グリプス戦役当時。たった一機で戦局を変えてしまった機体がある。 MSZ-006 SETA GUNDAM この機体には開発技術者の秘められた怒りと悲しみが 込められていた。  「飛翔-Zガンダム- ある技術者の復讐」  「13番地事件」  「復讐」  「最強のMS」  「ある少年の書いた設計図」  「可変」  「崩壊する実験機」  「友の死、そして新たなる決意」  アナハイム・エロクトロニクスの月面本者の一室。 そこで酒をあおりながら涙を流している一人の男がいた。名はY。 大学も優秀な成績で卒業し、将来を嘱望されつつMS開発部門に配属された 男だった。しかし彼を変えてしまう事件が起きる。「13番地事件」彼は ティターンズの起こしたこの事件により、最愛の妻と、娘を失っていた。 そんな彼を一人の男が呼びに来た。W。彼の大学時代の後輩で、昔Yと 二人で最強のMSを作ろうと語り合った男だった。 「開発部長がお呼びですよ、先輩」 「くびか・・・。」Yはこの時そう思った。しかし部長の部屋に行った彼を 待っていたのは意外な言葉だった。 「エゥーゴは知っているな?あそこから打診があった。かつてのガンダムの ように一機で戦局を変えてくれるような機体を作って欲しいと。それを君に やって欲しい。」 「やります!」Yはすぐにそう答えた。そしてWとともに部長の部屋を 出てすぐにつぶやいた。「復讐だ!これでやっと復讐ができる!!」 Yはすぐに開発チームを組んだ。そのメンバーはほとんどがスペースノイド。 そしてティターンズのやり方に反発を覚えている者だった。彼らに対して Yは言いはなった。 「俺のティターンズに対する復讐に協力してくれ!最強のMSを作り ヤツらに復讐するのだ!!」 集まったメンバーは驚いたが、「最強のMS」と言う言葉に酔いしれた。 すぐに設計コンセプトが話し合われた。そして、機動力と格闘性という ある意味矛盾した二つのことに重きを置いたMSを目指すことが決定した。 Y達は早速図面を引いていった。いくつもの機体が考えられ、その中には かなりの能力を発揮するであろう機体の図面もあった。しかし、Yは 納得しなかった。「こんなもので戦況を左右できるか!こんなモノの何が 最強のMSだ!こんなモノではティターンズに復讐などできはしない!!」 そう、Yは思った。 そんな彼の元に一つのデータファイルが送られてきた。エゥーゴが 手に入れたガンダムmk-2のデータだった。それを見たYは思った。 「ティターンズの作ったモノでティターンズが潰されるのも面白い。」 そして、mk-2の「ムーバブルフレーム」に目を付けた。 「これは使える!」Yは思った。さらにそのデータに付け加えられていた 一枚の設計図にYは驚愕する。どうせ現場の素人が書いたモノだろうと 思ってみたモノには専門家にはできない、素人ならではの、いや、素人に しかできない発想が盛り込まれていた。その図面には「ZEAT GUNDAM」 という機体の名前と「K ビダン」という設計者の名前が明記してあった。 久保「さてここで、Yさんの後輩であり、Z開発チームの副チーフを務めた    Wさんにスタジオにお越しになってもらっています。それではWさん    どうぞ。」 国井「さて、今日は開発が決まったときのYさんの事について聞いてみたい    のですが・・・。」 W「そうですね・・・あの頃の先輩はもう、なんていうか普通ではなかった   ですね。ろくに睡眠もとらず、ずっと図面を引いてはうなり続ける。   そんな感じでしたし、表情なんか、今まで私が見たどんな人の表情より   も険しい顔をしてました。まさしく鬼の形相って感じの。」 国井「そうですか、。さてここで、Zがンダムを造るきっかけになったという    ビダン少年の書いた設計図の一部をスタジオに持ってきていただきました。」 久保「これがその設計図ですか。では、これを元にZがンダムは造られたと?」 W「いえ、やはりこれは専門家の書いたモノではないので、無理のある所も多い   ですし、このままでは作れません。