Z1の望遠端にクローズアップレンズを付けると・・・の巻

「望遠側でのマクロ撮影はどんな時に使うのか?」
という質問を頂きました。

当然、好きな時に使えばいいのですが
こういう質問が出てくる理由は
多分、カメラ添付の性能以上の使い方をした時に
どのような表現になるのかご存知でないと言うことなのだろうと想像しました。

そこで、クローズアップレンズを使った時の例を提示することで
少しは望遠マクロの意味を判ってもらおうと思う次第です。


Z1のスーパーマクロモードの
     最短撮影距離である
被写体までの距離
     約4センチでの写真
焦点距離は63.7mm相当固定

  こちらはニャンコ配置図→

Z1の広角端(38mm相当)
      での最短撮影距離
被写体までの距離
    約10センチでの写真
10センチじゃな〜
広角マクロ出来んよな〜

QV-2900UXの
 広角端(40mm相当)での
          1cmマクロ→

Z1の望遠端380mm相当の
最短撮影距離
   被写体までの距離
         約120センチ
でクローズアップレンズ無し
            での写真

これだけAWB外してるな・・・

広角の遠近感の強調により
顔がでかく
しっぽですら遠く小さく
描写されてるのが
お判りでしょうか?
広角マクロもおもしろいでしょ。

Z1にこれが出来ないのは
残念なり。

望遠端に
クローズアップレンズNo1を
     取り付けた時の写真
カメラ側は最短撮影距離に
           ピント固定
被写体までの距離約60センチ

クローズアップレンズとは
カメラのレンズ前のフィルタ枠に
取り付ける、凸レンズですね。
左がMC、右がAC
なぜこんなに厚さが違うのかは
秘密・・・

同じく
クローズアップレンズNo2を
               使用
被写体までの距離
          約35センチ

スーパーマクロ時の写真 →
と比べると表現の違いが
お判り頂けるかと思います。
圧縮効果とかいうやつね・・・

同じく
クローズアップレンズNo3を
               使用
被写体までの距離
           約25センチ


MCは
マルチコート
ACは
アクロマート
の略です。

同じく
クローズアップレンズNo4を
               使用
被写体までの距離
           約20センチ

ACレンズは
赤と青の屈折率の違い
からくる色ずれを
補正している
レンズです。
補正の為、二枚構成に
なっていて
MCレンズより厚いのです。

同じく
クローズアップレンズNo5
               使用
被写体までの距離
           約15センチ

否、というより
全ての色は屈折率が違い
特に赤と青のずれを
補正してるものを
アクロマートと呼びます。

同じく
クローズアップレンズNo6を
               使用
被写体までの距離
           約13センチ

その上
紫色のずれまで補正すると
アポクロマートレンズ
というものになるらしい。

同じく
クローズアップレンズNo7を
               使用
被写体までの距離
          約11センチ
 

同じく
クローズアップレンズNo8を
               使用
被写体までの距離
           約10センチ
 

同じく
クローズアップレンズNo9を
               使用
被写体までの距離
           約9センチ
う〜ん
Kenkoなどで市販されている
No1・No3・No5・No10の
サンプルだけ出せば良いような
            気がしてきた・・・
←同じく
クローズアップレンズNo10を
               使用
被写体までの距離
           約7センチ

 No5・No3・No1・No1
       と重ねての
          使用の為
 こんな感じになってます。→
 しかも先端のは43mm径の
         No1レンズ・・・
←望遠端・最短撮影距離に
35mm一眼用の50mmレンズ
  を逆さ付けして撮影
    Noだと20番に相当
被写体までの距離
           約3センチ
         
   装着時はこんな感じ→
KenkoOMリングが52mm径
なのでリバースやり易い

サンプルを見て、望遠マクロの使い道を思いついたでしょうか?

広角側で近付くより拡大できることは、すぐにお判り頂けると思います。

それ以外に

昆虫撮影のように、寄ると逃げられる被写体を近付かなくてもより大きく撮れる

浅い被写界深度を利用した、ボケの効果

「圧縮効果」とか「引付け効果」とか言われる遠近感の圧縮によるバックの省略

など
望遠マクロは
広角側での最短撮影距離による「マクロ性能」とは
違うマクロの世界が拡がります。

03/11/30