更新日 2004年03月27日
 

家庭でヒヨコタマゴから孵化して見よう

1 鶏がタマゴを産むのはヒヨコを育てるため
   鶏が卵を産むのは、雛を孵(かえ)し、子孫を増やすためであり、産んだ卵を温めて雛を孵す本能を持ち合わせている、この本能を就巣性(broodiness)という。
 メス鶏が卵を温め始めると、産卵は停止し、エサも殆ど食べなくなり、体力も低下する、ため、品種改良の段階で、この性質を取り除く選抜により、採卵鶏の白色レグホーンについては、この就巣性は取り除かれて、なくなっているとされている。現在の採卵養鶏はケージで飼育されているため、就巣性が発現することはない。しかし、平面飼育をして、夜間の睡眠時に巣箱の中で眠らせる管理をすると、採卵鶏の白色レグホーン種でも就巣性は発現する。
  赤色卵を産む、ロードアイランドレッド種や、ブロイラー種鶏のメス系の白色ロック種、オス系のメスのコーニュシュ種は、特に就巣性は強く、平面飼育での生産性の大きな障害となっているのが現状である。
 
母鶏孵化でヒヨコを誕生させるには
  家庭や学校などで、親鳥に卵を温めさせてヒョコを孵化させる場合は、次のようにします。
準備するもの
鶏 メス 養鶏場に頼んで、赤色鶏の廃鶏を3〜6羽位譲り受ける。1羽100円位程度。
鶏 オス 赤色鶏の種鶏場か前もって育成場に頼んでおき、誤鑑別のオス鶏を1羽探してもらう。
鶏小屋 平面飼育(土間かコンクーリート床)で飼育。畳1枚位の広さで、オス、メス一緒に飼う、オスは2羽いると喧嘩するので、1羽しか入れない
巣箱 板かダンボールで、縦30cm、横20cm、深さ20cm位の巣箱を2個作り、並べて、鶏小屋の隅の暗く静かな場所に置く。中に枯れ草等を敷き詰めて、暗く静かな場所に置く、巣箱の中で卵を産ませるため、入りやすく工夫する
止まり木 夜間に全部の鶏が止まって眠れるように、1m位の棒を渡しておく
点灯 日が短くなる秋から冬にかけてはタマゴを産むのを休ませることにして、点灯しない方法が無難である。 
この時期にもタマゴを産ませたい人は、20Wの電球を中央に1個吊し、タイムスイッチで、昼の長さがいつも14時間になるように点灯する。朝の時間に点灯すると、早朝からの鳴き声が騒がしいので、日の出時間を新聞で調べ、夕方暗くなったら、点灯をし、日の出時間の14時間後に消すように、タイムスイッチを調節する。
(例、日の出が5時23分の時は、夕方暗くなったら点灯し、19時23分に消す)
飼料 近くの農協で成鶏用を申し込めば安価に購入出来る。ミミズや草も与えて栄養をつけさせる。
容器は2L入り位の大きさの鍋などを鶏小屋の外側に、鶏の頭の高さに固定して、開口部から頸を出して飲めるような構造を工夫すると、水替えの作業が楽に出来る。高さが低いと水が汚れやすいし、こぼし水でまわりが湿るので注意する。
毎日の管理
   エサと水は毎日切らさないように、補充します。タマゴは有精卵を産みますので、巣箱からとって、普通のタマゴと同じように食べることが出来る。有精卵はスーパーでは普通のタマゴよりは、大分高く売っている。
 オス鶏には出来るだけ、青草や野菜のくずを食べさせる。オスが肥満になると受精率が悪くなり、有精卵が出来なるので、注意する。
就巣性が出たら
  通常、メス鶏はタマゴを産んだら、巣箱からすぐに出します。いつまでも巣箱に座り込んでいる鶏を見つけたら、そっと手を伸ばしてみます。その時、巣箱を離れずに、ギャーと鳴いて、背中の羽毛を逆立て、怒った表情をするようになったら、就巣性が出たことになります。この巣に就いた巣箱の、鶏の腹の下に、10個位の産み立てのタマゴを、鉛筆で日付を記入して、静かに入れる。
 巣に就いた鶏はタマゴを温めるが、他の鶏は通常にタマゴを産み続けるので、鶏小屋を半分に仕切って、巣に就いた鶏を他のメス鶏やオス鶏と分ける準備をする。
 ヒヨコが生まれるまでには別飼育を完了する。
ヒヨコは21日で孵化する
   巣に就いた鶏がタマゴを温め始めてから、21日で、可愛いヒヨコがタマゴを割って出てくる
ヒヨコが孵化したら、農協に前もって頼んでおけば幼雛用の飼料も取り寄せてもらえるので、水で練って、お盆のような板に拡げてヒヨコに食べさせる。ヒヨコが飲める水飲みも用意する。ヒヨコは温めてやる必要があるので、2L入りのペットボトルにお熱湯を入れ、湯たんぽの代わりにする。熱くてもやけどすることはない。
就巣性を出すための注意点
   産卵用の巣箱は暗く静かな場所に。飼料は成鶏用の配合飼料を使う、蛋白質が不足していると巣には就かない。
   
   
   

鶏はいつから飼われたか

鶏の品種

母鶏孵化でヒヨコの誕生を

bacillus subtillis
     


  鶏.養鶏.家禽を深く知る

掲示板