けれども内部フレームの使い方なんかが   私達、専門家では常識に捕らわれてできないような設計がなされていたので、   Y先輩もその辺に感嘆したのではないでしょうか。」 国井「分かりました。さて、図面をひくことができたZがンダムですが、その後    どうなったでしょうか?続きをご覧下さい。」 ビダン少年の設計図を元にYは図面を書き上げた。そして、開発チームの 面々と話し合いを重ねていったのだが、ここで一つの問題が発生する。 ほとんどの面で、条件をクリアしたZガンダムだったが、その高い格闘性と 裏腹に、本来の目標だった機動性の理論数値はあまりよくはなかったので ある。開発チームのほとんどのメンバーが「この数値でも現存のどんなMS よりも優れている。このままでも十分だ。」という意見だったが、Yは納得 しなかった。会議は暗礁に乗り上げた。 皆が押し黙っているとき、一人の男が手を挙げた。T。元々航空機を専門に 設計していた男だった。彼は言った。 「ドダイのような支援ユニットを作ってはどうでしょうか?そしてそれを盾  として利用するのです。」 皆がこの発言にあきれかえった。所詮、MSの事を知らないもの戯れ言だと。 しかし、Yは違った。 「面白い!やってみてくれ!!」 その場にいた皆が驚愕した。 Tは独自の開発チームを任され、その支援ユニットを開発した。元々ドダイ という原型があったので、その試作機はMSよりも早く仕上がった。 そんな彼らの元にmk-2の地球降下作戦の方がもたらされた。実践でのテスト のため、その支援ユニット、フライング・アーマーはエゥーゴのアーガマに おくられた。 ちょうどそのころ、遂に新型MSの試作機がロールアウトされた。 そしてエゥーゴから、テストパイロットとしてK中尉が赴任してきた。 Kを見てYは思った。「こんな青二才に、俺の最強のMSが扱えるのだろ うか?できなければ即刻追い出してやる!」 しかし、Kは試作機をもてすぐにこう切り出した。 「この機体は格闘性と、機動性の両立をコンセプトにしていますね。しかし、 少々帰巣性が劣るのではないですか?」 Yは驚いた。なぜなら、まだ彼にはこの機体の説明を全くしていなかった からだ。「この男・・・。もしかすると・・・。」彼は少しばかり、Kに 期待を寄せていった。 そして、試作機初のトライアル。Kは驚くべき数値を叩き出した。全ての 分野に置いて理論値の60%以上の数値を叩き出したのだ。Yは当初、 このハイスペック・マシーンではエースパイロットでも最初は30から 40%も出せばいい方だと思っていた。Kの実力は本物だった。 トライアルを終え、降りてきたKの前にYの姿はなかった。「認めて もらえなかったか・・・。」Kはそう、思った。しかし、WがKに一枚の メモを渡した。そこには一軒の居酒屋の地図が載っていた。「これは?」 KはWに聞いた。「ここで、チーフが待ってます。この機体の詳しい話を したいからって。」困惑するKに対してWは言った。 「先輩なりに認めたって事でしょう。あの人、『能力のない奴と一緒に酒 なんて飲めるか!』って言ってはばからない人ですから。」 KとWは顔を見合わせて、笑った。 その後、トライアルは順調に日程を消化していき、トライアルの度にYとKは酒を 酌み交わしながら、最強のMSについてや、その操縦方法について意見を出し合っ た。その二人の様子は十歳は年が離れているのに端から見ればどう見ても昔ながら の親友にしか見えなかった。 そんなある日のトライアルで、遂にフライング・アーマーを使ったテストが行われ た。しかし、その結果にYは憤慨した。 「なんだこれは?!この盾として使った際の格闘性の下降の具合は?!こんなもの で、最強のMSなどと言えるはずはない!」 Yは開発責任者であるTをなじった。 「この程度のモノしか作れないなら、貴様は首だ!」 「しかし・・・・これがいまの技術の限界で・・・。」 Tは言い返そうとした。だがYは聞く耳をもたなかった。彼はそのまま、自分の 設計室に閉じこもってしまった。 