ポンコツにはもう一人、すでに紹介されてる5人の他に、社長(←あだ名)がいます。社長(女性)は船が円滑に航行出来るよう、さまざまな手配をします。それは、港に寄るなら入港の手続き、領海に入る場合には先方への通達と許可の出願等、多岐に渡ります。実際に船を動かすのは艦長以下乗組員たちですが、船が動ける状況を作るのが社長です。表舞台には出てきませんが、乗組員の尊敬を一身に集める社長。この船の一番偉い人です。
これは、そんな社長が艦内での出来事をつづった日誌です。
8月27日月曜日
 午前中に艦長室下での定例集会。ノンジ艦長のいつもの語り口で小一時間。テーマは「入浴の順番、その変更時期について」。
 午後からは各部署での訓練。いつものように一番張り切っていたのがダビデ軍曹のところのブレーメン隊 第一主砲凡庸射撃班。「もしも食事中に緊急配備となったら」「もしも釣りをしている時に緊急配備となったら」と“もしもシリーズ”と題して、いかに早く配置について射撃を行うか、何度も繰り返し練習していた。彼らは何よりも速さが大切らしく、ストップウォッチ片手に1秒縮まったの遅かったのと一喜一憂。しかし、いつもその訓練ばかり。他にも大事なことがあるはずだけど、本人たちはおかまいなしのよう。
8月24日金曜日
 今日の夕飯はkt少尉特製の野菜カレー。どこの船でもそうだと思いますが、海の上では曜日の感覚がなくなるので、 毎週金曜の夜はカレーにして、曜日が分かるようにします。みずほ飛曹がまた皿の半分位を残してkt少尉に叱られていました。もちろんkt少尉は小食のみずほ飛曹を心配して言っているのですが・・・。どうやら次回、全部食べる事を条件に、みずほ飛曹の好きな“普通じゃないカレー”を作ることで落ちついたようです。いったい“普通じゃないカレー”とは・・・。みずほ飛曹のうれしそうな顔とはうらはらに、他の乗組員たちは不安に陥ってました。kt少尉曰く「来週まで秘密」だとか。
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