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とにかくメフィストワルツが激烈。メフィストワルツを弾けるピアニストなんてなんぼでもいるが、彼ほど熱く、技巧面においても完璧に弾きこなせるピアニストはほぼ皆無だと思う。ほんとに、ここぞというときにはキレまくっており、マグマが噴出するような、はたまた絶壁に砕け散る波濤のような、嵐の如き凄絶な演奏です。ぼくは今までピアノ曲をいろいろと聴いてきたけれども、独奏曲でこれほどまでに燃えたぎるような演奏は聴いたことがなかった。とにかくやけくそにかっこいい。血が沸騰しそうです。 他もかなり秀演なんだが、メフィストワルツが強烈過ぎるので、そればっかり聴いています(^^)
やっぱこれも挙げとかんといかん。最初こそ引いたけど、今では好きな交響曲のトップ3に入る。全編を通して暗黒世界が広がっているので、慣れるまでに多少の時間がかかるかもしれないが、この独創的な宗教的世界観、音楽的内容の濃さは、マグマが好きな人にはぜひ聴いてもらいたい。 黛音楽は、本作のあとに「曼荼羅交響曲/舞楽」のディスクも聴いたが、こちらもおすすめ度が高い(こちらのほうが聴きやすいかな?)。でもまー、ともに1000円なので一度聴いてみるのも悪くないでしょう。
マグマの「K.A」は、ぼくはしばらく出たことすら全く知らなくて、ずいぶん後になって聴いたんだが、これがまたひっさしぶりの傑作だった。まー、最初の頃こそけっこう聴いたもんだが、しかしあえて苦言を言うと、今にして思えば、昔の楽曲に使っていたフレーズをいいとこだけ寄せ集めて作った作品だけに、もうひとつ全体的なまとまりに欠けるというか、詰めが甘いというような気がする。魅力的なフレーズが多いだけに、もうちょっと全体としての音楽的な完成度が高かったらなお良かったんだけど。でもまー、そうは言っても、このアルバムが好きであることには変わりないんだけれど。
シューベルトの音楽は暗くてじめじめ鬱々しているといった先入観があって、ずっと食わず嫌いをしていたんだけど、カーゾンによる本作がその苦手意識を払拭してくれた。もともと、某作家の某小説に出てきたソナタの17番を聴きたくて買ったんだけど、本盤はあんまり好きではなかった即興曲も素晴らしかったし、「楽興の時」も、詩情に溢れた優しく真摯な演奏には、しみじみとした趣があって、ぼくのシューベルトへの偏見はどこかに消えてしまった。1000円かそこらで買ったCDにしては満足感が高かった。 そういえば、グルダのシューベルト集もカーゾンに負けず劣らず秀演だったな。とくにグルダ作の「ゴロウィンの森」が・・・。
ぼくの最も好きなピアノ独奏曲である「『ペトルーシュカ』からの3楽章」を目当てに購入。この曲、本来は独奏曲なのだが、それを2台のピアノのために編曲したものがこれ。意外とけっこう珍しいと思う。 1、2楽章はもひとつ特徴がなく、独奏版との違いも殆どない。しかし、3楽章がすごく良い出来。編曲面も非常にゴージャスで面白く、演奏技術的にも安心して聴いていられる。3楽章に限って言うと、オリジナルの独奏版よりも好きだなあ。 ほかのガーシュウィン(オケなし2p版)とブラームスは秀演だがどうでもよかったりする(^^;
前に紹介したババヤンが弾く11番がとても魅力的だったので、全曲聴いてみたくて買った。 「まなざし」は、メシアンの代表的なピアノ作品の一つで、信仰やら宗教やらがテーマになってる作品らしいが、宗教にまったく無関心のぼくでも十分楽しめる神秘的な音楽だ。まー現代音楽だから、たしかにエキセントリックでとっつきにくい部分も多分にあるし、2枚組みで2時間近くに亘るので、聴き通すのはけっこう大変だけど、むしろそのほうが聴く楽しみがあるというものだ。BGMとしても意外と聴けるし。 それにしても、メシアンはわけわからんなりに不思議な魅力がある。この魅力を言葉で表すことはできないが、ジェントル・ジャイアントみたいに、最初はとっつきにくくても、聴いてるうちに、その独特な語法に意外とハマってしまうタイプの作曲家だ。キーワードは、神秘、宗教、官能。宗教と官能というのは矛盾しているようだが、そこがまたおもしろかったりする。 で、肝心の演奏だが、メシアンの有名サイトにもあるように、若きベロフの演奏は、技巧的には最高レベルなので、速い曲など一種の爽快感があるものの、もうひとつ霊感に欠けるところがある。次はロリオの演奏で聴きたいなあ。
