魔法のスター マジカルエミ
(1985年6月7日〜1986年2月28日・全38話 / TV放送)


 作品紹介、人物紹介は前項で終わりです。 本項では「エミ」の変身シーンを見ていこうと思います。



〜「魔法のスター マジカルエミ」 の変身シーン〜
 「エミ」は視聴率が低く、3クールで終了しているということからか変身シーンは1パターンだけとなっています。 また前2回の”ぴえろ魔女っ子”と違って、この「エミ」での変身シーンはバンク映像を利用したものとなっています。 そのため多用な変身シーンを見ることは出来なくなりましたが、逆に映像の美しさでは前2回を圧倒して魔女っ子アニメの 中でも屈指のものとなっていると思います (このバンクシーンを担当したのは、「ボーグマン」などで知られる菊池道隆氏 だったと記憶してますが…少し自信なし)。

変身シーン

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(8)
(1) 両手を交差させるとハートブレスが光りだす
(2) (3) 「プリット」と唱えて右腕を振り下ろす
(4) (5) 無数の泡の中からハートブロームが出現、先端部の星が光る
(6) (7) ハートブロームを振ると、輪の部分から泡が出る
(8) 光の中でマジカルエミに変身する


 さて、変身シーンの解説に入りますが、その前に「エミ」の変身に使われるアイテムの用語説明を行っておきましょう。舞の 右手にはハートブレスという名前のブレスレットが装着されていますが、これだけで変身するわけではありません。このハート ブレスからハートブロームというステッキ状のアイテムを取り出して、これによって変身するのです。

 では、「エミ」の変身シーンにおける呪文を紹介しましょう。

プリット!
パラリンリリカル パラポラマジカル

 映像を見る限り、”プリット”という部分がハートブロームを取り出すための呪文のようです。その直前にハートブレスに 刻まれたトランプのスーツが光るという仕組みになっていますが、これは上から時計回りにスペード、ダイヤ、クラブ、ハート の順に並んでいて、その順番に光っていきます。
 ハートブロームの輪っかから出現するのはシャボン玉と思われる代物で、この中で舞はエミに変身します。ただし前2作品の ように実際に変身する過程は描かれず、舞のアップ映像で終わりとなっています。




〜「魔法のスター マジカルエミ」 あらすじ紹介〜
 ここからは「エミ」のストーリーを紹介していきます。まずはあらすじということで、以下に第1話を簡単にまとめてみました。


あらすじ
 こてまり台と呼ばれる閑静な住宅街にある一団がやってきました。彼らの名はマジカラット。中森夫妻を中心とする奇術師たちの グループです。たまたま引越しの日が初回公演と重なってしまい、団員たちは家具の運搬に、公演の準備にと大わらわとなって いました。
 そこに手伝いにやって来た中森夫妻の孫にあたる香月舞は、偶然、家の中を飛びまわる光球を 目にします。その正体は鏡の精で、自分の姿を見つけた者に魔法を授けると語るのでした。トポと 名乗ったその妖精は、近くにあったモモンガのぬいぐるみに乗り移り、舞と行動をともにします。
 さて、シアタービル内にある巨大ステージ、”スペース・ビッグバン”を会場としたマジカラットの初回公演は満員御礼の中で 始まりました。華麗なマジックが次々と披露されて公演は無事に終了…したと思いきや、会場に紛れ込んだトポが大騒動を引き起こし、 ステージは無茶苦茶な状態となってしまうのでした。
 事態を収拾するため、舞は魔法を使ってスーパーマジシャンに変身します。彼女の繰り出す圧倒的な大パノラマの前に、観客は 先程の混乱など忘れて見入ってしまうのでした。

 「これは売れる!」
 たまたまそのステージを見ていたジャパンテレビの敏腕プロデューサー小金井は、突如としてステージ上に現れた謎の美少女 マジシャンをテレビで売り出そうと計画を練るのでした。はてさて、この後のマジカラットはどうなってしまうのでしょうか…。


 …と、第1話は以上のような内容で幕を閉じます。この後の展開は予想できると思いますが、つまりは小金井の 要請によってエミはTVに出演するようになり、人気マジシャンとして活躍するようになるわけです。
 このあたりの展開は「クリィミーマミ」を思わせるものがあります。しかし、あちらが芸能界を中心に物語をつむいでいった のに対し、「エミ」では芸能界の話が脇道のストーリーとして処理されることが多くなっています。実際、全38話の中でエミの 芸能活動をメインに描いたものは、第4話、第11話、第20話くらいではないでしょうか。
 またアイドルといえば必須の持ち歌に関しても、マミが早い段階で複数曲をレコーディングしていたのに、エミは第4話で 「不思議色ハピネス」が登場してからというもの、しばらくはそれだけという状態。第2弾の「南国人魚姫」が登場するのは 第32話で、なんと最終回のわずか6話前という状況でした (ついでに書くと、レコードが発売されていたのかどうかも定か ではありません)。

 では何が描かれているのかというと、舞とその家族、マジカラットの面々など、小学生の女の子の目を通した日常や普通の 人々の生活を描いているのです。
 というわけですので、「エミ」は芸能界の話と思って見ると肩透かしを食らう可能性があるので、そのあたりは気をつけてください。


 それでは、次項から必見ストーリを紹介していきます。



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