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qcuruよりみなさまへ。



立ち寄ってくださってありがとう。クルリと申します。

ここのサイトのメインは一応、病気ばなしです。

とりあえず同じ病気の方に、「ひとりじゃないよ」と伝えたくて、
ついでにあまりメジャーでないこの
「家族性大腸腺腫症(ポリポーシス・FAP)」
という病気がちょこっとでもメジャーに近づけたら、と思ってアップし、
はや7年(らしいですね、自分でも覚えてない)。

今では、病名を検索すればドヒャーっと、
いくつもいくつも結果が表示されるようになり、
約10年前の自分のように心細い思いをする人は少なくなったかもしれません。
うれしい限りです。

でもね。
まだまだ、「病気を抱えて日常生活を送る」という最大の関心事・重要事に、
焦点を充てている記事は少ないんじゃないかしら・・・と思いました。

だって。久々に検索してみたら、
「私は病気だから、結婚も恋愛も諦めています」
「発病したら100%死ぬんでしょ」
というコメントが、ヒットしてしまったんだもの。

それは違います。まったく違います。

何の対応もしないで放っておいたらいつか死ぬでしょう、いずれ100%癌化しますから。
でもそれは、発病したら100%死ぬということではありません。

死のリスクというものは、家族性でない癌患者さんたちと同様かと思われます。
むしろ、健康状態や病変・進行に敏感になっていることもあり、
「死」と「生」が程よい距離に保てているのではないかと思います。

そして恋愛や結婚。ゆくゆくは家族を持つということについては。

この病気の一番の問題は、「遺伝する」ということだと思います。
遺伝するから、自分と同じ病気を子どもに与えてしまうから、だから
結婚しない。子どもはつくらない。病気だから恋愛もできない。しちゃいけない。
こうした思いは、よくわかります。
告知されてから数年、自分も同じように感じていましたから。

でも、違うんです。

病気が求めていることは、「あなたの存在の否定」ではなくて、
「あなたの存在を希望にする」ことだと思うのです。

病気になって気づいたことって、たくさんありませんか?

自分を心配してくれる存在がいたこと、泣いてくれる存在がいること、
自分が生きていること。
この街の景色、風のにおい、緑や花の美しさ。

なんでもいいんです。
きれいだなあ、この人はやさしいなあ、うれしいなあ、
そう思えたことが一度はあったんじゃないかと思います。

それは、あなたを否定するために与えられたものじゃなくて、
あなたに生きててほしいから、与えられたものなんだと思うのです。

病気を否定することは、自分で自分を否定することになります。
自分の存在を否定しないでください。
そして、
傍目には「ハンディ」と映るだろうその状況を、
同じような状況の人が生きていく「希望」にしてください。

あなたが生きていることが、あなたが当たり前に笑顔でいることが、
みんなの「希望」と「勇気」になるのです。

あの人が笑ってるから、自分も大丈夫だ。
そう思える人が増えたら、あなたのおかげです。

あなたがちゃんと笑っていれば、恋人も、家族も、友達も、
そして、あなたの子どもも、
ちゃんと幸せになれます。きっと。

欲しいものを諦めないでください。
欲しいものは欲しいと、求めていきましょう。
人にはそれを求める権利が、誰にでも、あるんですから。
求めないのはもったいないんです。

誰も悪くない。
たまたま受け取った「病気」を、
パートナーにするか悪魔にするかは、あなた次第なんです。



2009.10.18 よく晴れた日曜日に   〜クルリ



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