さぁて、来週のプロジェクトX 〜技術士官達〜は、 「あ、キュウシ・ユウダンジですタイ。  最近はドム・フュンフなんぞ出て来て、オイのドムが馬鹿にされちょう……  ごほんごほん、 次回は 『戦場の通信衛星』 『ミスカトニック大学の苦悩』 『幻の無人機』の三本タイ」 ……鬼ボンヌ 9:15  えーーっくす 北米大陸東海岸、ニューイングランド地方の学園都市、アーカム。 18世紀より連綿と続いてきたミスカトニック大学の学究の系譜は 人類が宇宙へとその足跡を残すのに、多大な貢献をして来た。 だが今、ミノフスキー物理学の台頭により、               ミ大はその地位を失いつつある…… これは、宇宙開発の為にその人生を捧げ、故郷を愛した男達のドラマである。 主題歌 〜地上の星〜 中島みゆき 風の中の昴 砂の中の銀河          “最初のキャンパス” みんなどこへ行った 見守られることもなく  “飛翔する為に” 草原のヴィーナス 街角のペガサス      “ダンウィッチ事件” みんなどこへ行った 振り向かれることもなく “狂気山脈を越えて” 地上にある星を 誰も覚えていない      “練習艦ピースリー” 人は空ばかり見てる             “ザビ家の見出した物” 燕よ 高い空から              “抵抗、故郷を守れ” 教えてよ 地上の星を            “切り札は無い” 燕よ 地上の星は              “己と戦え” 今どこにいるのだろう            “不沈のモーリーブラウン” 「ミスカトニック大学の苦悩」                〜光と影の宇宙開発史〜 キリスト教暦1,765年、 北米東部ニューイングランド地方の貿易拠点アーカムで一人の男が死んだ。 地元の貿易商人ジェレマイア・オーンである。 彼の遺産と900冊の蔵書。 これらが、後のミスカトニック大学とその図書館の始まりであった。 (クニー)ここに、最初に建設されたミスカトニック・リベラル・カレッジの スケッチが有ります。こちらが現在のミスカトニック大学の写真。 (クボージュ)今と比べると、小さいですね。二階建ての建物一棟ですか。 (クニー)こちらは、1920年代の大学付近の地図です。 幾つかのブロックにまたがり、丁度現在の中央校舎の基礎になっています。 (クボージュ)では、次は有名な『ダンウィッチ事件』に迫ります。 1928年、この年はミスカトニック大学にとって 忘れたくとも忘れられない年である。 近郊の寒村、ダンウィッチで起きた怪物騒ぎ、 これを解決したのが大学図書館長のアーミテッジ博士である。 だが、この事件は図書館内の 『好ましくない蔵書』に世間の目を向けてしまった。 真摯なる学究の徒達はその為、好奇の目で見られる事を余儀なくされたのである。 大学が学術の場としての立場を回復すべく行われた、 1930年の南極探検隊と1935年の豪州探検隊も、 その汚名を返上する役には立たなかった…… だが、未来の科学への芽は、確かに芽吹いていたのだ。 応用科学部のウッドブリッジ教授はロバート・ゴダートの良き友として 液体ロケットの開発にいそしんでいた。 宇宙世紀におけるミスカトニック大学の令名は、 ここから始まる事になる…… G・K・オニール博士の提唱したスペースコロニー。 これらを中心とした宇宙開発計画にミスカトニック大学は全力で取り組んだ。 中心となったのはピックマン原子力研究所―― ――ここは、いまだかって政府から資金援助を受けた事が無い―― ――である。 そして、ウッドブリッジ博士の薫陶を受け継ぐ物、バーキン教授。 彼女は新型のシャトルを設計し、『ピースリー号』と命名した…… バーキン教授の設計した『ピースリー号』は ただスペースシャトルの設計図のみにあらず、その量産計画までも含めた遠大な物だった。 その記者会見は大いに紛糾した。 過去の機体の半額近い生産コストと、それを支える構造の簡素化。 そして大量の生産計画。 「そんな安物、誰が乗るんですか!?」 記者の一人が声を荒げた。 「まず一人、私です」 会場はさらに紛糾した―― 実際の所、この計画に大学は殆ど関わっておらず、彼女が一人でほぼ全てを仕切っていた。 だから、彼女が自ら乗り込もうとしている事など、知るよしも無かったのである。 だが、彼女は人知れず、着実に準備を進めていたのだ。 各地の生産施設に極秘にオファーを取り、 婦人団体に「自分がシャトルの機長になる事は女性の地位の向上に繋がる」と説き、 ロビィストを抱き込んだ。 記者会見の時には政府がOKを出さざるを得ないような状況に追い込んでいたのである。 (クニー)はい、ここで当時教授の教え子であり、『ピースリー計画』にも携わっていた ビュルガー博士(♂113)にお越し頂きました。 (クボージュ)博士、博士から見て教授はどんな方でしたか? (博士)ええ、すごい人でした。何しろ、科学者として一流なだけでなく、 ジュードー・カラテはブラックベルト、水泳はオリンピック級、 ジェット機のライセンスを持ち、片手間にエッセーやSF小説を書いていたんですからw (クボージュ)多才な方だったんですねぇ。 (クニー)では、計画の方はどうでしたか? (博士)いやぁ、僕は幸い、早い段階でお手伝い出来たんですが……あの頃は異常な程秘密主義でしたねぇ(苦笑)。正直、教授が自分で飛ぶ気だなんて、思いもよりませんでした。 (クニー)さて、『ピースリー計画』によってミスカトニック大学は宇宙開発の重要な地位を占めるようになりました。その続きをどうぞ。 教授自ら艦長を勤めたピースリー号は完璧にミッションをこなし、量産計画は軌道に乗った。 かつて、オニール教授が発案したスペースコロニー計画が具体性を帯びた。 停滞していた世界経済は宇宙開発によって息を吹き返した。 そして、世界は宇宙世紀に移行した―― 416 名前: 岩のような瓦斯 投稿日: 02/09/09 08:32 ID:??? 2ch、『シャア板プロジェクトXスレ会議室』にて―― 瓦斯「じゃあ、『ミ大編・後編は……』 ティタ1「御用だ!」 ティタ2「貴様ら、この『ミ大編・後編』にはニール・オルドリンと言う男が出演するな?」 瓦斯「は、はぁ……」 ティタ3「ミスカトニック大学及びマサチューセッツ州政府はカラバに加担、 ニール中佐は我々を裏切ってエゥーゴについた!」 瓦斯「え?ええっ!?」 ティタ1「よって!  該当する番組の放送を禁ずる!テープは我々に渡してもらおう!」 ミナカ・ユンカース「……そんな事が」 ニール「ああ、前編のテープは幸い俺も持っていたんだが、後編はね……」 ミナカ「……幻の番組ですね……博士、それとも中佐で?」 ニール「どっちでも好きなように」