魔法のアイドル パステルユーミ
(1986年3月7日〜1986年8月29日・全25話 / TV放送)


〜「魔法のアイドル パステルユーミ」 必見エピソード紹介〜
 前項に引き続き、本項でも「ユーミ」の必見エピソードを紹介していこうと思います。

第23話 「家出したお父さん」
〜あらすじ〜
 ユーミの両親、花園一郎と桃子はいつも仲良しのおしどり夫婦です。そんな二人でも、たまには大ゲンカをしてしまうことも ありました。今回のお話は、そんな一郎と桃子の間に起こったトラブルの物語。
 最近、めっきり一郎がオジサンっぽくなってしまったことに不満の桃子。ある日、フラワータウンに新しくフラワーショップが 開店することになりました。その清潔で大きな店内、派手な開店パフォーマンスを見た桃子は、自分の店も何か手を打たなくては 客を取られてしまうと焦ります。ところが、我が道を行く一郎はどこ吹く風。結局、花園フラワーショップは開店休業状態に 追い込まれることになるのでした。

 さてそんなある日、桃子とアルバイトの三沢恭平が閉店後に落ち合う約束をしているところを、一郎は偶然にも見てしまいます。 その日の夕刻、綺麗にメイクをした桃子はよそ行きの衣装に身を包み、そそくさとどこかへ出かけたではありませんか。
 妻が浮気を…? まさかとは思いつつも心配でならない一郎は、桃子の後をつけしまいます。その結果、一郎は最悪の 状況を ― つまり桃子が恭平の家で楽しく談笑している姿を ― 見てしまうのでした。
 当然のように一郎は帰宅した桃子を糾弾しますが、それは誤解でした。まるで相談に乗ってくれない一郎では埒があかない と考えた桃子は、恭平と店を建て直すための相談をしていただけなのでした。そして逆に、浮気をしていると勘違いするなんて 性根までオジサンに成り果ててしまったのね、と桃子に愛想をつかされてしまうのでした。

そそくさとお出かけ


ヘコむ一郎
 その言葉に激しく打ちのめされた一郎は、なんと家を出て行ってしまうのでした…。


〜ちょっと一言二言〜
 第8話「もう一度ロマンス」に続く花園家の夫婦ゲンカ話。
 過去の綺麗な思い出を記憶し続けている女性と、そんなことは忘れてしまっている男性 …という対比は、結婚記念日に対する夫婦の認識違いという例え話を持ち出すまでもなく、ステレオタイプな作劇ではあります。 ですが、丁寧な脚本と絶妙な演出(特に、一郎の心理をテレビの映像とシンクロさせている部分が上手い)によって、見終わった 後に”イイ話だった”と思わせるだけの内容に仕上がっていると思います。
 あくまで結果論になりますが、この第23話やユーミの揺れ動く心を描いた第19話「花びらのステップ」などを見ていると、 「ユーミ」は人間の心模様を綴った作品において特に妙味が出ているように感じます。そのような物語を中心に据えていれば、 もしかすると「ユーミ」の評価も変わっていたのではないかと思えてなりません。あくまで結果論ですが。

 ところで上のあらすじでは後半部を省きましたが、はたしてライバル店との競争はどうなるのか? これが、けっこうブラックな オチで、ちょっと笑えるものとなっています。是非ともご自身の目で確かめて下さい。




〜「魔法のアイドル パステルユーミ」 の重箱の隅〜
 「ユーミ」のエピソード紹介は以上で終了して、次は「ユーミ」の細々とした部分を見ていきたいと思います。 ど〜でもいいような無いようですので、興味の無い方は飛ばしてくださいませませ。


〜ユーミの裸を見よう〜
 いきなりな見出しで申し訳ありもはん。最初の項でも書いたとおり、この作品ではユーミの裸がこれでもかとばかりに 登場してくれます。そこで、全25話の中でどれだけ裸が出てくるのかをチェックしてみました。
 本当はパンチラおよびパンモロに関してもチェックしていたのですが、そんなものは毎回のように出現するので(そもそも 魔法のバンクシーンでも堂々とパンチラしているのですから!)除外しました。なんだか数えるだけ無駄のような気がした ものですから…。

話数裸の有無内容の詳細
01話衆人の目の前でパンツ一丁になる
02話・登校途中に路上でパンツ一丁になって走りまわる
・入浴シーン
03話 ―
04話 ―
05話 ―
06話・入浴シーン
07話・入浴シーン
08話 ―
09話・入浴シーン
10話 ―
11話・入浴シーン
12話 ―
13話 ―
14話・総集編
・伝説の入浴シーン(※1)
15話 ―
16話・入浴シーン
17話 ―
18話・総集編
19話 ―
20話・入浴シーン
21話 ―
22話・総集編
23話 ―
24話 ―
25話 ―
(※1)「ユーミ」伝説の入浴シーン
 第14話の予告編で流れた入浴シーンのこと。あまりにユーミの裸が見えすぎてしまったためにさすがに問題となってしまい、 本放送時には湯気のエフェクトで誤魔化していました。幻の予告編バージョンは、その後「思い出のベストテン」という ビデオにのみ収録されています。

 結果は全25話中でユーミの裸が登場したのは9回。36%という高アベレージとなっていました。チェックして おきながらナンですが、いくらなんでも出しすぎだろうというのが正直な感想です。

 次に少し視点を変えて、裸が出た話の絵コンテの担当を見てみましょう。裸を出すというのは絵コンテの段階から決定 していたことでしょうから、逆に言うと絵コンテ担当が望んでいたからこそ裸が出てきたとも考えられます。
 「ユーミ」で絵コンテを複数回担当したのは鴫野彰、香川豊、本郷満、片山一良、立場良の計5人。この5人が絵コンテを担当 したのは全25話中21回に上るので、他のゲスト参加者は除外してこの5人だけに絞って調べてみました。さて、その結果ですが…

 香川豊・3回  鴫野彰・2回  立場良・2回  本郷満・0回  片山一良・0回

 このように見事に別れてしまいました。となると、本郷、片山の両氏は幼女の裸を出すことに反対だったのかもしれません。



〜一郎、桃子、国光の設定について〜
 「ユーミ」は全体的な構成にまとまりを欠いていたためか、どうにもキャラクターの設定に矛盾のようなものが見られます。 中でも、一郎、桃子、国光の3人はよく分からない部分が多くて大困惑。
 まず、公式の設定によると一郎と桃子4歳の年齢差があることになっています。ところが第23話を見ていると学校の学芸会で 共演しているので両者は同級生だったと見るのが自然であり、先の設定と矛盾してしまいます。
 分からないことといえば、国光自身にも不明な部分が多いです。第6話では出身地が八戸と語っていたのに、第20話では フラワータウンの出身ということになっていました。彼が袋小路家の執事になった経緯もまるっきり不明ですし、話によって 性格がコロコロ変化してしまうということもありました。

 これらは、おそらく監督かシリーズ構成の方がチェックを怠ったために発生してしまったミスだと思います。「ユーミ」は あまりにも全体的に矛盾が多いので、あまりそういう部分には注意を払わずにノリ重視で製作していた…というのが真相なの でしょう。



〜フラワータウンに行ってみよう〜
 兵庫県フラワータウン
 …いえ、ただそれだけの一発ネタです。すいません。




 少しばかりページが縦に伸びてしまったので、一旦ここで終了。「ユーミ」重箱の隅の残りは次項で 見ていこうと思います。



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