++怖い下着

 此処では個人的にゾッとした下着にまつわるエピソードを紹介したいと思います。

スペインのイサベル女王を御存知でしょうか?まだスペインのキリスト教がイスラム勢力におされ気味だった頃、夫のフェルナンド王と共にスペインを再征服すべく戦った果敢で信心深い女性であり(刀を振り回した訳ではありませんが)、あの有名なコロンブスのパトロンでもあった人です。そんな彼女は夫がオスタントの攻囲を始めた際、神に『城が落ちるまで、決して下着を変えません!』と誓いました。結果1601年6月12日から1604年9月22日まで彼女の下着は取り替えられることがなく、白かったものがついにイサベルの色に染まってしまったそうです。きっと彼女も周りの人も臭くてたまらなかったと思います。この頃は今ほど不潔さに嫌悪感はなかったそうです。嫌悪どころかいい苦行になる!という意識の方が強かったみたいです。

今でこそ下着も服も、質が良いとは着心地や肌触りが良いことは当然で、まして清潔なものを身に着けることは基本となっていますが、中世後半の貴人達の下着は道楽の限りをつくし、宝石の縫い取りがしてあるものもあって簡単には洗えない状態でした。また例え貴族でも代えを用意できる人は少なく、洗濯の間はベッドで待機していたそうです。

西洋で香水文化が発達したのもこんな背景を見れば納得できます。そして香りはとても強いものが好まれたようです。1640年のフランスにおける生活取締規則には『人はすべからく、時には入浴すべし。日々に両手を洗うべし。洗濯も同様なり。』そして30年後に『足も洗った方が良い。』と注意しています。この時代の貴婦人の1人は自分の夫が『腐った肉のように臭い!』と言い残していますし、ヴェルサイユ宮殿を創設したルイ14世のシーツには虱がいたそうです。

日本の御香文化が発達したのも十二単と言われるほど着物を重ね着た、平安時代でした。

++貞操帯

 名前からしておっかない下着ですが、これは下半身に装着する一種の鎧です。十字軍遠征の際、長い間留守をすることになった兵士達は自分の妻が不倫しないように、また襲われないように金属製のオムツ型の下着を着けてやったのです。中には鍵がついているものもあったそうです。ちゃんと用は足せるようにあらかじめ排泄口は開いているみたいです。下手すると拷問機にしか見えないのですが…。

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