魔法のプリンセス ミンキーモモ 夢を抱きしめて
(1991年10月2日〜1992年12月23日・全62話 / TV放送)


 「海モモ」の主な内容については前項までで終了。ここからは、どうでもいいような四方山話を記しておきます。

〜クックターボとは?〜
 前期のOPには、クックブックの変形したクックターボという乗り物が登場しています。「空モモ」に登場したグルメポッポの代わりを担う 予定だったらしくオモチャ化も検討されていたのだそうですが、うやむやのうちに計画は立ち消えてしまいました。結局、第2話から登場している グルメポッポがそのまま「海モモ」でも遠距離移動の手段として利用されることになります。
 そんなクックターボも一度だけ、本編で出番がありました。第11話「サンタが空からふってきた」でのことで、撃墜されたグルメポッポの 変わりにクックブックが突如として変身していました。
 ちなみに、当時の雑誌にはクックターボの登場が12話からと予告されていました。これは特番などでスケジュールが変更され、本来は12話 として制作されていた「サンタ〜」をクリスマス時期に放送するために急遽11話と入れ替えて放送され、そのために食い違いが発生したわけです。


〜モモの個人データ〜
 実は、首藤氏の手によって大人モモには身体データが設定されていたりします。

  身長:155cm  体重:43kg  胸囲:80cm  ジャンプ力:1m  50m走:8.00秒

 …といったところ。
 意外と身長が低いんだな、とか、あれで胸囲80cmというのはウソだろ、とか色々と言いたいことはありますが、一番驚くのはジャンプ力。 垂直飛びのことでしょうが、1mというのは…これは人間じゃありません。(あ、人間じゃないんだったっけか…)




〜「魔法のプリンセス ミンキーモモ」 注目の製作スタッフ〜
 「海モモ」の内容紹介は以上で全てお終いです。
 以下からは、独断で「海モモ」の注目スタッフを書き出していきます。一部「空モモ」とかぶる方は省略していますので、あしからず。

渡辺浩 (わたなべひろし)
 キャラクターデザイン、作画監督。同時期に「 」に参加していたため、実質的に参入したのは終盤になってから。瞳や体のラインの 描き方が他の作監と完全に異なっていて一目で渡辺版と分かります。笑っていても物悲しい表情に見えるモモになっていました。
 他の代表作は「逮捕しちゃうぞ」、「魔探偵ロキ」、「tactics」(監督)。

とみながまり
 作画監督。雑誌のイラストを一手に引き受けていたので、「海モモ」=とみなが版というイメージが強いです。目や顔の輪郭がまん丸で、 コロコロとした体型のモモを描かれていました。
 他の代表作は「ぺとぺとさん」、「名探偵コナン」(キャラデザ)、「美少女戦士セーラームーン」(作監)。

堀内修
 作画監督。後にOVA「夢にかける橋」を担当するなど、「海モモ」を代表する作監の一人。たれ目的な海モモが多い中、やや縦長で鋭角的な 空モモ版に近いモモを描かれていたように思います。サブキャラクターの眉毛が太くなるのも特徴でした。
 他の代表作は「フルメタル・パニック」、「LAST EXILE」(キャラデザ)、「劇場版 機動戦艦ナデシコ」(作監)。

橋本敬史
 作画監督。非常に特徴あるモモを描いた方で、特に大人モモのムチムチプリン具合は、あまり他の人には見られないものです。
 他の代表作は「スチームボーイ」(エフェクト作監)、「神魂合体ゴーダンナー!!」(メカ作監)。

三島利佳
 作画監督。きのプロ組。初期と後期でけっこう絵柄の異なる方ですが、最終的には堀内版に近いやや縦長のモモになっていました。
 他の代表作は「アイドル天使ようこそようこ」(作監)。

梶浦紳一郎
 作画監督。子供モモは瞳が小さめで髪の毛が直線的、また独特な絵柄の大人モモを描かれていた方でした。
 他の代表作は「ポケットモンスター」、「ぴちぴちピッチ」、「スクールランブル」、「陸上防衛隊まおちゃん」(作監)。

下笠美穂
 作画監督。デフォルメされた絵柄が特徴的で、特に大人モモの髪の毛の描き方が独特の作監でした(といっても参加回数は二回だけ…)。
 他の代表作は「キューティーハニーF」(キャラデザ)、「美少女戦士セーラームーン」(作監)。

堀澤聡志
 作画監督。「夢を抱きしめて」編より参加。等身や体のフォルムが他の方と全然違う独特のモモを描かれており、 やや頭でっかちなサブキャラとともに一目で分かる作監でした。
 他の代表作は「SLAM DUNK」、「魔法のエンジェルスイートミント」(作監)、ゲーム「Let's 浜茶屋」(原画)。

加戸誉夫
 絵コンテ・演出。葦プロ&首藤作品には「ようこそようこ」から続いて参加。現在では少年向けアニメの監督として 知られています。
 他の代表作は「ロックマンエグゼ」、「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」、「ゾイド」(監督)。

藤本義孝
 絵コンテ・演出。こちらも「ようこ」からのスライド組。加戸氏と共に「海モモ」を支えた演出家で、この後も葦プロ作品とは監督 としてかかわるようになります。
 他の代表作は「ぴちぴちピッチ」、「万能文化猫娘」、「アキハバラ電脳組」、「こいこい7」(監督)。

泰泉寺博
 絵コンテ・演出。1960年代からおとぎプロで活動されていた超ベテラン演出家。
 他の代表作は「タイムボカン」、「パーマン」(演出)。

阿部雅司
 絵コンテ・演出。「海モモ」のメイン演出家の一人。二回あった総集編のどちらをも担当されていたのが印象的です。
 他の代表作は「まじかるカナン」、「BLUE GENDER」(演出)。

工藤柾輝
 監督補・絵コンテ。元々はアニメーターながら、「海モモ」には本格的にかかわれなかった湯山監督に代わって大車輪の働きをされていたそうです。
 他の代表作は「遊☆戯☆王」、「コメットさん」、「天空戦記シュラト」、「冒険王ビィト」(作監)。

きしもとせいじ
 原画。キントト号などの小物デザインも担当されていたそうです。
 他の代表作は「万能文化猫娘」、「アキハバラ電脳組」、「エルフェンリート」、「劇場版 Piaキャロットへようこそ!!」(キャラデザ)。

面出明美
 構成補・脚本。「サザエさん」などの作品を経て「海モモ」に参加、「夢を抱きしめて」編から構成補を担当されました。
 他の代表作は「ぴたテン」、「今日からマ王!」、「人造人間キカイダー」(シリーズ構成)。

北条千夏
 脚本。なんだか色々と前歴があるようですが、脚本家としては「海モモ」が実質的なデビュー作品なのだそうです。個人的には、 かの「東京23区制服ウォーズ」を担当されたというだけで、大脚本家だと思ってます。
 他の代表作は「ああっ女神さま」、「スパイラル」、「王ドロボウJING」(脚本)。



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