( ̄ ̄<     / ̄>                   \  ヽ   / /ソ         プ ロ ジ ェ ク ト\  ヽ P r o j e c t MS    ──────────────────────          技術者たち /|_/ /\engineers                  |   /   \   丶                  \/       \__ノ   プロジェクトXスペシャル・ミノフスキードライブシステム開発秘話       〜TP局駐在員報告:ミノフスキーと呼ばれた技師〜 序章 ミノフスキーと呼ばれた技師 「昔、何処かで君に良く似た少年と出会ったよ」 「(似てて当然、僕ですよ博士)……どんな少年でしたか」 「良く覚えていなんだが、人の革新だな」  黙々と戦艦用ミノフスキークラフトの実験データを纏め上げる老人、黒板 には後にホワイトベースと呼ばれる新造戦艦の外観図。立ち去ろうとした 青年将校の背中に投げられた老人のセリフ。 「儂は墓の下まで持っていくよ、ウッソ君」  地球連邦軍試作型MS、RX78−2通称ガンダムすらロールアウトしてい ない時代、老人の机には存在するはずのないMSと追加武装一式の設計 図「ヴイクリー2アサルトバスター」、彼は記念品のハードコピーにライター で着火した。 「やっぱり覚えていたのですね」 「儂を誰だと思っておる、ミノフスキー粒子の第一人者じゃよ。さあ出て行 ってくれ、RX78−2の組立作業を監督をしなければならん」  微かに笑った青年の姿が消える、彼が所属する時間にタイムマシンで戻 って行ったのだ。 平和の終焉、混乱する時空間。 突然始まったザンスカール帝国軍「ベスパ」の侵攻。 危うい平和を予感した老技師達。 ミノフスキー理論の老技師Mとの出会い。 そして・・・・・白いMS、ヴィクトリーガンダム。 これは、悲劇を繰り返さない為に、子供達に未来を残す為に立ち上がった 名もない男たちの熱く悲しい物語である。 ♪かぜのなかのすーばるー すなのなかのぎんがー♪ 「限られた資材・設備そして時間〜天才と呼ばれた技師〜」 ♪みんなどこへいったー みおくーられることもなくー♪ 「旧式か〜コアブロックシステム〜」 ♪そうげんのぺがさーすーまちかどのびーなーすー♪ 「挫折〜爆発事故レポート〜」 ♪みんなどこへいったー みまもーられることもーなくー♪ 「希望〜試作型ミノフスキーフライトシステム〜」 ♪ちじょうにあるほしを、だれもおぼえていない♪ 「ニュータイプの少年」 ♪ひとはそらばかりみーてるー♪ 「リガミリティア」 ♪つぅばーめよーたかぁいそぉらかぁらー♪ 「命と引き替えにしても〜乙女達〜」 ♪おしぃえーてーよーちじょーのほしをー♪ 「新たな象徴V2」「輝く翼〜飛べガンダム〜」 ♪つぅばーめよーちじょうのほしはー♪ 「技師Mの失踪〜ミノフスキー博士〜」 ♪いまぁどーこーにーあるのーだーろー♪ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ある日の9:15  エェェェェェックス・・・! 「ミノフスキードライブシステム開発秘話」 (あのナレーション)  老人は何処かに到着するたびにミノフスキー粒子理論を応用した新システムを開発設計したが、彼自身その理由も意味も思い出すことはできなかった。  仮にMと名付けよう。彼が農場を手伝っていた時、カミオンと呼ばれるMS移送トレーラーの爆発事故に遭遇、巻き込まれたことから歴史が動いた。  データ収集用MSすら自由に手に入らない、ザンスカール帝国軍実験部隊イエロージャケットに対抗するべく開発を始めたガンダムタイプMS、通称ヴィクトリー。だが機体の小型化、化学ロケットや熱核ロケットによる機動システムには限界があった。  敵の“ビームローター”は防御のビームシールドと機動システムを融合させた斬新なシステム、それはペスパ製MSの推力比を向上させ空中での安定性を向上させていた。 「ダメだダメだダメだ、こんなシステムならビームローターを採用した方が増しだ!」  