
どんなくるま?
こんな車みたことありますよね。これがR32 GT-Rです。スカイラインをベースにしています。 Nissan が
レースに勝つためにひさしぶりに作った車です。その目的通り国内では連戦連勝。海外でもポルシェを周回遅れにしたという実績を持ちます。もちろん、レース用の車は市販車とは大分異なりたくさんのお金がかけられ多くの手が加えられています。だからとい
って市販車がつまらないものではなく国産車のみならず世界的なレベルでもその走りは素晴らしい部類に入るものでした。
私の使い方
街でみかけるこの車、なかなかノーマル状態のものは見かけません。エンジン、排気系、コンピューター、足周り、エアロ
等どこか手が入っています。私はこの車を新車で購入後 4年11万Km 使いましたが、最初の3年間はほぼノーマルでした。使用用途は仕事上片道250km、150km程度の移動がメインで月に1回程度のサーキット走行をしておりました。

トラブルは?
購入後すぐから高速道路で小舵角時の「ひっかかり」を感じていました。舵角一定のところから切り足そうとすると
「ひっか かり」 を感じ、さらに切り足そうとするとガクッンと一気にきれる状態で自然なスムース感はありませんでした。ディーラーに何度かみてもらっても原因が解らず、最後にはステアリングギアボックスの交換となりました。その後は全くスムース
(自然な状態) で問題はありませんでした。
私自身はあまり気にしていませんでしたが2年位たった頃からフロントスカートと運転席ドアの塗装の一部でクリアー層がはがれたような状態になりましたが、放置していました。
それから、車検前になってからリアフェンダー付近ののスポット溶接が剥がれたのではないかというような異音がでるよう
になりました。ハンドルを切った状態からアクセルを踏むと (右か左か忘れましたが) リアフェンダーから「ボコッ」という感
じで、鉄棒か何かでフェンダーを叩いたような音がするようになりました。これはトラブルというより経年変化ともいうべきボ
ディーのへたりですね。

消耗品は?
よく交換した消耗品は次のとおりです。
・ブレーキパッド
・ブレーキローター
・エンジンoil
・ミッションoil
・デフoil
・タイヤ
・ショックアブソーバー
ご存じのようにブレーキやoilは特にサーキットで消耗が激しいです。ブレーキパッドはいくつかの社外メーカーを試しました が最終的にはNISMOのものに落ち着きました。ブレーキローターはやや消耗は早いですがN1用がおすすめです。ショック アブソーバーはノーマルの 「へたり」 を感じた時点で ビルシュタイン に交換しました。ノーマルスプリングとビルシュタイン の組み合わせは私程度の素人にはとてもバランスの良いものでした。サーキットでの「競争」には他の組み合わせがある と思いますが、そのほかの場面ではいかなる場合でも「自信を持って」突っ込んでいけるような感触がありました。
クラッチは7万km位で交換。
ミッションも4速のシンクロの消耗のため途中で乗せ換えました。クレーム扱いでした。
アッパーリンクは9万km位で交換。この部品はR32の弱点なのでもっと早めの交換が良いと思います。
10万kmが間近になったところでタイミングベルトを交換しました。交換直後に限っては5000rpmより上で得られていたいつものパワー「感」が若干鈍ったような
感じがしました。

