ずっと走り続け、迷いに迷い疲れ果てたシャワーズ
シャワーズ「戦争なんて・・・」
今は亡き祖父のことを思い、夜空の星を見上げ涙するのだった
ふと眺めると、一面の闇のなかに一つだけポツリと明かりが見えた・・

シャワーズ「誰かの家かも・・休ませてもらえないかな・・・」

疲れた足をふたたび前へと進めるのだった。


メタモン「ただし、あるいは力になってくれるかもしれない奴等もいるわ」

ブースター「え?」

メタモン「ピッピ、プリン、トゲピー、ラッキーといった妖精たちよ。
奴等はこの里にも普段は姿を見せない変わり者なんだけどね。
基本的に争いを好まないポケモンたちだから、そういうことなら協力してくれるかもしれない
里の外れにある幸せの塔を拠点としているわ」

ブースター「ありがとう、メタモンさん。僕、行くよ」

メタモン「気をつけて。幸せの塔は一筋縄では行かない場所よ。きっと困難な道のりになる」

ブースター「ありがとう。
……戦争が終わったら、きっとまた遊びに来るよ」


闇の中にともる明かりを目指し、進むシャワーズ
かなり近づくと、どうやらそれはあかあかと燃えるかがり火のようだった
シャワーズ「・・・」
岩陰からそっと炎をのぞき見る。

シャワーズは息を飲んだ。それはかがり火などではなく、静かに座している
一匹のほのおポケモン・・・修行合宿に出かけたきり消息不明の
ブースターに違いなかった。

今ほど彼がかっこよく、そして恐ろしいと思った事があっただろうか。
(私は、彼と戦うのだろうか。ううん!そんなことないもん!)
しかし、心のどこかで不安をかくせないシャワーズだった