トライアルを終え、コックピットを出たKは出迎えた開発チームに違和感を 感じた。 「どうしたんですか?」 Kは素直に聞いた。そして事情を聞いた。Wは言った。 「先輩は復讐に駆られて、周りが見えなくなったいるんです。このままでは、 この開発チーム自体がだめになってしまう・・・。」 「復讐?」 Kは聞き返した。そして、Yの悲しい過去を聞いた。しかし、その後彼が とった行動は意外だった。彼はその話を聞くとすぐにYの部屋に向かった。 「誰も入ってくるな!」 Yは怒鳴った。しかし、Kはかまわず入っていった。そのとき、彼は見た。 Yが亡くなった妻と娘の写真を胸に泣いているのを。Kは聞いた。 「それが亡くなった奥さんと娘さんですか?」 Yは答えなかった。そんな彼にかまわずKは話を続けた。 「実は僕も13番地事件で大切な人を亡くしたんです・・・。」 Yはその話を初めて聞いた。Kの顔は涙に濡れていた。 「婚約者だったんです・・・。だから僕はエゥーゴに入った。最初は復讐の ためだった。しかし、エゥーゴに入り、色々なティターンズの被害者を見て 僕の考えは変わりました。僕は復讐のためでわなく、こんな被害者を二度と 出さないために戦おうと決めたんです。ただ、それをあなたに聞いて欲しか ったからここに来ました。失礼します・・・。」 Kは部屋を出た。Yには理解できなかった。大切な者を奪われたというのに、 そんなことを言い出すKの気持ちが。彼はただ、自分の部屋に佇んでいた。 翌日、T達フライング・アーマーの開発チームはYの部屋を訪れた。 もちろん、やめる覚悟で。彼らはもう、Yにはついていけないと考えていた。 「そうか、やめるか・・・。」 Yは言った。 「ええ・・・」 T達は答えた。 「やめる前にこの映像を見てくれないか?」 T達は不審がったが、Yは構わず映像を見せた。そこにはティターンズの 可変モビルスーツ、「アッシマー」と戦うmk−2の姿が映っていた。 「何が言いたいのですか?」 Tは怪訝そうに聞いた。 「このティターンズのMSのように我々の作るMSも可変ができればどうだ ね?そう、君たちの作ったフライング・アーマーと実験機を融合させるよう にして。」 その眼からは昨日までのYとは何かが違う、そんな意志が読みとれた。その 眼を見たT達は答えた。 「できます!いや、やってみせます!!そうすれば今までの全ての問題が 解決するはずです!」 Tは力強く答えた。Yは満足げな表情を浮かべた。 国井「さて、ここで、K中尉に対する印象をWさんにお聞きしたいのですが?」 W「そうですね・・・彼は年が若くてどちらかというと大人しい感じの青年でした。しかし、   Y先輩と飲みながらMS論に関して論議してるときなんかは違う人みたいでし   たよ。」 久保「具体的には?」 W「結構喧嘩腰だったりして。普段の彼からは想像できないような。」 国井「そうですか。さてここでさらにもう一人、お客様をお呼びしています。フラ    イング・アーマーを開発されたTさんです。では、Tさん、どうぞ。」 国井「やはり、ご自分の仕事がYさんに認められなかったときはショックだったで    しょう?」 T「それは当然。けれど、今考えればやはり、サイズが大きすぎて、盾には不向き   だったような気もしますが。」 久保「やめる気でいたのに説得されてまたお仕事をなされる決心をしたわけですが、    その決め手みたいなモノは?」 T「そうですね・・・やはりYさんの眼ですかね。それまでは何か、まがまがしい   感じの眼だったんですけど、我々を説得したときの眼は純粋に最強のMSを求   める技術者のそれでしたし。第一、mk−2の資料を徹夜でみてその眼は   真っ赤  でしたからね。これには答えてあげないと一技術者として恥っても   のでしたし。」 国井「そうですか。さて、可変MSになることが決定したZガンダムですが、思い    もよらないトラブルが発生します。では続きをご覧下さい。」 Y達は早速可変MSとなるよう、図面を弾き直した。当然、T達の意見も交 えながら。