シリーズ「ガンダムを復活させろ」 第一回 ガンダムmk2 連邦技術者達の意地と夫婦の絆 RX78 ガンダム、連邦軍のMS第一号にして 一年戦争の傑作中の傑作。 技術者の憧れでもあった。 フランクリン・ビダン、連邦軍のMS開発部門の部長である。 一年戦争においてもMSの開発に携わり、 いつか自分もガンダムを作る事が夢であった。 だが、当時の連邦は新型の開発に意欲的ではなく 任される仕事は、もっぱらジオンの開発途中のMSの 連邦へのマイナーチェンジだった。 「こんなのは俺の望んだMSじゃない」 フランクリンは不満であった。 それに加え、技術をねたに連邦に取り入った 元ジオンの技術者が研究室では高い地位を占めていた。 古参の連邦の技術者達は肩身がせまかった。 そんなおり、フランクリンは材料工学者にして 彼の妻であり仕事上のパートナーでもある ヒルダと共にある男に呼び出された。 ジオン残党討伐部隊ティターンズの指導者 ジャミトフ・ハイマンである。 「ガンダムを作って欲しい」ジャミトフは言った。 突然の申し出にフランクリンは震えた。 「あなた・・・」ヒルダが促した。 「私でよろしければ。全力を尽くします。」 フランクリンは答えた。 かくしてフランクリンは妻と共に プロジェクトチームに編入された。 その顔ぶれを見てフランクリンは驚いた。 かつての一年戦争時代の同僚達だった。 もとジオンの技術者はひとりもいなかった。 ティターンズの象徴となるMSを。 ジャミトフはこだわった。連邦の技術者のみでの開発。 かつてのガンダムの開発者も多数集めた。 かくしてプロジェクトは始まった。 プロジェクトは最初の一歩から暗礁に乗り上げた。 RX78ガンダムの設計図が手に入らなかった。 連邦の上層がガンダムに間連する資料を秘匿し ジャミトフも手を尽くしたが失敗に終った。 「大丈夫です。設計図は有ります、私の頭の中に」 かつてのガンダムの開発者の男だった。 こうしてプロジェクトがようやくスタートした。 フランクリンが着目したのはムーバブルフレーム というMSの内骨格だった。 当時はまだ一部のMSに試験的に採用されている にすぎなかったが、フランクリンはこれが 将来の革新となると予見した。 ムーバブルフレームの試作機が完成した。 結果は上々であった。 だが、フランクリンは全くなっとくしなかった。 「俺達は新型機を作ってるんじゃない、 ガンダムを作っているんだ。」 フレームを一から再設計させた。 フレームの再設計は60回を越えた。 だがフレームの完成度が上がるに連れ問題が浮上した。 精密すぎる構造にフレームの材質自体が持たない という可能性が出てきた。 同じ頃、アクシズでは国家規模のプロジェクトの元 ガンダリウムガンマの開発に成功していたが 連邦上層はガンダリウムの研究開発に まるで無関心であった。 フランクリンは悩んだ。ヒルダはいった。 「あなたはあなたの仕事をしてください 私はきっとあなたの作るフレームに ふさわしい材質を完成させます」 フランクリンは妻の言葉を信じ フレームの改良を進めた。 フランクリンのフレームの完成に合わせる様にして ヒルダの新素材が完成した。 完成したムーバブルフレームは完璧だった。 ヒルダの素材も良く耐えた。 独力でガンダリウムベータに近い近い新素材を 完成させた。かくしてRX78ガンダムの正統後継機 RX178ガンダムmk2が完成した。 (ヘッドライトに乗せて) 3機完成したガンダムmk2のうち一機は 反地球連邦組織エウーゴによって奪取された。 ティターンズに残った2機は大破したが エウーゴの一機はグリプス戦争を生き延びた。 エウーゴが連邦に編入され、ガンダムmk2が 再び連邦にもどった後、 第一にネオジオン戦争においても 第二世代にも達していない ガンダムmk2は第一線で活躍した。 出撃回数、実に76回。単体のMSの記録としては この記録は未だ破られていない。