2011.12.24
金属製モデルガンというのは、これまで2回の規制を受けました。
まず、昭和46年の銃刀法改正により、外観の制限が決められ、銃口は完全にふさぎ、本体は黄色もしくは白に塗らなくてはならなくなっています。
また、52年の改正によって、モデルガンに使用する金属の固さや、内部に超硬材を鋳込むなど、構造上の制限もくわえられました。
また、このとき同時に、ガバメントやベレッタ92のように、銃身が簡単に取り外せるものも禁止となっています。
これらの規制に合格したモデルガンには、すべて「smg」マークが本体に刻まれており、このマークのないものは、持っているだけで、模造拳銃とみなされ、法律違反となります。
ただ、皆さんが、「当然そんなこと知ってるさ、僕が持っているモデルガンは、「smg」マーク付きだし、それ以外の金属製モデルガンは持ってないから平気だよ」
と思っているかと思いますが、「それだけじゃないので気をつけてね」というのが今回のお話なんです。
金属モデルガンと模造拳銃
以上 いかがでしょうか?
皆さんのコレクションもぜひもう一度チェックしてみてくださいね
12月のある日(ちょうど皆既月食の日でした)、日曜日の朝、部屋でうとうとしていると、突然、警察の方の訪問を受けました。
見せてもらった裁判所の執行命令書によれば、私のサイトを見ていると、たくさんモデルガンが出てくるので、もしかしたら、上記の規制に外れた、いわゆる「模造銃」を持ってないかということでした。
私はそんなものは持ってないので、安心して、家の中の捜索をしてもらいました。
合計80丁位あったと思いますが、3時間くらいかかりました。
その結果、模造銃の疑いがあるとして数丁が、鑑定のために押収され、その2週間後に、そのうち2丁が模造銃として認定されたという連絡がありました。
それが、このページのTOPの2丁(コクサイのM36とベレッタ)なんです。
M36の方は、ちゃんと「smg」マークが刻まれているのになぜ?と思ったのですが、理由は簡単。
これは20年ほど前に購入したものだったんですが、長年触っているうちに金メッキが薄くなってしまっていたんです。
自分では気付かなかったんですが、金色ならば黄色の代替え色として慣例的に認められているが、シルバーというのは、白の代替え色として認められていないので違法になるということでした。
私は金メッキのつもりでいたのですが、本人がどう思おうが、他人からシルバーに見えるものは、残念ながら適法とは認められないということでした。 う〜ん 残念。
さて、もう一丁ですが、詳しい方は分ると思いますが、ベレッタ92シリーズの金属製モデルガンは存在しません。なぜなら、銃身が分離できるからです。
じゃあこれは何だと申しますと、これは実はライターなんです。
私としては、モデルガンという認識はなかったのですが、金属製で銃の形をして、黒いものは、モデルガンではないにしても模造銃として鑑定されるということなのでした。
結局、これらを返してもらうためには、模造銃でなくする必要があります。幸い、どちらも、構造上の問題はなく、色だけの問題だったので、その場で持参したゴールドスプレーで塗装して持ち帰ることができました。
もしも皆さんが、同じようなものを所持してられたら、私と同じように、金色に塗装することをお勧めします。
コクサイ製のM36です
グリップフレームに、smgマークが刻まれています
このベレッタ、ネット通販で2千円足らずで購入しました。マルシンのメタルメッキみたいな、黒々とした外観でした。
ただのライターのくせに、なんとスライドが引けるのです。ガスタンクは、マガジンキャッチを押すと抜き取ることができ、引き金を引くと、銃口から、ターボの炎が噴き出します。よっぽど好きな人が設計したんでしょうね。ピエトロベレッタの刻印も実銃通りです。
スライド引くには、かなり力が要ります
ここから炎が噴き出します
マガジンだって分かる様に、弾丸の形がモールドされてます(笑)
※今回、この内容の記事をネットで公開することは、担当の方の了解をいただいています。今回、所轄の滋賀県警や、執行命令を発行した裁判所のある県警の方など、9名の刑事の方以外に、全国の判断基準のずれを防ぐため、警視庁からも専門の方が2名参加されていました。
これだけの方が動くとなると、取り締まる側から見ても負担が大きいので、誤解されるようなことは未然に防ぎたいということのようです。
ちなみに、塗装前の写真を掲載したいと申し出たところ、それは却下されました。
法律に触れる様な証拠物件は、個人が公開してはいけないそうです。
だから今回の画像は、すべて塗装した後のモノのみです。