作業は思いの外早く進んでいった。しかし、ここでYに信じられ ない知らせが届く。それは、新しく実験機を作る予算は出せないという、上 司からの知らせだった。既に、フライング・アーマーと実験機を作っていた 開発チームの予算はぎりぎりだった。Yは難度も上司と掛け合った。しかし 答えはノーだった。Yは打ちひしがれた。「こうなっては、今使っている実 験機を改修してやるしかない。」Yはそう、思った。 開発チームの面々は実験機の改修に取りかかった。幸い、内部フレームに ムーバブル・フレームを使用していたので、改修はそれほど難しいものでは なかった。しかし、このころ、Yは自分の体に違和感を感じていた。 しかし、「チームの皆が不眠不休で作業しているのに責任者の自分が休むわ けにはいかない」そう、彼は考え作業を続けた。そして実験機はどうにか形 になった。 そして、可変テストを行うトライアルの日を迎えた。不安を隠せないYに Kは言った。 「大丈夫です。あなた方が作ったモノでしょう?なら大丈夫です。」 そう、彼は言ってコックピットに乗り込んだ。 そして、運命の可変テストが行われた。Yたちは祈るような気持ちでそれを 見守った。 まず、一回目のMS形態から戦闘機形態への可変が開始された。実験機はき れいな流線型の戦闘機に姿を変えた。 「成功だ!」皆がそう思った。そして胸をなで下ろした。 そして、MS形態に戻る変形が行われようとしてすぐのことだった。突如警 告を示す赤ランプがそこかしこのパネルに表示された。そしてYが実験機に 目をやるとその機体は既にバラバラに崩壊を始めていた。 「K中尉!脱出してください!早く!!」 マイクを握っていたWは叫んだ。機体からKの乗った脱出ポッドが発射され た。しかし、ちょうどそのとき、そのポッドにのしかかるように機体の一部 が倒れてきた。 Yは救助班と共に事故現場へと急いだ。そして、そこには、腹部に大きな傷 を受け、肩で息をしているKの姿があった。 Yに気づいたKが言った。 「すみません・・・実験機がこんなことになってしまって・・・。」 Yは答えた。 「何を言うんだ!そもそも前の実験機を改修したことが間違いだったんだ・  ・・だから・・・。」 そんな彼にKは語りかけた。 「これしきの・・・事で・・・この機体を作るのを諦めたりしないで・・下  さいね・・・。この・・機体は間違いなく・・最強のMSになり・・ます。  そ・・して、この機体は・・・スペース・・ノイ・ドの・・独立・の・・・  象徴・・に・なる・・・はずです・・・。だ・・から・・・ぜった・・い・  ・に・・・約・・・束・・して・・下さい・・・これ・・を・・完せ・・い  ・させる・・と」 Kは今にも止まりそうな息をしながら言った。Yは答えた。 「ああ!!約束するとも!!必ず!必ず最強のMSを作り上げてみせる!ス  ペース・ノイドの独立の象徴となるような!だがな!いくら最強のMSを  作っても、それに乗る良いパイロットがいないとどうしようもない!!そ  れはお前しかいないんだぞ!!分かってるのか!!」 Kはわずかに微笑みながら、そのまま息を引き取った。開発チームは悲しみ に包まれ、誰も声すら出せず、立ちつくしていた。 Kが事故で失った開発チームの面々は意気消沈していた。そんなチームのメンバー を集め、Yは言った。 「ここで俺達がやめてどうする?!なんのためにKが死んだか考えろ!俺達は最強  のMSを作るんじゃなかったのか?!」 Yは迷いのない声で言い放った。そこにはかつて、復讐だけに生きていた彼の姿は なかった。 開発メンバーは再びやる気を出した。実験機の事故原因の究明に始まり、設計図の ひき直しを次々にこなしていった。そして新しい、完成形の図面がひきおわった。 ちょうどその頃だった。新しくできあがった図面を元に機体の開発を始めたときに、 Yは開発チームの皆の前で、倒れた。 病院に運ばれた彼はもう、自力で起きあがることもできなくなっていた。そんな彼 に代わりチームの指揮を執っていたWが見舞いに来たとき、Yは震える声で言った。 