魔法のプリンセス ミンキーモモ (第2期目)
(1982年3月18日〜1983年5月26日・全63話 / TV放送)

〜「魔法のプリンセス ミンキーモモ」 (第2期目) 登場キャラクター紹介〜
 前項に引き続き、本項でも第2期目「モモ」の内容紹介を続けていきます。
 まずは第2期目から登場する主なキャラクターを連ねていこうと思います。メインキャラたちは基本的に第1期目のものを 持ち越しているので、それらについては第1期目のキャラクター紹介欄をご覧くださいませ。

ミンキーモモ
 生まれ変わったフェナリナーサの王女。その正体に関しては、前項のあらすじ紹介を参照あれ。
 外見こそ第1期目と大差ないが、第2期目のモモは着ているトレーナーにフードが付き、腰のベルトに星のマークが入る ようになった。さらには例のポシェットがなくなっていて、替わりに救急セットの小箱が登場した。
 なお、ステッキの形も微妙に変化している。
カジラ
 第2期目からレギュラー出演した桃色の竜(?)。元々は鬼が島に住んでいたが、いつの間にかモモの新しいお供となっていた。 その正体については、前項のあらすじ紹介を参照あれ。
 なんでもかんでも食べてしまう(鉄でもプラスチックでも)という特異な性質を持っている。普段の大きさはモチャと同じくらい だが、最終話では巨大化した姿が見られる。
デビルクイーン
 第2期目「モモ」を代表する脇役。世界一の美女の座を手に入れるため、白雪ちゃんを亡き者にした悪人。しかし本当は 優しい性格をしており、その胸の中は愛(ラブと読む)で溢れている。後にリンゴ園を経営することに。
 本来なら1回だけでお役御免のはずだったが、そのあまりに強い個性から何度も再登場する。彼女の出場した作品は 「愛・アップル」シリーズと名付けられている。
黒雲
 第2期目「モモ」における全ての事件の元凶といえる存在。その正体は悪夢だった。人々から夢を失わせるため、執拗に モモをつけねらう。
 普段は真っ黒い雲、または霧のような状態で漂っているが、ときたま黒いフードをかぶった老婆の姿をしていることも。 このときは人間の寿命を司るロウソクの番人といった存在となっている。




〜「魔法のプリンセス ミンキーモモ」(第2期目)変身シーン〜
 第2期目になってミンキーステッキが変更されたということは…そう、もちろん変身シーンも変更されています。第1部は リボン体操などと言われるパターンをもっていましたが、第2部はいまいちモチーフが判明しないものとなっています。

「ミンキーモモ」 変身シーン第2期目Ver.

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(1) (2) 胸のペンダントからミンキーステッキを引き抜く
(3) ステッキを頭上にかざすと、光を放って巨大化する
(4) (5) ステッキを、左、右、左〜1回転、右へと振り、最後は頭上にかざす
(6) (7) 頭上にかざしたステッキの先から光が出る
(8) 光の中でモモが大人に変身する




〜「魔法のプリンセス ミンキーモモ」 の重箱の隅〜
 さて、第2期目「モモ」の大まかな紹介も以上で終わりです。ここからは第1期目、第2期目の別なく「モモ」に関する 細かなネタを拾っていこうと思います。「モモ」自体をご存じなければ、全くの無用な話ではありますが…。



〜フェナリナーサの地理〜
 勘違いしている人がいるかもしれないので最初に断っておきますと、フェナリナーサは球状の惑星ではありません。 浮遊大陸のような平面状の土地で、そのまわりを球状にバリアのようなものが取り囲んでいるのです。まずは、その点を お忘れなきよう。

