魔法のアイドル パステルユーミ
(1986年3月7日〜1986年8月29日・全25話 / TV放送)


〜”ぴえろ魔女っ子”4部作のキャスト〜
 前項に引き続いて重箱の隅をつついていきます。
 「マミ」〜「ユーミ」までの”ぴえろ魔女っ子”4部作は一続きのシリーズということだからでしょうか、キャストを調べてみると レギュラーメンバーに同じ声優が連続登板していることが分かります。全4作品全てにレギュラー出場しているのは水島裕、三田ゆう子、 亀山助清の御三方。それに3作品以上、レギュラーで連続登板した二人を加えて、以下に表を作ってまとめてみました。

声優マミの役 ペルシャの役エミの役 ユーミの役
水島裕大伴俊夫室井力結城将三沢恭平
 毎度、主人公の相手役を担当されていた水島裕氏。ある意味で”ぴえろ魔女っ子”そのもの と言える人物かもしれません。回を重ねるごとにロマンスが無くなっていった(さすがにユーミと恭平はマズすぎるけど) のが、やや寂しいような気もします。
三田ゆう子ポジプリプリ香月岬花園桃子
 「ミンキーモモ」(ピピル役)を含めれば魔女っ子アニメ5連続登板という驚異の記録を持っている 三田ゆう子氏。人外の生物 -> 子供 -> 大人の女性、と見事にステップアップしているところが愉快です。しかし、桃子は 弁天(by「うる星」)にしか聞こえなくて…。
亀山助清木所隼人メソメソ塩沢進ムスタキ他
 ”ぴえろ魔女っ子”の脇を固める忘れてはならない人物といえば、この亀山助清氏。塩沢進が主役を はった「エミ」第22話も印象深いですが、それよりも「ユーミ」での大車輪の活躍がスゴイ。犬のムスタキ、ラクダの今井君、 ユーミの担任の先生、第22話の謎のマントマン…などなど、脇役キャラの大半をこなしている姿は驚異的でした。
千葉繁ゲラゲラ国分寺円国光喜三郎
 「ペルシャ」から3連続登板(「ミンキーモモ」でもカジラ役で出演)となった千葉繁氏。 ハイテンション&アドリブ連発なキャラばかりなのですが、その中では比較的マトモ(?)な国分寺がドラマ的にも見所が 多かったのではないかと思います。ちなみに、国光がカリントウ好きなのは、国分寺がカリントウ嫌いだったことに 引っ掛けた楽屋オチのようなものでしょう。
郷里大輔星井守シンバ小金井滋
 野太く男性的な声で作品の脇をガッチリと固めていた郷里大輔氏。一番印象深いのは、 やはりブタ猫のシンバでしょうか。コミカルな役柄と声のギャップが愉快で、キャラの個性を一層際立たせていた ように感じます。念のために書いておくと、星井守というのはマミの番組を多く受け持っていたディレクターのこと。
(ちなみに「ユーミ」にも第10話「いたずらオバケに御用心」に漫画家役でゲスト出演なさっています)




〜「魔法のアイドル パステルユーミ」 注目の製作スタッフ〜
 「ユーミ」の内容紹介に関しては以上で全てお終いです。
 最後に、今回もまたまた勝手に「ユーミ」の注目スタッフをリストアップしてみました。これがまた今見ると 物凄いラインナップになっており、こんな人まで参加していたのかと驚いてしまいます。要チェック。

鴫野彰
 「ユーミ」の監督。おそらく「ユーミ」が初の監督担当作品だと思われる。数年前までスタジオぴえろに所属していた はずだが、「ポトリス」に参加しているところを見るとフリーになったということなのだろうか。
 他の代表作は「おそ松くん」、「がんばれ!キッカーズ」(監督)、「無限戦記ポトリス」(総監督)

洞沢由美子
 「ユーミ」のメイン・キャラクターデザイン。”ぴえろ魔女っ子”には「マミ」から参加し、初の作画監督を担当した 「ペルシャ」で神がかり的な高レベル作画を連発して一気に名を知らしめることになる。ただ「ユーミ」の作風に(というか アニメ業界そのものに?)反感を覚えていたらしく、途中降板して漫画家に転向した。
 ちなみに「ペルシャ」、「エミ」でタッグを組んだ片山一良とは夫婦の関係。  他の代表作品は「ときめきトゥナイト」(原画)、「めぞん一刻」(OP作画担当)。

