一年戦争中期 ジオン側はその国力の少なさ故の苦戦を強いられていた。 新型の開発が進む反面、コスト問題も次第に浮き彫りになっていった。 これは、一年戦争における低コストの追求と多様性を得たMSを作った男達の闘いの記録である。 プロジェクトX 〜技術士官達〜             「低コストを追求せよ!多極型支援MSギガン開発史」 一年戦争膠着期と言われていた時。 地球、キャリフォルニヤベースで会議が開かれていた。 基地司令から下士官まで、一人の男を見ていた。 基地整備隊隊長のBだった。 書類に目を通したあと、Bは静かに言った。 「やりましょう」と 書類には、『荒野で運用できる支援機開発の検討』と書かれてあった。 「ではチームの編成を・・・」 そう言いかけた基地司令を遮るようにBは、「結構です」と言った。 ざわめきが起こった。 続けてBが言った。 「私の部下のTとF、それだけで十分です」と その表情は、まさに不敵そのものであった。