プロコの6番が聴きたくて購入。これはポゴレリチ19歳のときの録音で、後にDG盤に収録した演奏とどのように解釈が違ってるんだろうかというのにすごく興味があった。まず、解釈がポゴレリチにしてはオーソドックスで、たとえば1楽章の最初とか、終楽章のフィニッシュなんかは従来どおりというか、一般的なプロコの解釈のようである。また、DG盤と違って、打楽器的な打鍵で演奏するのも、一般的なプロコといえるだろう。また、さすがに若いだけあって、本盤のほうが打鍵に勢いがあるが、その分、(ほとんど気にならないが)ミスタッチらしきものもあり、DG盤のほうがどっしりとしていて演奏に余裕があった。 しかしまー、オーソドックス寄りの解釈といえども、そこはポゴレリチ、耳に馴染んだこの曲も、新しい驚きと発見をもって、他の奏者より遥かに聴かせてくれた。ひさびさに終始わくわくしっぱなしの演奏だった。 ちなみに、最後のケレメンは1942年生まれのクロアチアの作曲家だそうな。ポゴと同郷ですな。最初はバロック音楽かと思ったけど、中盤はなかなか盛り上がって、けっこう聴きやすくて楽しかった。
グリーグというと、超有名なのに全然聴いたことがなかった。なんかいい盤はなかろうかと探していると、こちらもまだ未聴の有名ピアニスト、アンスネスがグリーグの有名どころをまとめた廉価盤を出していたので迷わず購入。 グリーグはピアノ協奏曲が特に有名だが、個人的にはそんなに面白いとも思えず、あんま聴いていない。それよりも、2枚目の「抒情小曲集」が美しくて素晴らしい。アンスネスの演奏も、冬の澄み切った朝の空気、みたいな非常に美しく清澄なタッチですごく聴かせる。まあもっぱら睡眠導入剤として活用しているのであるが(^^; うーん、グリーグというよりも、アンスネスがいいなあ。。 10枚組なのに1500円弱で売られている、クラシックの廉価化もここまできたかと思わせられるBOX。ぼくが今まで買ったCDの中ではダントツに一番安い。しかし、演奏はもちろんのこと、それなりに音質もよく、意外と期待以上のものだった。個人的には好みの曲が少ないものの、まあミケランジェリを聴くという目的で買ったから別にいいのだ。 *ジャケットをクリックするとHMVで曲目詳細が見れます。 ピアノ音楽ばかり聴いているのでオーケストラ曲には疎いんだが、安さに釣られて購入。HMVでなんと4700円だった。1枚当たり300円を切っています。こちらもかなり驚異的な価格。しかしHMVよりもタワレコのほうがさらに若干安いんだよね。くそう。 ザンデルリンクといえば、誰もが知っている大御所指揮者だが、聴くのは初めてだった。というか、マーラーもシベリウスも初めてなので、指揮者のすごさも分からなければ、音楽の素晴らしさもまだあんまり分かってない。ただ、ぼくが知ってるショスタコの5番と8番に限って言うと、あんま感心しませんでした。 全体的な印象としては、これといって目を引くことはしないのだが、地味ながらも実はけっこう丁寧に振ってるのだろうなあという印象。 ともあれまー、シベリウスの交響曲が全部入ってるし、値段のことも考えると、なかなかいいBOXなんではないだろうか。 *ジャケットをクリックするとHMVで曲目詳細が見れます。
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