本山浩司
 「エミ」、「ユーミ」のサブ・キャラクターデザイン、動画チェック。「マミ」時代から連続して動画チェックとして参加。 「エミ」と「ユーミ」ではゲストキャラデザイン、「ユーミ」では初めて原画を担当した。 他の代表作は「あんみつ姫」(ゲストキャラデザ)。

高倉佳彦
 「ペルシャ」〜「ユーミ」の作画監督。どちらかというと動きのある絵が得意なように見受けられ、「ペルシャ」、「ユーミ」 に比べて「エミ」では実力が生かしきれていなかったような…。
 他の代表作は「21エモン」、「クレヨンしんちゃん」、「はいぱーぽりす」、「天使になるもんっ!」(作監)。

下田正美
 「ユーミ」の作画監督。え〜っと…おそらく、「ユーミ」ファンの間では一番評判の悪い作画監督ではないかと思われる人物。 理由は氏の担当した第4、11話を見れば分かると思う。そのせいか、後半では総集編の回ばかり担当させられていた。
 他の代表作は「セイバーマリオネットJ」、「藍より青し」、「魔法遣いに大切なこと」(監督)

柳沢まさひで
 「ユーミ」の作画監督。現在では超有名なアニメーターになっているが、当時はアニメアールの一員として「ペルシャ」 から原画に参加していた。
 他の代表作は「アイドル防衛隊ハミングバード」、「陸上防衛隊まおちゃん」、「お嬢様特急」(キャラデザ)、 「るろうに剣心」、「ラブひな」(作監)

菊池道隆 (きくち道隆、きくちみちたか)
 「ユーミ」の作画監督。一般に”ぴえろ魔女っ子”で氏が語られる場合は初原画を担当した「エミ」とセットになる場合が 多いが、初めて作画監督を担当したのが「ユーミ」だったのでこちらに…。それにしても氏が作監を担当した第22話の ユーミたちは、どこからどう見ても「ボーグマン」になっていて笑えます。
 他の代表作は「冥王計画ゼオライマー」、「超音戦士ボーグマン」、「サイレントメビウス」(キャラデザ)

垣野内成美
 「エミ」、「ユーミ」の作画監督。一応、「ユーミ」最終話の作監を担当しているが、ゲスト登板といった様子。 現在はアニメ界から足を洗い、漫画家として有名になっている。ちなみに平野俊貴とは師弟関係であり、かつ夫婦。
 他の代表作は「吸血姫美夕」(漫画の作画)。

毛利和昭
 「ユーミ」の原画。これまた超有名アニメーター。「ペルシャ」〜「ユーミ」に渡ってアニメアールの一員として 原画で参加していた。
 他の代表作は「ミスター味っ子」、「飛べ!イサミ」、(キャラデザ)、「さすがの猿飛」、 「ポケットモンスター 水の都の護神ラティアスとラティオス」(作監)

本郷満 (本郷みつる)
 「エミ」、「ユーミの」演出・絵コンテ。今や日本アニメ界を支える屋台骨の一人といっても過言ではない有名監督。 「エミ」での参加回数は数えるほどだったが、一転して「ユーミ」ではメインの演出として活躍していた。
 他の代表作は「クレヨンしんちゃん」、「カスミン」(監督)。

香川豊
 「ユーミ」の演出・絵コンテ。「ユーミ」では本郷満と双璧を成す演出家として大車輪の活躍をしていた。
 他の代表作は「魔導王グランゾート」、「セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん」(絵コンテ)

静谷伊佐夫
 「ユーミ」の脚本、文芸・設定製作。今やアニメ、特撮関係を代表する脚本家の一人。「ユーミ」随一の傑作との誉れ高い 「花びらのステップ」の脚本を担当しているのはさすがというところか。
 他の代表作は「きまぐれオレンジ★ロード」、「電光超人グリッドマン」、「わがまま☆フェアリー ミルモでポン!」(脚本)

丸尾みほ
 「ユーミ」の脚本。こちらもまた、アニメ界で有名は脚本家。人間の心情をしっとり描いた脚本が多かったような気がする。
 他の代表作は「機動戦士Zガンダム」、「ドラえもん」、「パーマン」(脚本)。



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