虹の休憩室
調べごとはありません。ちょっとお休みください。
「涙のあわ」       虹野 博

涙がひとつぶ 川におちた
わたしは 川べに立っていた
おちた涙は いちどしずんで
また ういて 小さなあわになった

小さなあわのなかに
涙が小さく はいってる
なぜって わたしの涙には
小さな虹の しるしがついてたから
小さなあわにも
小さな虹の しるしがついているから

虹いろの 涙のあわは
しずんだり ういたりしながら
ゆっくり ゆっくり
ながれていった


「銀河」
            加藤 荊(1997.6)

夢映す 白銀の 水脈(みおびき)遥か
果てしなき願いは 降りそそぐ光の流れに
優しき愛よ 生きることの喜び
限りある命は煌(きら)めく
すべてを赦(ゆる)す
星の光にいざ導かれん

悠久の 宙(そら)仰ぎ 望みは遠く
窮みなき思いは 凍りつく光の渦に
かすかな愛よ 生きることの悲しみ
限りある命はゆらめく
すべてを見つめる
星の流れにいざ身をまかせん

君とともに 傷つきて 命尽きても
終わりなき旅路に 力強(つよ)き光の舟よ
激しき愛よ 生きることは戦い
限りある命は燃え立つ
すべてを照らす
星の林にいざ漕ぎいでなん