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健康ってなんだ ・・・ 体の健康,歯の健康

体が弱くても健康
「健康のためなら死んでもいい」と言われるほどに,「健康」が流行しています.「健康」とういう名のついた商品が数多く出回っています.
 健康とは何ですか? 長生きをすることですか? スポーツマンのように体力が優れていることですか? 病気がないことですか? 五体満足のことですか?

 短命でも素晴らしい業績を残して歴史に名前を残す人もいます。長生きをして家族から厄介者扱いをされている人もいます.体が弱くても社会的評価の高い人はいます.ある大学の元気いっぱいのスポーツクラブが集団で犯罪を起こしたこともあります。病気があっても生きていることを大切にしている人もいます.体に欠陥があっても,五体満足の人よりも社会に役立っている人がいます.

 このように,何が健康かと言われると,返答に困ってしまいます.ある高校の体育館の入り口の壁に「健全なる精神は,健全なる身体に宿る」という言葉が刻まれていました.この言葉は健康を現す代表的な一つの定義のようなものとして知られています.

 体も健全,心も健全という考え方ですが,とくに,体の健全さが優先されているのが特徴です.「体が健全な人は心も健全だ」という意味にも取れます.その逆に,「体の貧弱な人,障害のある人,病気の人たちには,健全な精神が宿らない」というようにも受け取れます.

 実は,この言葉は「宿る」の部分の翻訳が誤っているという指摘されています.原文は宿るではなく「宿れかし」であったというものです.つまり,「健全なる精神は健全な肉体の中にあって欲しい」という願いをこめたものだというのです。現実は,体と心が一致しないことが多いので,何とか一致して欲しいということなのでしょう。これならば理解できます.例えば,歯磨きをする時間を惜しんで仕事に打ち込んでいる人もいます.このような人にとっては,歯の多少や有無なんかどうでも良いことで,仕事のほうがずっと大事なことなのです.

健康とは
このように,健康というものは,肉体だけが健全であれば良いというものではありません.健康というものは,それぞれの人がそれぞれ感じるもの,あるいは周囲の人たちが感じるものであって,外観だけで決められるものではないということです.それぞれの人の「生き甲斐」や社会への貢献度がそれぞれの人の健康の尺度でになりそうです。

健康寿命
健康寿命という言葉があります.寝たきりになってからの寿命ではなく,起きて動くことの出来る間の寿命です.
 日本人女性の寿命は世界一ですが,他の国のことはわかりませんが,日本人では,この健康寿命は女性よりも男性のほうが長いと言われています.つまり,動いて活動することが出来る寿命は男性のほうが長いということです.

 生きているという意味では,女性の寿命は男性よりも長いのですが,それは寝たきりになってからの寿命が男性よりも長いということになります.これからは,この健康寿命を延ばすことが課題になりそうです.
 
歯の健康寿命

 歯の健康寿命は,その歯を使って食事が出来るかどうかということになります.場合によっては,その歯が外観を整えているかどうかということかもしれません.つまり,何かに役立っていない歯は,口の中にあっても生きているとはいえません.
8020という言葉の中には,そのような機能部分がまったく考慮されていません.
 そういう意味では,入れ歯を含めて食事ができるように,あるいは外観を整えるようにすることが,歯の健康寿命を長くさせることになります.

歯の健康

 それでは,歯の健康ってどのようなものなのでしょうか.歯も体の一部分ですから,歯よりも,まず,その人の健康が第一でなくてはなりません.つまり,その人の生き甲斐や社会への貢献度が適切な状況にあることが第一ということです.
 歯だけたくさん残っていても、社会に迷惑を及ぼしているような人は健康とは言えません。他方、個人的にみれば、自分の体の健康の中で,歯がどれほど気になるかということが,歯の健康度でもあります.
 歯のことが気にならない人は,その人にとって歯は健康なのでしょう.その人にとって歯が悪いことが問題であれば,何らかの障害を体としても感じるはずだです.たとえ,むし歯があっても,歯槽膿漏があっても,当人がまったく気にならないというのならば,その人にとって歯は存在意義が少ないものということで,その人の健康ともあまり関係がないことになります.
それはそれで健康な生活です。それぞれの人の生き甲斐の中で,歯がその人の障害になっていなければ,その人の歯や口は健康であると考えて良いのではないでしょうか.

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