元々ザンスカール帝国軍実験部隊イエロージャケットに所属していた技術者G、ビームローターの実物がなくても比較は予測できた。 「ガス欠、最大出力で約2分、プロペラントタンクの容量不足じゃな」  頭に包帯を巻いた農夫、ジェネレーター事故に巻き込まれた民間人が暗算で計算、ほぼ正確にシステムの欠陥を指摘した。これが主任技術者Gと部分的記憶喪失の天才技師Mとの出会いだった。  研究室の黒板に書き込み始めたのはミノフスキー粒子理論、最後に書き込んだのはミノフスキークラフトのスペル。 「これしかなかろう、どれだけミノフスキークラフトを小型化できるかがネックだが。地球の大気圏内で機体を浮遊させようとすること自体が無謀なんじゃ。陸戦兵器のMSをプロペラントを消耗させずに飛行させる? は、それは夢じゃよ」  老農夫の異様な眼光、威圧感にたじろぎながらも彼の家、納屋に案内されると違和感が満ち溢れる戦闘機を自慢する。 「これには小型化したミノフスキークラフトが組み込んである、まあ試作品の実験機だ。これをコアブロックシステムに改造して……」 「1人で小型化したのか!?」 「ミノフスキー粒子基礎理論と応用は儂の専門じゃからな」  設計思想の大規模な変更、最低限度の実験すらままならない資材不足、それすらMはブツブツと文句を言いながらも組立作業を行う熟練工の手付き。 「コアブロックシステム、そんな旧式をヴィクトリーに導入するのか?」  若者の技術者が設計思想の違いから離反、Mでさえ流石に堪えたようだ。  月日は流れヴィクトリータイプ・コアファイター、ハンガー、ブーツの試作機が完成した。だが肝心のテストパイロットが実戦に駆り出され、その結果負傷して帰還した。 「マーベット、何故一言声を掛けなかった? トップリムだけでも出せたものを……ビームライフルは試射も終わっていたのだ!」  偶然なのか、イエロージャケットの試作MSシャッコーを奪い操縦した少年ウッソ・エヴィン、彼がコアファイターに乗ることになってしまった。 「良いな、トップリム、ボトムリムはいくら壊しても構わんが、コアファイターだけは傷付けずに持ち帰れ! そしてそれはパイロットの君を守るためでもある! マシンの修理は可能でも、パイロットの君は死んだらお仕舞いなんじゃ。わかったら、返事をしろ!」 「は、はい、ウッソ・エヴィン、コアファイター出ます」 「ウッソ聞こえる? トップリムを出すわ、バランサーをヴィクトリーモードに、信号弾の後ろよ」  コアファィターとトップリムの合体まではマーベットが実験済み、だが飛行中のボトムリムとの合体、完全なヴィクトリーモードへの移行は殆どぶっつけ本番だった。 「構わん、次のボトムリムを出す! 慌てるな、慎重に頼む」 「合体した、白いMS!?」 「猫目か狐目なんかー!」  そしてパイロットの少年ウッソ・エヴィンは無傷で帰還、リガミリティアの象徴ヴィクトリーガンダムと共に。だが技術者達の戦いは終わらない、ヴィクトリーモードでの浮力不足が判明、ミノフスキークラフトの改良は未だ必要だったのだ。 次回「ミノフスキードライブシステム開発秘話後編 新たな象徴V2」 をお楽しみに。 ♪かぜのなかのすーばるー すなのなかのぎんがー♪ 「限られた資材・設備そして時間〜天才と呼ばれた技師〜」 ♪みんなどこへいったー みおくーられることもなくー♪ 「旧式か〜コアブロックシステム〜」 ♪そうげんのぺがさーすーまちかどのびーなーすー♪ 「挫折〜爆発事故レポート〜」 ♪みんなどこへいったー みまもーられることもーなくー♪ 「希望〜試作型ミノフスキーフライトシステム〜」 ♪ちじょうにあるほしを、だれもおぼえていない♪ 「ニュータイプの少年」 ♪ひとはそらばかりみーてるー♪ 「リガミリティア」 ♪つぅばーめよーたかぁいそぉらかぁらー♪ 「命と引き替えにしても〜乙女達〜」 ♪おしぃえーてーよーちじょーのほしをー♪ 「新たな象徴V2」「輝く翼〜飛べガンダム〜」 ♪つぅばーめよーちじょうのほしはー♪ 「技師Mの失踪〜ミノフスキー博士〜」 ♪いまぁどーこーにーあるのーだーろー♪ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・