「俺の代わりに、あのMSを必ず完成させてくれ!俺や、Kのような人間を二度と  出さないためにも・・・。」 それがWが聞いたYの最後の言葉だった。 その後、W達開発チームは遂にそのMSを完成させた。そして、その完成形 の変形を行うテストの日がやってきた。皆の脳裏に、Kの時の惨劇がよみが えった。 「頼む、今度こそ・・・!」 皆が、そう思った。 そして、運命の変形が始まった。MS形態から戦闘機形態へ。完成機は見事 な流線形に変わった。そして、戦闘機形態から、MS形態へ。これも驚くほ どスムーズに変形した。それは幾度繰り返しても変形した。 「やった!成功だ!!」 誰からともなく、そう叫んでいた。そして、ここに格闘性と機動性という、 ある意味矛盾した二つの性能を両立させた最強のMS、 MSZ-006 ZETA GANDUMが完成したのである。 歓喜に打ち震えるチームの面々と少し離れたところに人影があった。 Wだった。Yの入院後ずっとチームの指揮を執っていた男である。 「Y先輩・・・K中尉・・・やりましたよ・・・最強のMSです。これは間  違いなくスペース・ノイドの独立の象徴になります。観ていてくれました  よね・・・。」 Wはそう、思った。彼の頬には熱いものが伝っていた・・・。 久保「しかし、あの頑固そうなYさんがよくすんなりチームの指揮をWさん    にすんなり任せましたね?」 W「いや・・・それが入院したての頃は『俺はKとの約束を守る!絶対にあ   れは俺の手で完成させる!!』ってきかなくて、それこそ這ってでも行   こうとしてましたよ。けれど私が『待って下さい。先輩がK中尉の意志   を引き継いだように僕が先輩の意志を引き継いでみせます!だから、こ   れ以上・・・無理はしないで下さい。それに残酷なことを言うようです   が、そんな体で現場に来られても、みんな迷惑するはずです。』って言   って説得したらようやく納得してくれましたけどね・・・。」 国井「さて、この頃を再び思い返されてどうでしたか?まずWさん。」 W「そうですね・・・あのころは先輩の後ろ姿ばかり追いかけてましたね・   ・・。最初の頃の先輩の姿にはついていけないような所もあったけど・   ・・。そして開発チームのみんなで一つの夢を実現させることができて、   何よりうれしかったですね・・・。」 久保「Tさんは?」 T「あの頃の経験がなければ今の私はなかったでしょう。あの開発チームで、   Y主任やW君と仕事ができたことが、私にとって何よりの誇りです。」 国井「さて、完成したZガンダムはその後、どうなっていったのでしょう    か?では、エンディングをご覧下さい。」 Zガンダムを開発したWたちは、その量産機である「Zプラス」を完成させ る。この機体は地球の反ティターンズ組織「カラバ」に支給され、アムロ・ レイら「カラバ」のエースパイロットの手によって多大な戦果を挙げる。 Tはその後、ZZガンダムの開発に参加。そこで分離後のネオ・コアファイ ターなどの設計を手がける。 そして、完成したZガンダムはmk−2に搭乗し、多大な戦果を挙げていた 最初に「Zガンダム」を考えた少年、カミーユ・ビダンの元へ送られ、ティ ターンズを相手にその性能をいかんなく発揮した。そして、ティターンズの 指導者ジャミトフ・ハイマンを暗殺し、ティターンズの実権を握っていた男、 パプティマス・シロッコの乗るジ・オと戦闘をくり広げ、遂にこれを倒した。 しかし、その後地球圏の実権を握ったエゥーゴとザビ家再興を狙うハマーン・ カーン率いるネオ・ジオン軍との間に戦端が開かれ、Zガンダムはその戦争 に使用される。 スペース・ノイドの独立の象徴になるように作られたMSがスペース・ノイ ド同士の戦争に使われる・・・。この状況を見たら、Yは何と言ったであろ うか・・・。 彼の墓は今も、13番地にある彼の妻と娘の墓に寄り添うようにして、たた ずんでいる。                           完