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魔法のプリンセス ミンキーモモ (1991年10月2日〜1992年12月23日・全62話 / TV放送) 〜「魔法のプリンセス ミンキーモモ」 必見エピソード紹介〜 前項に続き、以下から「海モモ」の必見エピソードを紹介していきたいと思います。 第11話 「サンタが空からふってきた」 〜あらすじ〜 | |
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今日は12月24日。モモは地上にやって来て、初めてのクリスマスイブを迎えました。 ハッピーな祝日に、さらに輪をかけてハッピーなニュースがもたらされました。赤いクマさん協同組合と青いタカさん同盟の国々が手を結び、 永久停戦条約が締結されることになったというのです。これによって、この地上から戦争が無くなるかもしれない、と人々は喜びました。 | ![]() 赤いクマと青いタカ |
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この条約締結に貢献したのは、ストレンジラブ博士の発明した二基の”お守りコンピュータ”でした。各陣営に配置されたコンピュータは
上空に不審物をキャッチすると、ただちに相手側に向かってミサイルの雨アラレをお見舞いするようにプログラムされています。つまり、
どちらかが先に手を出してしまえば、その時点で地球は滅亡してしまう。だから平和は保たれるのだ、という仕組みになっているのです。 | |
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ところが…。 二基の”お守りコンピュータ”が突如として不審物をキャッチ、同時にミサイルを発射してしまったのです。両陣営共に何も行っていない のに、なぜコンピュータは反応してしまったのか? なんと、不審物の正体は世界中の子供にプレゼントを分け与えようと飛び回っていたサンタクロースだったのです。地球危うし、大ピンチ! | ![]() 地上にミサイルが… |
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〜ちょっと一言二言〜 新番組ということだからか、しばらくはおとなしめの脚本ばかりで、ややスローテンポ気味の滑り出しとなっていた「海モモ」。それが、 この第11話では一転して首藤脚本らしい、なかなかブッ飛んだ話に仕上がっています。さすがに今見ると、コンピュータが歌いだすあたりの 描写はどうかと思いますが、スパイスのきいた(赤いクマさん、なんておいうのはアブなすぎるネタです)ブラックユーモアは色褪せない魅力を 持っていると思います。 ところで前年に湾岸戦争が勃発していた影響でしょうか、「海モモ」は「空モモ」に比べて戦争の絡んでくる話が目立つような気がします。 「海モモ」と戦争という関係を考えながら見ていくと、違った面が発見できて面白いかもしれません。 最後に、ちょっとした小ネタを二つ。 小ネタ・その1。 サンタと宇宙の監視に関しては、北米航空宇宙防衛司令部・NORADのサンタ追跡プログラムというものが知られています(なんと、2004年に50周年 記念を迎えています!)。毎年クリスマスの季節になると行われているので、興味のある方はサイトをチェックしてみるのはいかがでしょうか。 小ネタ・その2。 エキシビジョンモニタで条約締結を伝えるリポーター二人をよく見てみると…どこかで見覚えのある人が。実は、「アイドル伝説えり子」に 登場した、伊集院と綱野だったりするのです。二人がゲスト参加しているのは、原画で山内康則氏や近永健一氏が参加されているせい…でしょう。 第31話 「モモのホテルは星いくつ!?」 〜あらすじ〜 パパとママは遠い場所で開かれる学会に出席することになり、その間の留守番という大役をモモは任されることになりました。 モモならなんとかホテルを切り盛りしてくれるだろうと考えていたパパとママでしたが、逗留先のホテルでとんでもない噂を耳にします。 それは、高名なホテル評論家であるモーガン・ミシュラン氏がレジェンド・インに泊まりにくるというものでした。ミシュラン氏の評価は絶対的な 権威を持っており、彼から悪い評価を受けたホテルは潰れてしまうというほどなのです。 そして…その日、レジェンド・インは四組の客を迎えました。果たして、この中の誰がミシュラン氏なのでしょうか…? 〜ちょっと一言二言〜 こういったミステリ仕立てのシナリオは大抵の魔女っ子アニメで一話は見られるのですが、それらの中で一番上手くまとまっているのが 「海モモ」31話ではないかと思います。 類似の設定を持つ小説があるので新味のある内容とはいえませんが、それでも「海モモ」ならではのドタバタ騒ぎをレッドヘリングにし、 よりツイストを効果的に見せている点はお見事でした。 第36話 「レジェンドイン最後の日」 〜あらすじ〜 | |
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少し姦しいくらいの小鳥のさえずり、窓から差し込むうららかな陽の光、そして目覚まし時計のベル。その日、モモはいつも通りの穏やかな
朝を迎えた…と思っていると、外から唐突に爆音が聞こえてきました。何かと思ってモモが窓外を見ると、戦車や戦闘機がホテルに向かってくる
ではありませんか。 実は、あそこの国は昨日の午後11時59分59秒をもって消滅し、四つの国に分割されてしまったのです。そして、レジェンド・インは | ![]() 四分割された公園 |
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四つの国が国境を接する、そのちょうど中心地という軍事上の最重要地点になっていたのでした。 …というわけで、レジェンド・パークは一般人の立ち入り禁止地区に指定され、モモたちは三日以内にレジェンド・インを去らねばならなく なってしまったのです。 その夜、謎の声に呼ばれて目覚めたモモは、レジェンド・パークから妖精たちが次々と去っていくことを知らされます。 どうして公園を去らなくてはいけないの? そんなモモの問いに答えたのは、なんとレジェンド・インでした。レジェンド・パークの長老である彼の言葉によると、この公園は夢を見る人々が 訪れ、彼らの夢が蓄積されることによって存在してきた夢の土地だったのです。しかし軍事地区となってしまっては、もうここを訪れる人もいなくなる。 夢見る人がいなくては夢は存在しえない、だからレジェンド・パークの夢を支えていた妖精たちは他の夢のある土地へ移っていくのです。 さらにレジェンド・インは、もうモモは魔法を使えなくなるだろうと告げます。なぜなら、今ままでモモが魔法を使ってこられたのはレジェンド・パークに 棲んでいた妖精たちの助けを借りていたからなのです…。 〜ちょっと一言二言〜 この第36話でもって一旦「海モモ」の物語は幕を閉じ、この後、総集編である37話を挟んで38話からタイトルも新たに「海モモ」は再出発することになります。 細かい話は次項からをお読みくださいませ。 ところで、36話の終盤は以前までとはうってかわってシリアスタッチの物語となっていますが、ここで描かれている”夢とモモの関係”は以降 大きくクローズアップされ、後期「海モモ」を貫く大きなテーマとなっていきます。後々までの大きな伏線となる「地上の状況は、よりモモに 過酷になったかもしれません」というマリンナーサ王妃の台詞と共に、注目しておきたいポイントです。 必見エピソードの紹介は以上でおしまいです。次項からは、後期「海モモ」に話が移ります。 | |