 さて、そんなフェナリナーサは、どのような地理関係になっているのか?
 本編を漁ってみると、第4話「青い鳥を見た少年」にフェナリナーサの地図が登場しております。ですが、残念ながら この地図は大まかにしか描かれておらず、詳細に関しては分からないままです。
 より正確な地図となると、徳間書店から刊行された「ロマンアルバム・エクストラ ミンキーモモ」のカバー下表紙を参考に するほかありません。これを公式のものとすると、フェナリナーサ中央に王宮が鎮座しており、その周りに円を描くように 山手線が、王宮を通る形で中央線が敷設されています。なんだかウソのようですが、これは冗談でも何でもなく、本当にそう 描かれているのです!
 また、王宮の南西には複数の森林地帯が集まっています。ここで注目すべきは、地図に方角が描き込まれていること。 そう、フェナリナーサには東西南北が存在しているのです。何が基準になっているのかは謎のままですが。




〜「モモ」と打ち切り〜
 最初の項で簡単に書きましたが、「モモ」は打ち切りが付いて回った作品でした。元々視聴率が良くなかった(中盤になって から、ようやく2ケタを記録できたそうです)ということもあり、最初は第42話「間違いだらけの大作戦」の段階で打ち切られる 予定だったとか。
 簡単に説明すると、この話は地球を壊滅させてしまうミサイルを巡る2大国間の緊張状態を描いた、かつての冷戦状態を皮肉った ような内容となっていました。実際の放送版では「博士の異常な愛情」をパロディ化したような演出でミサイルが不発弾だった というオチになっているのですが、初期段階では本当にミサイルが炸裂して地球が崩壊、そのままジ・エンドという第46話をも 上回る身も蓋もない最期となっていたのだそうです。
 しかし、プロデューサーの大野氏の尽力によって1ヶ月間の放送延長が決定。実際に打ち切りが決定したのは第46話だったと いうのは先述の通りです。

 ところが、第46話の後にイキナリ第2期目の続投が決定。このゴタゴタに関しては、総監督である湯山邦彦氏は”オモチャが 売れなかったということだと思う”と発言されていますが、スポンサーであるバンダイの子会社整理云々の問題という話もある そうで、事の詳細はよくわかりません。わずか2回の総集編を挟んで再会できたということは、けっこう早い段階で続投が決定した ということなのでしょうが…。
 このようなゴタゴタはこの後も続き、なんと第63話の後にお供を入れ替えて話を続けさせようという案もあったそうです。 さすがにこれは湯山総監督の猛反対にあってボツとなり、結局「モモ」は全63話で幕を閉じることとなりました。なんにせよ、 しわ寄せを受けるのは常に現場ばかりということでしょうか。

 余談ですが、第46話と第63話、つまり第1期目と第2期目の最終回には共に地震が発生していたそうです。ファンの怨念が 引き起こしたもの…というわけではないのでしょうが、これが今でも熱心なマニアの間では語り草になっているようです。




〜3人のキャラクターデザイナー〜
 通常、アニメ作品のキャラデザイナーというものは1人、もしくはメインとサブの2人となっていますが、「モモ」では 主人公であるモモが難産だったそうで、実に3人もの名前がクレジットされています。
 最初に「モモ」デザインに携わったのは漫画家の”みさきのあ”氏。氏が携わった魔女っ子物とペットショップ物が 合体して「モモ」の原型ができたといわれていますが、氏曰く”採用された設定は目の色くらい”だとか。これが縁で、 氏は漫画版「モモ」を担当されました。
 次に参加されたのが、アニメーターの服部あゆみ氏。”みさきのあ”版のデザインをブラッシュアップされ、この時点で 独特の髪型やピンクの髪色が決まった模様です。
 そして最後に仕上げを担当したのが芦田豊雄氏。ちなみに、王様と王妃は芦田氏のラフ画がそのまま採用されたそうです。




 第1期目および第2期目「モモ」の内容に関するご紹介は、以上で全て終了です。
 次項では「モモ」の製作スタッフについて、少しだけ記しておきます。そういうことに 興味の無い方が多いとは思いますが、筆者の趣味ということで大目に見てくださいませ。



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