ミニバンの世界へようこそ
Last UpDate '11/Aug./20th
NISSAN PRESAGE U31
私が好んで読むような自動車雑誌に積極的にミニバンを評価するライターや編集者は居ないのです、残念なことに。「白物家電」だとか、「家族のためにミニバンを運転させられるお父さんは気の毒」だとか言われる始末(笑)。もちろん、ミニバン系雑誌も存在しますが、私はあえて今の立ち位置でミニバンに賛辞を送りたいのです(笑)。
このゆるい感覚、鷹揚な構えが好きです。スポーツカーや戦闘マシーンのタイトな空間も居心地良いですが、高い視点でゆっくり構え、足元の空間たっぷりなミニバン、最高です。
その気になれば車なりにぶっ飛ばせるのが乗用車ベースのミニバンのすばらしいところ。とは言っても、多くの人はこのクルマに乗ってその足回りをほめることは無いでしょう、しかしですね、それは決してこのクルマの足回りがだらしないといっているのではないです。キャラクターはとがっていませんが、皆さんが考えているよりはるかにクルマが応えてくれます。私は常日頃から思うのです、今や日本車のレベルはそんなに低くないんです、車なりに走らせることができれば結構走るんです、ミニバンだって。ミニバンでそんなにシャカリキに走らなくたっていいわけですが(笑)、でも走らせられるんです、そのあたりはドライバーの腕ということで(笑)。
余談ですが、私はアメリカに家族で行くときは必ず大きなミニバンを借りることにしています。アメリカのミニバンは図体がおおきいわりに乗車空間がさほどでもなかったりするのはご愛嬌、足回りは当たり前のようにリーフリジッドだったりしますが、それでも乗り心地良く、その気になればドドドッと加速し、ひとえにワイドトレッドのおかげなのかもしれない意外なコーナリング性能(笑)、と、それなりに飛ばす楽しみもあったりして、決してトラッキーではないんですよ。
さて、では私はどんなミニバンを好むのか、個人的には、いかつい顔でお化粧しても後ろから見ると商用車チックな四角い箱的なミニバンは好みじゃないのです、背の高すぎるミニバンも好みじゃない。そうすると興味の対象は限られてくるのですが、そんな私が好んで乗っているのは決して雑誌で積極的に取り上げられることの無い 「プレサージュ」。 (今 (H20年2月現在) となっては "マイナー前" ですが) いいですよ、この車。何が良いかって、この顔がいい(笑)、はっきり言ってムラーノの威光を借りようとしている今の "マイナー後" よりこっちが好きです。初代FMパッケージペースで外径大き目のタイヤがいい、横スライドしてベンチシートにもキャプテンシートにもなる使い勝手の良い2列目シートがいい (と思ったが購入後はベンチシート状態で固定したまま(笑))、全体のスタイルがいい、存在感がいい、運転席から眺めるインパネの風景がいい、アルミホイールより純正のホイールキャップのデザインが素敵(笑)、とすべてを気に入ってオプションつけまくりで購入。
主に妻が使うことになるとの前提でしたがなんだかもったいない、私専用にしたいと、マジで思いました。おまけに妻は 「確かに乗っていると楽だけどなぜもっとおしゃれなクルマにしないのか」 などとありがちなふざけたことを言う(笑)。しばらくは妻がメインで使っていたものの、他に小さめの車が我が家に来て以来妻の使用頻度は減り、一方で私の33GT-Rはディーラーに入りっぱなしとなり、いつしか私の使用頻度があがり、乗るたびごとに 「やっぱ、これって最高だ」 と幸せをかみしめています(笑)。
しかしですね、この車の納車の日、それまで乗っていた5ナンバーミニバンを下取りに置いて、これに乗って自宅に戻ってきたところ、車を買い換えたことに気づいた子供 (反応されそうなので買い替えは黙っていた) が 「どうして換えたの、あの車を返して」 と泣いて怒って、しばらくの間は 「いつになったらあの車は戻ってくるの?」 と言い続けていたのには参りました・・・。とは言うものの私自身も後日、その下取りに出した車が通りがかりの中古車屋の店頭に並んでいたのをみつけ、写真を撮ったり中をのぞいたり、かなり不審な通りがかりの人物になってしまいました・・・・。