どこに手を入れた?
最初の3年間はほぼノーマル状態です。上記のように消耗品のみ社外品を試していました。その後手始めに
・マスターシリンダーストッパー
・フロントストラットタワーバー
を入れました。両者ともに明らかに効果がありました。マスターシリンダーストッパーによってブレーキの効きが明らかに 「リニア」なレベルに近づきました。しかしその分ホースなんかに負担がかかっていたのかもしれません。 タワーバー装着 では改めてボディーのへたりを認識した次第です。
その後「車両法改正」もあり、車検を機に「カッコ優先」で車高を3cmほど low down してみました。
・NISMO D-type スプリング
・オーリンズ ショックアブソーバー
の組み合わせです。スプリングレートはノーマルとあまり変わりません。
車検代と合わせて大変な出費となりました。それはともかく、これらの結果サーキットで著しいタイムアップなどということ も全くなく、体感的にも「早くなった」とか「走りやすい!!」などということもありませんでした。私のセッティングの問題かもし れませんし、「素人さん」にはストロークの より大きい サスがあっているのかもしれません。はっきりとした効果としては 劇的な「乗り心地悪化」 でした。もう少し若ければ!?それもまた楽しかったかもしれませんが、長距離をゆっくり走る時はち ょいと辛かったように感じました。しかし、オーリンズでいろいろと減衰力をいじってみることで勉強にはなりました。その後リアのストラットタワーバーを入れると、それまでの前後バランスが ガラッ と変わりました。へたったボディーにタ ワーバーは効きます。タワーバーを入れる前の 弱った 車体は足まわりからの入力を吸収、分散させてしまって サスペンション の仕事を横取りしていたかのような印象です。 [詳細はこちらをご覧下さい]
そういえば、 low down 直後から、高速道路でふらつきを感じるようになりました。さらに雨の高速道路でフロントが浮きやすくなりました。 low down 以前との比較から、タイヤの溝残量だけの問題ではないようだし、「これはアライメントの問題かなぁ」 と疑いました。しかし、ディーラーとはアライメントの取り直しは約束していたし、いかんせん、こちらは素人ということもあって「疑い」を持ちつつもそのまま乗っていました。しばらくするとタイヤが偏磨耗しています。内側の減りが激しいようです。そこでディーラーにアライメントの再 check を要請、check 前後の結果を示すシートも もらうようにしました。すると、どうやらフロントがトーアウトだったようです。あくまでも推測にすぎませんが、 low down後 アライメントは取り直さずサイドスリップだけを check したのではないか・・・という疑問も生じました。 [アライメント測定結果はこちらをご覧下さい]

維持費は?
ただでさえ本体価格が高いんですから気になります。町中を中心とした使用であれば (そういう人はなかなかいないかもしれませんが) 一般の国産車なみでしょう。サーキットで楽しもうと思ったら メンテナンス費用を中心に いろいろと かかります。この車で素ノーマル状態で走っていると オイルやブレーキが すぐに"ね"をあげてしまいます。純粋にサー
キットで楽しみたいならシピッククラスがおすすめです。そのほうが楽しいし、経済的です。(あたりまえですね)
そのほか
新車の時点でエンジンに マイクロロン を入れました。oil管理が悪くてトラブるケースがあると聞いていたからです。おかげさまで最後までエンジンはトラブルフリーだったようです。(本人が気づいていないだけかもしれないが) ちなみに、パーツ交換、整備などはすべてディーラーでやってもらっていました。
さらに・・・
<サーキットでの費用について>
山梨県のいわしやさん、コメントありがとうございました。
サーキット走行は車に負担をかけますので オイル を中心にメンテナンス費用がかかります。私の場合エンジンオイルに関しては可能な限り オイル交換前のタイミングに合わせて走りに行くことで交換回数を増やさないようにしています(節約)。ミッションオイルも3、4回に1回は交換していました。当然ですが、ブレーキやタイヤも消耗します。それなりの出費がかさみます。
サーキット走行自体の費用ですが、私の場合、東北地方(福島県)の某サーキットのライセンスを持っておりまして、ライセンス取得者であれば予約の上、30分間のスポーツ走行枠が保険料込みで平日3000円で走れます。休日は1000円増しだったと思います。 こちらのサーキットでは、ライセンス無しで1日8000円、半日5000円で走れるコースも出来たようです。土曜はナイターもやっているようです。 ちなみに、私が走りに行くサーキットでのライセンス取得には 受講料33000円(入会金、年会費含む) で、一般的な座学の後、実技(ペースカーについて走るだけ)で終わりです。このサーキットでは基本的にヘルメットとグローブをはめて、4点式のベルトをして、車にゼッケンを貼り、ランプ類に飛散防止のテーピングをすれば走行可能です。服装は腕や足を露出しない物であれば可です。ロールバーは今のところ義務化されていません。(私もロールバーは組んでいません) 本来はオイルキャッチタンクとともに必要な物であるかも知れません。
以上、サーキットによって事情は異なると思いますが、参考になれば幸いです。(以上、H9,12/26現在)
最終更新 H9/12/26


