G320 98年型
全ての操作系が重たい車です。
後姿 その1
室内風景
出足は重たいのですが・・・
V型6気筒 3200cc のエンジンはこの重たい車をしっかり加速させます。
積極的にシフトチェンジすれば街中でも、高速道路でも活発に走ります。
エンジン音もビートがきいていてスポーティーなものです。
ショートボディーでもリアシートへのアクセスは問題ありません。
リアシート
*** 「にわか四駆乗り」の ちょっと一言 ***
オフロードが本来の活躍の場なのでしょうが、私はオフロードでは走らせたことがありませんのでその性能についてはコメント出来ません。前述の通り、出足がちょっと重いので町中でのゴー&ストップの繰り返しは得意ではありませんが、意外なことに高速道路での安定性は悪くありません。ホイールベースの短いショートボディーでもアクセルを踏んでいる限りかなりの速度まで安定感があります。このディメンションと重さを考えるとフルタイム四駆という駆動方式の偉大さを思い知らされます。
320でも力不足を感じる場面はほとんどありません。高速域の巡航速度としては「ぬおわ」 (あえて伏字にさせてください) 位までが快適速度といえると思います。320であってもその+10から、場合によっては+20km/hの維持も不可能ではありませんがちょっとパワー的には厳しいです。
余談ですが、そのような走行をした場合、切り立ったフロントガラスに張り付く虫の数は半端ではありません・・・・。この車のスピードリミッターはフロントガラスに張り付く虫かも知れません。
この車の本来の活躍の場はあくまでもオフロードであるので街乗りや高速道路での挙動に対する苦言は的外れな議論かもしれませんが、これからオーナーになろうとする方のためにも一言書いておきたいと思います。
私が考える、この車の欠点の一つにパニックブレーキ時 (当然市街地での話です) の制動距離の長さと、容易に姿勢を崩す不安定さがあります。 これはこの車の重さでなおかつ極めて高い重心高、さらにはサスペンションの形式を考えれば当然のことかもしれませんが、私の経験では、パニックブレーキ時のブレーキ自体の応答に問題を感じたこともありますし、制動距離の長さを感じたこともあります。制動距離に関しては決してブレーキ自体の制動力の問題ではなくて急ブレーキ時の姿勢変化が大きいためにリアの接地が甘くなっているような印象です。
その事と関連するのがパニックブレーキ時の姿勢の不安定さで、パニックブレーキ時に少しでもステアリングが切れている場合は容易にリアが踊りだそうとします。これはこの車の重さと重心高、ホイールベース長を考えたら仕方の無いことかもしれません。別にこの車に特有の事ではなく、この手のタイプの車に共通のことかもしれません。ただ、私が強調しておきたいのは、それならば、EBDやESPのようなデバイスが装備されてしかるべきだろうと思います。(幸いなことに現在売られている車には4ESPが装備されているようです。) ESPがブレーキング時の安定性に寄与するという議論が間違っているとすれば、ブレーキング時に4輪独立ブレーキの可能性を示すSBC (センソトロニック・ブレーキ・コントロール) の類が必要といえるかと思います。それが無理ならせめてEBDは必要です。
さらにもう一点、直進安定性がいまいち、という点です。これはどこかの雑誌で「リジッドアクスル」の特性である、と読んだことがあります。これは先に記した 「アクセルを踏んでいる限りは安定している」 という事と一見矛盾しているようですが、事実、この車は多少のギャップを乗り越えるような場合、ぼやっとしていると直進性が乱されます。ステアリングから手を離しても (普通、そういうことはしませんが・・・) 直進するような、安心していられるような車ではありません。ステアリングをしっかり握って、アクセルを踏みつづければ安定しているということです。このような点が長距離での疲れにつながることも場合によってはあるかもしれません。
以上、一般の四駆乗りの皆様からすればかなり的外れな議論をしてきたと自覚はしておりますが、このような側面もあるということをこれから購入をお考えで、私のような「にわか四駆乗り」の方にお伝えしたかったのです。この車は決して安い車ではないので、オン・ロードでもそれなりの性能を期待している方もいるのではないか、と思いあえて記した次第です。
この議論を読むと私がいかにも無茶な運転ばかりしているかのように思われるかもしれませんが、あくまで皆さんにお伝えしたい点のみばかりをピックアップした結果と考えていただければ幸いです。
燃費についてですが、市街地や高速道路を織り交ぜて一般的なスピードで走った場合、6km/l〜7km/l程度です。
皆様に勘違いなさっていただきたくないのですが、私は決してこの車をけなしているのではなく、私のような的外れな、勘違いをしたような乗り方をするものにとってもGクラスは愛すべき車だと言うことです。これらの特性を理解できる方に対してはお勧めの車であることは間違いありません。
最終更新 2002年 7月