エスパー魔美
(1987年4月7日〜1989年10月26日・全119話 / TV放送)


〜「エスパー魔美」 登場キャラクター紹介〜
 前項に続き、ここからは「エスパー魔美」の主な登場人物の紹介に移ります。

佐倉魔美
 明月中学に通うごく普通…に見えて、実は強大な超能力を身に付けている少女。14歳。2年生。赤みがかった 髪の毛は、フランス人である父方の祖母ゆずりのもの。父親が画家なので、そのヌードモデルになることで小遣いを稼いでいる。
 天真爛漫で大食漢、あれこれ悩むより行動あるべしという典型的なオプティミスト。能動的な性格ゆえに他人の世話を焼きたがる、 別の言い方をするなら他人の心に土足で踏み入る無神経なところがある。
 お化け、怪物、その他怖い話にはてんで弱い。料理は殺人的なまでに下手…というか、作った料理が大爆発したことすらある。
高畑和夫
 魔美のクラスメート。クラスの中で特別目立つ存在ではないのだが、意図的に誤答することでテストの点数を調整するほどに 頭脳明晰で、しかも落ち着きのある性格をしているため、教師からも一目置かれているようである。その反面、運動神経は非常に鈍く、 大好きな野球も下手の横好きというレベルから抜け出せそうな気配が無い。
 ひょんなことから魔美の持つ超能力を知り、彼女の良きアドバイザーとしてともに行動することになる。超能力、未確認生物他、 疑似科学や超常現象に異常なまでの関心を示している。
コンポコ
 佐倉家のペット。どこからどう見てもタヌキだが、これでも犬。犬としてのプライドが高いので、タヌキだのキツネだのと言わ れるとマジ泣きして落ち込む。それでいてアブラアゲが大好物だったりするのだから、誤認されても仕方ないような気はするのだが。
 ある嵐の夜、佐倉家の前でずぶ濡れになっていたところを魔美に拾われた。その直後から魔美は超能力を発揮するようになったため、 高畑は両者の関連性を指摘していたが…。
佐倉十朗
 魔美の父親。高校の美術講師として働いているが、本職は画家である。幾度も個展を開き、娘の魔美をモデルとした連作「少女」 などを発表している。…が、あまり売れない画家であることは自分でも承知しているようだ。
 魔美に対しては、少々甘いところのある父親といったところ。妻の佐倉菜穂子は新聞記者で、つまりは共稼ぎ夫婦。すぐ調子の 悪くなるポンコツカーを愛用(?)している。




〜「エスパー魔美」の超能力+etc〜
 「エスパー魔美」の中には、なかなか多様な超能力が登場しています。魔美がどのような能力を見せてくれたのか、 以下から簡単に紹介してみたいと思います。

瞬間移動(テレポーテーション)
 第1話「エスパーは誰!」から登場。魔美の場合は、何らかの物質が勢い良く飛び込んでくるとき、それを避けようと念じる ことによって発生するようだ(逆にいえば、物質を感知できない場合はぶつかる)。非生物の移動は不可…という説明がされて いたが、案外とそうでもないらしい。
 第17話「地底からの声」でのオシッコテレポートのように、ダイレクトに指定することで対象の一部分だけを移動させる、 部分テレポートなるものも登場している。

テレポーテーションガン
 高畑が魔美のために製作したアイテムで、第5話「どこかでだれかが」にて初登場。魔美がテレポートする際に 使用する道具。外見はハート型のブローチだが、内部にスプリングが仕込んであり、ボタンを押すとビーズ(原作では仁丹)が 発射される。ハートを囲むように飾られたビーズは、魔美のイニシャル”M”をイメージしたものらしい。
 第19話「弾弾丸よりも早く」で破壊されており、その後から最終話までは(これまた高畑の作ってくれた)2代目ガンを 使用している。
 意外と勘違いしている人が多いが、発射ボタンのあるのはブローチの裏側部分。ブローチを持つときは親指側に表のハートが きており、裏側のボタンを人差し指で押している。

念動力(テレキネシス)
 第4話「友情はクシャミで消えた」で初登場。手の中指と薬指だけを折り曲げる特殊なポーズ(ぐわし、とは少し違う)とともに 手首を動かして発動する。そのため、手首が動かせないとテレキネシスは使えない。また極端に重たい物質を動かすことは出来ないが、 第110話「恐怖のパーティー」でのようにパニックを起こすと普段以上の力を発揮していた。
 クシャミのような強いショックを受けるとテレキネシスが暴発することがあり、また体調や精神的な問題に能力が左右される こともあった。第46話「雪の降る街を」では、なぜか過去の人間にテレキネシスが効いた、というタイムパラドックス的な使用法が 登場している。

非常ベル
 第5話「どこかでだれかが」が初登場。危機に陥った他者(人間に限らない)の思考波がベルの音となって伝わる。 切羽詰っている人間ほどベルの音が大きいというように、相手の危険の度合いに合わせて音量が変化するらしい。

精神感応(テレパシー)
 第2話「超能力をみがけ」で初登場。第6話「名画と鬼ババ」、第46話「雪の降る街を」などでも同様の能力が 発揮されていたが、相手が極端に心を開いているなど特殊な条件が重ならないと発揮できないようだ。

導体テレパシー
 第9話「わが友コンポコ」で初登場。人間の思考が微弱な電流となり、それを導体が媒介することで感知する能力。 魔美は通常、この導体テレパシーを使って相手の思考を読み取っていた。
 他人の体に直接触れることによっても同様の効果がえられるが、こちらは「接触テレパシー」と呼ばれていた。

空中浮遊(レビテーション)
 第17話「地底からの声」にて、テレキネシスの応用という形で初登場。訓練した末、第18話「サマードッグ」からは 高畑やコンポコを連れて自由に飛べるようになっていた。作中ではセルフテレキネシスと呼んでいた。

透視(クレアヴォヤンス)
 第24話「虫の知らせ」で初登場。使い勝手のよさそうに見えるが意外と出番は少なく、他に印象的な出番といえば 第72話「感動しない名画」くらいか。

念写(ソートグラフィ)
 普通は念力で写真を写すという能力をさす言葉。第32話「マミ・ウォッチング」ではフィルムの映像を描きかえる という、非常に珍しいタイプの荒業を披露していた。ただ、状況が限定されるためか出番はあまりなかった。

物質記憶(サイコメトリー)
 魔美には明確な予知能力が備わっていない(1回だけ発揮)が、逆に過去の出来事を感知する力はあったようだ。 第65話「ドキドキ土器」、第111話「樹のざわめき」などでサイコメトリーらしきものが登場している。



 魔美の超能力に関してはこんなところで。次項からは、「エスパー魔美」の必見エピソードを 紹介していこうと思います。



魔女っ子アニメ列伝トップへ