる伏兵(地面に伏せて、 槍で馬上の敵を仕留めようとする兵)を狙う実戦むきの兵法です。笠懸の起源は、初代神武天皇が、筑紫箱崎の浦で被っておられた笠に皮を張り、これを的にし て弓で矢を射られたのが始まりとされています。日本書紀では、456年即位の雄略天皇のときに記載が見られ、源頼朝も笠懸を行った等、古くからある弓馬術 です。上賀茂神社では、社伝によると、約800年前の、1214年(建保2年)後鳥羽上皇御幸の際、笠懸が行われていることが記載されています。


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